スマホのセミナーや講習は初心者向けの物が時々あるくらいで、中級・上級者向けの物はあまりなく、初心者向けの物も定期的に開催されているわけではない為、タイでのスマホデビューやタブレットデビューをした人が100%スマホの機能を使いこなす事なく、日常を過ごしているような気がします。
ただ、このスマホの塾を難しくしているのが機種の豊富さですね。例えば、スマホで長さを図る機能や、顔認証・指紋認証など機種によってついている機能に若干の違いがあり、全員に共通の講習がしにくいという点があるだとおもいます。
最低でもiOSとAndroidを分けて講習をすれば何とかなるかなとは思います。
何故スマホの塾が無いのか考えてみた。
スマホ塾があっても目標が分からない。
塾というからには最終目標が必要でしょう。学習塾であれば学力をアップして○○大学合格、英会話の塾であればTOEIC○○点合格のようなイメージがあると思います。なのでスマホの塾にも目標設定が必要でしょう。
「楽しくLINEが使える」や「SNSを楽しく使える」では目標が浅いので1回~2回の講習でゴールを迎えてしまうため、塾というよりは単発の講習で終わってしまいます。
少なくとも毎週1回×12ヵ月=48口座で何かをめざせるという塾にする必要があります。
使っているうちに自然と理解できるようになる。
スマホは基本的には誰でも分かりやすく作られているので、基本さえ押さえてしまえば自然と使い方を理解できるようになってくる為、段々塾という存在が不要になってくるという場合も多くあるでしょう。
分からない所を聞けるコンシェルジュ的な役割は重要ですが、教える内容が決まっている塾という存在はなかなか流行らないように思います。
これが、塾ではなく単発の講習がメインになっている理由なのだと思います。
すぐに知りたい内容は人それぞれ違う。
スマホは毎日使う事なので、困っている事、知りたいこと、すぐに解決したい事が24回目の講座にそれがあったとしても全く意味がないと思います。
これも塾にしても意味がない、塾としてのニーズが無いのでしょう。
スマホの塾をどうすればできるのか考えてみた。
一度、場所や講師の話は置いておいて、スマホの塾を行う方法を考えて見ました。
基本は講習のみ、そこからの専門的な内容を塾にする。
最初は、全5回くらいの初心者講習でスマホの基本機能を全てマスターしてもらい、ココの内容はどの講習でも単発で受講できるようにする。同じ講習を複数回受けたり、理解している所は飛ばして受講したり出来るようにする。
塾部分は日常ではまず使わない内容にする。
塾の部分は日常利用ではなく、スマホを使ってここまで出来る!という内容にすべきなのだと思います。
イメージで言うと、
■ スマホでマーケティング
■ スマホで写真撮影
■ スマホでポスター作成
■ スマホで動画作成
■ スマホでLINEスタンプ作成
適当にかいてみましたが、かなり内容を深くしていけば48講座いけなくも、、、無いかな、、、、?というくらいですね。もう少し考えればもっと面白い内容が出来るかも知れません。
塾単体でのビジネスは厳しそう
この塾の月謝として、いくら払う人がいるかというと、せいぜい1,000~1,500THBくらいではないでしょうか?私も1,000THBなら受けても良いかな?と思います。
仮に100人集めたとして、売り上げは月に10万バーツだけです。。。
1000人集められるのであれば、ビジネスとして成り立つ可能性もありますが、塾ってそんなに人が集まるもんなのですかね?
さいごに
ちょっとした疑問から考えてみましたが、「スマホを使った」という制限がある為、教えられる内容にも制限が出てくるので本格的な事は教えにくい。広く浅くの内容になりがち。という点がスマホの塾が無い理由なのかもしれないですね。ビジネスとしてはかなり厳しい内容になりそうな気がします。
ただ、特に子供や親子、シニアの方がスマホに関して勉強する場所は必要だと思うので、そういった物が誕生すると良いですね。