
タイで見る不思議な光景、みんな急に止まるけど何⁉
バンコクで生活をスタートしたり、バンコク旅行に来るといくつかの驚くことがありますが、その中の一つが、「朝6時」と「夕方6時」の1日2回、今まで歩いていた人が急にピタッと止まって動かなくなる光景です。
一番初めは何があったのかと不思議でしたが、タイ人に聞いてみたところ国王賛歌が流れている間は 忠誠と感謝の気持ちを示すために立ち止まって国王賛歌を聞くという事です。
1日2回の国王賛歌
タイでは、朝8時と夕方18時の2回上記の「国王賛歌」が流れます。
タイの国民は国家・国王への経緯を示すために「国王賛歌」が流れている間、起立をした状態で動かなくなります。
タイに来た当初、出勤の際に急にみんなが止まったので、びっくりした記憶があります。外国人の場合には特に止まらなければいけないルールは適用されないとの事ですが、みんなが静止し直立不動になっている中を動く事はなかなか難しいかもしれません。
タイ旅行中はタイにありがとうという感謝の気持ちを持ってタイ人と一緒に立ち止まって見ても良いでしょう。
タイでは国王は神聖な地位にいる。
タイの憲法で、国王は「崇敬され神聖な地位にあり、何人も侵すことはできない」と定められています。
タイは王室や国王を侮辱するような発言をした場合に不敬罪で逮捕される可能性があります。
マスコミ関係ではない一般市民であっても王室や国王についてSNSなどで批判してはいけません。
最近は表現の自由を尊重し、不敬罪での逮捕は減少傾向にあるとの事ですが、国王を尊敬しているタイ人の前で王室に関してひどい発言をした場合には、喧嘩になる可能性が高いので注意してください。
日本語は分からないだろうと思って発言してタイ人に囲まれたというような事もあるので、発言には注意しましょう。
さいごに
みんながピタッと止まっている中、動いている人もいるので止まらないといけないという事はなく、自発的にみんな止まっているのでしょうか。
観光で来た方は是非、BTSの駅などでみんなが止まる様子をチェックしてみてください。