当ブログ内の記事にはプロモーションを含む場合がございます。

ゲーム依存症・ゲーム障害って知ってます?ゲーム中心の生活になってないですか?

ゲーム障害って病気なの?

ゲームへの依存が深刻化して日常生活が困難になる病気を「ゲーム障害」という名称でWHOが正式に病気として認定しています。

最初は「なんとなく暇つぶしに」「ちょっとした息抜きに」「楽しそうだったから」という軽い感じでスタートするゲームですが、特にスマホゲームの場合には、空いた時間にサクッと遊べることから、気付いたらスマホでゲームをしている状況になりやすいです。

傍から見ると、「ゲームにはまっているんだな」「スマホゲームが好きなんだな」程度の認識でそこまで異常には見えない状況でゲームへの依存が進んでいきます。

以下のような状況が12ヵ月以上続き、生活に重大な支障が出ているような場合に「ゲーム障害」と診断される可能性があるとの事です。

①ゲームする時間や頻度を制御できない。
②ゲームする事を最優先にする。
③問題が起きているのに辞められない。

ゲーム障害で様々な支障が出てくる

ゲーム障害により社会生活に以下のような支障が出てくるとの事です。

①視力の低下
これは長時間画面を見続けてゲームをする事により、視力が低下するという症状がでてきます。

②肺活量の低下
ゲームに時間を割く事で、運動量が減少し肺活量が低下するとされています。

③イライラしやすくなる。
ゲーム障害(ゲーム依存症)になると、ゲームを出来ないことに対して苛立ちを感じるようになります。

④睡眠障害
ゲーム障害になると、寝つきが悪くなるくなったり、眠れなくなったりと睡眠障害になりやすいです。

なんとなく、10代や20代の若者がゲームに依存しゲーム障害になると思われていますが、意外に30台、や40代のゲーム障害の人も増加傾向にあります。これはスマホゲームが普及した事が原因とされています。

ゲーム障害の人を見分けるには

ゲームでの睡眠不足により、仕事や学校をサボったり、遅刻したりするようになったり、ゲームへの課金金額の増加、ゲーム優先の生活などの症状が出てきます。
以下の4つの項目に該当する人はゲーム障害の可能性があります。

① ゲームの時間や頻度が多く自分でコントロールできない。
②仕事や勉強などに支障をきたしてしまう程ゲームをやってしまう。
③日常生活の中でお金を使うのもゲーム(課金)が最優先になる。
④金銭面や体調面、仕事・勉強面で問題が出てもゲームを辞められない。

上記のような症状が出てきた場合に、ゲーム障害の可能性が高くなります。
ただ、ゲーム障害の人はなかなか自分がゲーム障害である事に気付けず無いことが多く、周りの人たちが気付いてあげる必要があります。

「週に1日ゲームをしない日を作る。」や「ゲーム以外に趣味を作る」、「体を動かして健康的な生活をする」など予防策もいくつか上げられていますので、軽度の依存の時にこういった予防策を試してみるのは良いと思います。

ゲーム依存には治療が必要

ゲーム依存は先にも記載した通り、WHOが正式に病気として認定しているのですが、日本でも2022年から施工される「国際疾病分類の第11版(ICD-11)」にも依存症として追加されます。

依存症というと、アルコール依存症やドラッグ依存症と同じような扱いになります。
大阪府枚方市にある大阪精神医療センターでは、複数の患者が一緒に取り組む集団治療プログラムが開始されるなど治療法の検証を行っているようです。

基本的な治療法としてはカウンセリングなどで行動の改善を促すという治療法が主流なようですが、なかなか効果が出にくいとの事で今後上記のような合宿型の治療方法も増えてくるのでしょう。

さいごに

最近のオンラインゲームなどはゴールが特になく、常にランキングで競うような物も多く、一度始めるとなかなか辞めにくく、ガチャというシステムで課金を続けて引くに引けなくなるという状況も有るようです。

ストレス発散や趣味としてのゲームは悪い物ではないと思うので、適度に自分をコントロールしながら時組むようにしましょう。また、周りにゲーム障害の人がいる場合には、積極的に遊びに誘うなどしてみるのもいいと思います。