10月から観光客受け入れを検討しているらしい。
10月1日からプーケット限定で外国人観光客の受け入れを試験的に開始する案を政府に提案し、大枠で合意したとの事です。提案の内容としては、プーケットのホテルで2週間の隔離検疫を行い、陰性の確認が取れ、他の地域への移動を希望する場合にはさらに1週間の滞在後行けるようになるという内容のようです。
ただ、こちらは今後詳細の検討をおこなっていくため、現時点の内容はあまり参考にならないと思います。
一般旅行客はまだ来ない?
上記の取り組みが開始されたとしても、プーケットの全てのホテルに滞在できるわけではないと思うので、14日間のホテルパッケージは現在のASQパッケージと同等程度の金額になるのではないでしょうか。
現在は、日本からタイにくるために、航空券+ASQのパッケージ+保険で50~60万円程度かかるのですが、この金額と同等の金額であればそこまで払ってタイに来たいという方はそこまで多くないと思います。日本に帰国後にも14日間の隔離検疫があると思うと、休みを利用してタイに来るというのは難しいと思います。
国内旅行の観光客が減る?
プーケットが上記の取り組みを開始した場合、現在のタイ国内の観光客受け入れに否定的な意見を見ていると、タイ国内旅行でプーケットに行こうという人はかなり減ると思います。
何人くらい入国させられるか分かりませんが、医療体制を考えるとそこまで多くの人を受け入れる事は難しいのではないでしょうか。
最近はタイの国内旅行のキャンペーンで国内旅行をする人は増加している印象なので、この取り組みの対象地となった場所はトータルでマイナスになりそうな気がします。
非常事態宣言は9月末まで延長
タイ政府は現在8月31日までとなっていた非常事態宣言の期限を9月30日までの1ヵ月間延長すると発表しました。
これで5度目の延長となりますが、出入国の管理や第2波に備えて非常事態宣言の継続が必要との判断との事です。この非常事態宣言により政治集会の取締りや制限は行わないとの事です。
反政府デモが活発化
現在、反政府デモが活発化しており、16日に行われた反政府デモは参加者が1万人程度とかなり大規模な物となりました。2014年の軍事クーデターからプラユット首相が政権を握っており、現政権の退陣などを求めています。
当面はこういったデモが続きそうな気がしますが、激しい物にならなければ良いですね。一応大使館のデモの情報をチェックしておくと良いと思います。
治安も悪くなっている?
最近は、バイク強盗のニュースを見る回数が増えてきている気がします。新型コロナウイルスの影響で失業者が増加し、その数は800万人以上と予測されています。
また、タイのニュースでは失業や給与未払いやコロナによる減給といったニュースも多く流れており、経済が厳しい状況なのは間違い無いでしょう。
新型コロナウイルスの影響で収入を失った人も多く、こういったバイク強盗などの事件は増えていくと思いますので、特に夜間の外出は気を付けましょう。
さいごに
景気が悪化して、政府への不満も募り、治安も悪くなり、会社の倒産も今後さらに増加してくると予想されており良い状況とは言えませんが活気は戻ってきているように感じています。