スマホを使うメリット・デメリットについて
2021年時点の日本のスマホ所持率は小学生39.3%、中学生72.2%、高校生98.2%でとなり、スマホの所持率は中学生では多くの人が持っているという状況になっています。
自分がスマホを初めて持ったのは高校生の時でしたが、今や小学生がスマホを持つ時代になっているのですね。
そんな年齢に関係なくスマホを持つ時代になったからこそ、親子でスマホを使う際のメリットデメリットについて理解する事が重要です。スマホの使い方や危険性など色々な事を勉強しましょう。
● スマホを持たせるメリット
– 家族間のコミュニケーション交流が増える。
– 子供がぐずった時や手が離せない時に使う事が出来る。
– スマホで新しい知識が身に着けることが出来る。
– 子供と常に繋がっていられる安心感。
● スマホを持たせるデメリット
– スマホ以外でのコミュニケーションが減少する。
– インターネットへの依存
– 視力の低下の可能性
– 学力の低下の可能性
こうしてデメリットを見てみると携帯電話を持たせない方がいいように思われる方もいるのではないでしょうか。ただ、このインターネット依存や視力の低下、学力の低下の可能性があるというデメリット部分は家族でルールを設ける事で防ぐことが可能です。
メリットの恩恵だけを受けて、デメリットを減らして上手くスマホで付き合っていく事が今後の子供たちにとって重要な事だと思います。
子供たちはどんな端末でインターネットを使っているのか?
次に日本の親が子供たちにどんな端末を渡してインターネットを使っているのかを見ていきましょう。今、インターネットに繋がっている(繋げられる)ものが増えてきており、管理が難しくなっているともいわれています。
子供がインターネットを利用している端末 | |
スマートフォン | 63% |
格安スマートフォン | 3% |
子供向けスマートフォン | 2% |
契約の切れたスマートフォン | 6% |
携帯電話(ガラケー) | 2% |
子供向け携帯電話(ガラケー) | 3% |
ノートパソコン | 17% |
デスクトップパソコン | 7% |
タブレット | 30% |
学習用タブレット | 7% |
子供用タブレット | 0% |
ポータブル音楽プレイヤー | 8% |
ポータブルゲーム機 | 30% |
据え置き型ゲーム機 | 12% |
スマートTV | 5% |
内閣府の調査では、かなりの青少年がスマートフォンを使っており、子供向けスマホや子供向け携帯電話を使っている割合はすごく少なくなっています。
また、携帯ゲーム機やインターネット接続テレビ、ノートパソコンなども子供が利用する端末として高い割合となっており、子供向けのスマホや子供向けの携帯電話を使っているユーザーが予想より少ない数字となっています。
子供たちはインターネットを使って何をしているのか?
上記は9歳までの子供がインターネットで何をしているかの調査結果ですが、全ての年齢層で動画が上がっています。中には親御さんがお子様に動画を見せていればおとなしいからという理由で見せている場合もあると思います。
また、ゲームの利用率も高く、動画とゲームという目に影響を与えそうな物が多く羅列されています。どういう内容でどのように使うのかというのを親子で話して管理していく必要があるでしょう。
子供にスマホを持たせる際にルールを決めている?
小学校から中学校、高校と上がるにつれてルール決めが減少して行っていますが、全ての年代で保護者の方がルールを決めているという回答を行っているのは面白いですね。親はルールを決めているつもりでも子供はそう思っていないという事があるという事でしょうか。
小学生に携帯電話を持たせる際にもルールを決めていないというご家庭が20%あるようですが、ルールは決めた方が今後中学高校に上がるにつれてSNSなどを使い始める事を考えると小学校の内からルールを浸透させておくのが良いと思います。
子供にスマホどうやって管理している?
ほとんどが管理しているという回答ですが、子供向けの危機を使わせているが10%程度と低い数値になっています。「フィルタリング」とが約36%程度ですが、フィルタリングが子供を守る一番簡単な方法なので、設定するご家庭がさらに増えて行って欲しいです。
結局どういうルールを作ればいいの?
データを見ると管理はしているが、どのようにルール決めをしてどのように管理をしていけばいいのかというのがいまいちピンとこないままルールキメを行っているご家庭も多いようです。
ご家庭でルールを決めるのがベストなのでどういった方法で管理するかはご家庭で決めるべきですが、こんな管理方法はいかがですか?という提案を行わせていただきます。
● アカウント作成時は子供の情報を理解しておきましょう!
お子様用のアカウントを作る際には親御さんも情報を知っておきましょう。これは常に監視するという意味合いよりも緊急時にスマホ(お子様)の場所を確認したり、何か心配な時に確認できたりと便利です。
● 視力の低下を防ぐために時間の設定を作りましょう!
視力が1.0以下の子供が全体の3割程度を占めており、低年齢で視力が落ちていくと禁止になりやすく将来的に困る可能性もあります。「○○分使ったら○○分休憩」というような時間のルールを来ましょう。
● スマホへの依存度を減らすために、使っていい時間とダメな時間を分けましょう。
スマホを触りながらご飯を食べたり、寝る前にスマホを見ながら寝たり、長時間惰性で使い続けているうちにスマホが手放せなくなる場合が多いです。そういった環境ではなくスマホを触れない時間を決める事をおススメします。
● ルールを守らない時の罰則を決めましょう。
ルールを決める以上はルールを守らない時の罰則もその際に決めておきましょう。「スマホを〇日間使えないようにする」「スマホを解約する」など方法はいくつかあると思います。
ルールを決める際に
ルールを決める際ですが、親からの一方的な押し付けにならないように気を付けてください。
何故、このルールが必要なのかを親子でしっかり話し合ってルールを作る事が重要です。スマホを持たせる際に是非親子で話合って色々な事を決めて行って欲しいと思います。
さいごに
最近はロボティクスやAIなどの知識を若いうちから勉強することが非常に重要とされておりますが、PCやスマホなどのネットリテラシーは基本としてAIリテラシーなども重要視されています。
自宅でできるネットリテラシーの勉強は自宅で親子で身に着けていくのをお勧めします。