タイと日本の物価を比較してみた。
タイでの生活というと物価が安い、生活費を抑えて生活できるというイメージがあると思いますが、本当にそうなのでしょうか?
今回はタイと日本の生活にかかる費用を比較してみました。
住居費
バンコク内でもエリアによって家賃はかなり変わります。
BTS沿いのスクンビット沿いの地域は日本人も多く家賃も高いですが、郊外や移動に不便な場所を選べば家賃を安いところを探すことが出来ます。
いくつかの物件でタイバーツ換算して比較してみます。タイの価格を元に新宿でどの程度の物件を借りる事が出来るかで比較してみます。
■バンコク中心部物件情報
内容 | アクセス | 家賃月額 | 広さ | 円換算 |
中心部 – ワンルーム | プロンポン駅徒歩10分 | 17,000THB | 38平米 | 約56,200円 |
中心部 – ツーベッドルーム | 35,000THB | 70平米 | 約115,700円 |
・物件:38 プラス(38 Plus)
トンロー駅徒歩10分以内とバンコク中心部の物件です。スイミングプール、フィットネスが完備されている物件。
■東京中心部物件情報
バンコクの上記の2つパターン「ワンルーム」と「ツーベッドルーム」と同額でどの程度の物件に住めるかで比較してみました。
内容 | アクセス | 月額家賃 | バーツ換算 | |
高田馬場 – ワンルーム | 高田馬場駅徒歩10分 | 56,000円 | 12平米 | 約17,000THB |
西落合 – ツーベッドルーム | 落合南長崎駅徒歩5分 | 115,000円 | 47平米 | 約35,000THB |
・物件①:(ワンルーム)エイブルリビング 1階 ワンルーム
高田馬場徒歩10分以内の物件ですが、狭く設備も整っていない物件です。
・物件②:(2DK)グリーンヒルズ西落合
西落合の物件、バンコクの物件と比較すると狭く設備も整っていません。
住居費はバンコクの方がかなりお得!
東京の新宿周辺とバンコクのトンロー・プロンポン周辺で比較しましたが今回の比較を見る限りバンコクの方が家賃はお得と言えるでしょう。
両方ともさらに価格の安い物件や高い物件を選ぶこともできますが、両方ともバンコクの方がコスパの良い物件が多くあります。
食料品
生活に欠かせない食料品や飲み物の価格をまずは比較してみました。
大手のスーパーの価格を元に東京の価格はバーツに換算して表示しています。
■バンコク・東京:食料品比較
項目 | バンコク | 東京 |
価格*THB | 価格*THB換算 | |
日本米1kg | 59 | 152 |
ミルク1L | 45 | 59 |
パン1袋 | 19 | 63 |
卵12個 | 73 | 70 |
鶏肉1kg | 161 | 249 |
牛肉1kg | 504 | 691 |
水1.5L | 13 | 37 |
ビール500ml | 60 | 83 |
食料品の金額はあまり差が無い。
上記の価格を見る限り、水やパンなどタイの方が安い物もありますが、基本的にはそこまで物価に大差ないという結果になりました。また、日本のお菓子やお米やお肉の品質にこだわり始めると、タイの方が圧倒的に金額が高くなります。
タイの方が物価が安いというのはローカル品質の商品を購入するときや、タイで採れるフルーツなどという印象です。
外食代金
タイはあまり自宅で料理を作らずテイクアウトや外食をする人が多いので比較的安い物も多くありますが今回はローカルの屋台飯などは除いて価格比較をしてみます。日本とタイでチェーンがある価格を元に東京の価格はバーツに換算して表示しています。
■バンコク・東京:外食比較
項目 | バンコク | 東京 |
価格*THB | 価格*THB換算 | |
ビッグマックセット | 189 | 181 |
すき屋の牛丼(並) | 79 | 106 |
SUBWAY ツナ (R) | 95 | 127 |
SUSHIRO | 40 | 30 |
スタバ アイスラテ トール | 120 | 127 |
チェーン店の価格を見てみると日本とタイではあまり差が無く、タイは日本と比べて特別安いという事はありません。ただ屋台飯などは安いので一部日本円換算でご紹介いたします。
■バンコク 屋台の料金目安
項目 | バンコク | |
価格*THB | 価格*円換算 | |
カオマンガイ(チキンライス) | 40 | 131円 |
クイッティアオ(タイヌードル) | 40 | 131円 |
ガイトート(鳥の唐揚げ) | 30 | 99円 |
ムーピン(豚の串焼き)1本 | 5~10 | 16~32円 |
タイの屋台は価格的には安いですが、量は少し少なめです。価格はお店によってかなり幅がありますが平均的な料金は上記のイメージになると思います。毎日タイ料理を食べれば食費は安くできるでしょう。
食べるお店によって食費はまちまち
上記の通りレストランでの外食に関しては日本とそこまで違いはなく、日系の居酒屋などに行けば1人1,000バーツ(3,300円)程度は普通に使うと思います。ローカルレストランや屋台を使えば食費を抑える事が出来ますが毎日タイ料理というにはかなり厳しいでしょう。
日本と同程度の食費がかかるという風に考えておくと良いと思います。
日用品
タイでも日本と同じ日用品が必要なので生活するうえで日用品の価格は意外に重要です。今回は生活に欠かせない物を中心にご紹介いたします。
■バンコク・東京:日用品比較
項目 | バンコク | 東京 |
価格*THB | 価格*THB換算 | |
トイレットペーパー | 160 | 143 |
L’Oreal Paris シャンプー | 159 | 500 |
頭痛薬(タイレノール) | 30 | 221 |
食器用洗剤(約800ml) | 59 | 105 |
歯磨き粉 | 52 | 136 |
日用品はタイの方が安い
日用品はタイの方が安い物が揃えやすいと思います。品質やメーカーにこだわる場合には高い金額を出せばある程度の物は揃える事が可能だと思います。ツルハドラッグやマツモトキヨシ、ドン・キホーテなどもあるので、金額は高いですが日本と同じような物を揃える事も可能です。
交通費
交通費も生活にかかる重要な費用です。よく使われる交通手段をチェックしてみましょう。
項目 | バンコク | 東京 |
価格*THB | 価格*THB換算 | |
タクシー初乗り | 35 | 182 |
電車(BTS/山手線:5駅) | 33 | 51 |
ガソリン(Gashol95/ハイオク) | 35 | 50 |
交通費はタイの方が安い
上記の通り交通費に関しては日本よりタイの方が安いという結果になりました。特にタクシーの初乗りはかなり安いので日常的にタクシーでの移動をするという人も多いでしょう。また上記には入れていませんが飛行機も安いので近隣諸国やタイ国内への旅行の際に飛行機の利用はかなり手軽に使えます。
さいごに
今回比較したものではタイの方が安い物が多いという結果になりました。特にある程度ローカル商品を購入する事で生活費かなり抑える事が可能でしょう。
ただ、食費や外食に関しては日本食などを中心にすると日本より高くなると思います。
また、タイの方が圧倒的に物価が安いと考えてタイ生活を始めると思ったよりお金がかかるという事に気づくと思います。タイに来る前にオンラインショップなどで物価をチェックしてみると良いでしょう。