バルミューダのスマホ「BALMUDA Phone」が発売!
BALUMUDA(バルミューダ)がIT機器などを開発・販売する新ブランドBALMUDA Technologiesを立ち上げ、その第1弾の製品となる5Gスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表しました。
かなり前からバルミューダがスマホを出す!と話題になっていましたが、その内容はどうだったのでしょうか?
SIMフリーモデルの価格は税込10万4800円⁉
BALUMUDA(バルミューダ)が出した「BALMUDA Phone」の価格は10万円以上とかなり高額です。
おしゃれなデザインや性能も高い独自の製品が注目を集める家電ベンチャーで数々のヒット商品を開発しています。
価格に関しては高級路線を進んでいたので、スマホも高額だろうなと思っていましたが、スマホはデザイン以上に性能が求められるのでどの程度独自性を出してくるのか楽しみにしていました。
BALMUDA Phone の デザインは特徴的
スマホの外見は4.9インチの画面と曲線が特徴的なデザインです。
最近のスマホの中では小型の画面で、重さも138gと軽めなのは特徴だと思います。
こだわりだと思うのですが、背面も丸まっており、ベゼルも大きく正面から見ると10年前のスマホという印象で、レトロ感のあるデザインをめざしたのでしょうか?背面も曲線になっているので置いた時に不安定になりそうな印象です。
バルミューダファンが求めていたデザインなのかもしれませんが、個人的にじは少しもっさりとした印象です。
BALMUDA Phone の スペックをチェック
価格は10万円以上なので求められるスペックや尖っている部分がどこなのかチェックしていきます。
以下が BALMUDA Phone のスペックです。
製品名 | BALMUDA Phone |
サイズ | 約69*123*13.7mm |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
重量 | 約138g |
液晶 | 約4.9 inch |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdoragon 765 |
バッテリー | 2,500mAh |
充電方式 | Type-C (ワイヤレス充電対応) |
充電時間 | 約90分 |
対応バンド | 5G:n3 / n28 / n77 / n78 |
LTE:1/2/3/4/8/12/17/18/19/41/42 | |
3G:1/2/4/5/8 | |
GSM:850/900/1,800/1,900Mhz | |
メインカメラ | 4,800万画素 |
前面カメラ | 800万画素 |
NFC | Type A/B/F(Felica) |
生体認証 | 指紋 |
防水 | IPX4(生活防水)・IP4X |
・Snapdoragon 765で10万円はちょっと、、、。
Snapdragon 765を搭載している2021年に発売された端末をいくつか見ていきましょう。
・Pixel 5a:51,700円
Pixcel 5aもRAM6GB・ROM128GBの価格ですが、バルミューダフォンの方が約2倍とBALMUDA Phoneを1台買う金額でPixcel 5aが2台買える計算です。
・Oppo Find X3 Lite:61,000円
OPPO Find X3 LiteはRAM8GB・ROM128GBです。カメラに関してもバルミューダフォンよりハイスペックで価格は約4万円安くなっています。
生活防水が付いているとはいえ、Baluda Phoneを単純に性能だけで判断すると50,000円くらいの性能と言えるでしょう。残りの50,000円がBaludaのブランド料だと思って買う人は買いましょう。
今後も独自路線を突き進むか
寺尾社長は発表会で「世の中にあるスマートフォンは、画一的になってしまっている。」と言っているが結局大衆が買う物はスペックが高く価格が安い物を選んでいるので画一的に見えるものの、尖ったスペックのモデルも出ているように思います。
今回のBALMUDA Phoneはデザインが変わってて、価格が高いという以外に特に特徴のないスマホという印象です。
BALMUDA ファンは買うかもしれませんが、特に尖った部分もなく独自アプリも特に面白い物は無かったという印象で、買いかと言われると微妙なスマホだなと思います。友人が買おうとしていたら辞めておけと言うレベルです。
スマホは1~2年に1回買い替えるので他の家電と比べて買う側もスペックと価格を比較することに慣れているのでスペックと価格がアンバランスな商品は選択されずらいでしょう。
BALMUDA がスマホを出すと話題になっていたので、もっと尖ったスペックで金額も20万円くらいの物を出せば良かったのになと個人的には思います。
今回のBALMUDA Phoneはデザインにこだわりたかったのは伝わりますが、それ以外に何を目指してどんな人に使ってもらいたいのかが全く伝わらないという感じです。
どのくらいのスパンで出すのか分かりませんが、次のBALMUDA Phoneに期待したいと思います。
さいごに
スマホは基本的にアプリで自分が求める中身にカスタマイズして使う物なので、ハード側に求めるモノは性能とデザインだと思いますが、今回のBALMUDA Phoneは5万円の性能でデザインも使いにくそうというイメージのスマホです。
どんな人がこのスマホを買うのか気になりますが、少なくとも社長や首脳陣はこのスマホを使いたいと思って開発していると思うのできっと使うのでしょうね。