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コロナの時の情報を色々まとめてみた!仕事や買物・広告など色々変わった!

アフターコロナの世界と言われていた頃をまとめてみた

2020年3月21日にタイでも非常事態宣言が出され、ソンクラン休暇も中止になりました。様々な業種が通常通りの営業が出来ず、3月~5月の新規赴任者のによる繁忙期を期待していた業種も大きなダメージを受けました。

最初は「いつ頃もとの生活に戻るかな?」「来年になれば元通りだろうか?」と考えていましたが、このコロナにより、今までと消費習慣や行動の変化は必ず起こるでしょう。

そんなアフターコロナ、もしくはウィズコロナを想定し、新しい世界に合わせて自分が変わっていかなければいけないと考えています。

コロナでよいた聞くキーワードなど

コロナの時期によく聞いたキーワードをご紹介いたします。

Shut-In Economy

最近、Shut-In Economyという言葉を聞き確かにこのキーワード今度意識する必要があるかもしれないと思いました。コロナでの外出自粛も2ヵ月が続き、私自身も室内での消費が増えました。Shut-In Economyを日本語にすると「引きこもり消費」というイメージでしょうか?

この期間に感じた事ですが、空いた時間にサクッと自宅で使えるサービスが意外に充実しており、遠隔サービスが想像以上に快適だったことです。

余り動いていなかったこのブログを、勉強がてら独自ドメインを取得してはてなブログから引越したのですが、その際にUdemyを使い自宅学習しながら簡単に作業を行えました。これは全ての教育事業にも言える事で、例えばいくら評判が良くても自宅から遠い語学学校に通うという人は減ってくるのではないでしょうか。

リモートワーク

今まで私はリモートワークという言葉をあまり聞いたことが無かったですが、今回の外出自粛でリモートワークという言葉を聞きました。

今まで、オフィスで働くのが当たり前だと思っていましたが、自宅でも環境を整える事で充分オフィスとして機能すると言う事を感じたと思います。もちろん店舗での接客などが必要な業種は不可能ですが、業種や職種によってはリモートワークを認めるケースも増えるのではないでしょうか。

例えば、育児が必要な従業員は月の内○○日までリモートワークを認めるというような育休とは違った形もありだと思います。

出社しなくて良くなると言う事は、様々な義務付けられていたことが無くなるので、自主性を持って仕事をしない人は何をすればいいのか指示待ちになり仕事が全く進まないという状況にもなるでしょう。

コロナ前とコロナ後で活躍するスタッフが変わってくるかもしれません。

オンライン化の拡大

今回のコロナでいろいろな業種が自宅と店舗をオンラインで繋げてサービスを提供する事を考えたのではないでしょうか?

今までもオンラインで顧客と繋がっていた業種はさらなるオンラインサービスの拡充を、オンライン化できていなかった業種でもオンライン化を進めようと何か対策を考えていると思います。今までデリバリーサイトにサービスを提供していなかったレストランが急遽デリバリーサービスに出店したりというような事もこれもオンライン化の一種です。

顧客とのオンラインでの繋がりやより上流での顧客へのアプローチにもオンラインを活用する機会が増えてくるでしょう。

また、職場においても今までメールだったものが、いまではチャットに変わり、それに加えてビデオ会議やビデオでの打ち合わせなども増えてくるとよりオンラインが重要な世界になってくるでしょう。

色々、私の予想を書いてきましたがこの後どういった変化が起こるかは分かりませんが、まずは自分に出来ることや、自分が会社に出来る事を考えて自分自身を成長させていく事が重要です。

マネージャ―クラスの人であれば自社のミッションを再確認し、この状況でどのようにミッションを達成して行くべきかを考えるのも良いでしょう。

今回のコロナはまさに、ビジネスのスタンダードは急激に変化をすると言う事を再認識させてくれました。次の時代でも活躍できるように柔軟な考えと積極的な行動で進んでいきたいと思います。

コロナで転職市場にも変化!

コロナの影響で転職市場にも大きな変化が訪れており、コロナ前とコロナ後では求められるスキルなども変化をしています。そんな激動の時代だからこそ自分の市場価値を知っていく事が重要です。

市場とは転職市場を指し、自分が転職という市場でどのように評価され、どのような価値があると判断されるのかという事ですが、なかなか自分で自分の市場価値を正確に判断することは難しく、自分の市場価値を理解できているという人は少ないのではないでしょうか?

ではどうやって自分の市場価値を確認していけばいいのでしょうか?

転職市場を知る人に聞くのが一番簡単

転職を経験したことのない人は、自分が今の会社でこんな仕事をしてきてこんなスキルを持っているという事は理解していると思いますが、果たして他社からそのスキルに対してどの程度の価値を感じるかという点においては分からないでしょう。

今、現状貰っているポジションや給与が現在の職場からの価値の評価になります。
他の会社がその金額以上の価値を感じてくれれば、転職は上手くいくでしょうし、価値を感じてくれなければ次の転職では下のポジションや給与がへるという結果になるでしょう。

転職「する」「しない」に関わらず自分の市場価値を理解する意味でも転職エージェントを利用して、希望条件や希望ポジションに関してキャリアコンサルティングを受けてみると、現在の自分の市場価値市場価値を上げる方法を知る事が出来ます。

まずはおススメの転職エージェントをいくつかご紹介しますが、基本的には業種ごとにお勧めの転職エージェントは変わってきますので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

転職エージェントで面談を受ける、業種ごとおススメ+α!

転職エージェントに登録してキャリアコンサルティングを受けることにより、自分の考えている市場価値と世間が見ている市場価値の違いを第三者目線で分析してもらう事が可能です。
また、自分の市場価値を高めるアドバイスやキャリアプランの相談なども出来るので、今まで転職エージェントを利用したことが無い人は是非利用してみてください。

ではおススメの転職エージェントをご紹介いたします。

JAC Recruitment

JACリクルートメントは高年収層に特化した転職エージェントで、管理職や専門職のなどの転職希望者がメインで利用しているサイトです。職種は経理、人事、総務、営業など幅広く対応しているので、どこで相談しようか悩んだらまず JAC Recruitmentを利用してみると良いでしょう。

日本国内の拠点も多く、1988年設立の老舗の転職エージェントです。

提案の幅・数が豊富!
案件数が多いのか色々なエージェントの中で一番提案力がありました。自分の希望条件や今後のキャリアプランなどから最適な提案をしてくれたと思います。まずはここに登録してみて損はないと思います。

こんな人におススメ
転職で年収アップを目指したい人
年齢28~55歳程度
年収600万以上の方
現在のポジション各部門の管理職・スペシャリスト

JAC Recruitment 公式WEBサイト

【外資系企業】エンワールド・ジャパン

外資系企業での自分の市場価値を確かめたい、外資系企業に転職したいという方はエンワールド・ジャパンが一番おススメです。外資系企業ではグローバルな日本人求人を求めているため、語学力を生かしたい海外での経験を活かしたいという人は一度無料面談を申し込んでみると良いでしょう。

転職希望者が何を求めているかを重視して面談を行ってくれ、無理に転職先を押し付けてくるという事もないと口コミでも好評な物が多かったです。口コミを1件ご紹介します。

丁寧な対応で満足
まず無料面談で色々お話をさせていただいたのですが、親切で丁寧な対応で安心して相談できました。対応も迅速でコンサルタントの方には非常に満足です。色々な提案をしてくださり非常に楽しく充実した転職活動が行えました。

こんな人におススメ
外資系企業やグローバル企業を希望する語学に自信がある人
年齢28~50歳
年収600万以上の方
前職のポジションマネージャー以上
語学レベルビジネス英語以上

エンワールド・ジャパン 公式WEBサイト

【不動産業界】リアルエステートWORKS
引用: リアルエステートWORKS 公式webサイト

不動産業界に特化した転職サポートを行っているリアルエステートWORKSは不動産業界のみの求人を取り揃えており2,000求人以上の求人情報が掲載されている。不動産業界特化のキャリアパートナーに相談する事ができるので、不動産関連の仕事をしていて、市場価値を確認したい人におススメ。

不動産業界に特化した人材紹介サービスなので、面談を通して自分に合った求人を紹介してくれます。

全然違う業種からの転職でしたが親身に相談にのってもらえました。
前職は証券会社で働いており、全く違う業種でしたが不動産投資に興味を持ち転職を決めた際に、こちらのエージェントを利用してみました。自分の専任アドバイザーのように親身に相談にのってもらえたおかげで良い会社に転職出来ました。

こんな人におススメ
不動産業界で働く20代~30代の方
年齢25~39歳
年収稼げる仕事を探している人
前職のポジションマネージャー以上

リアルエステートWORKS 公式webサイト

【IT エンジニア】レバテックキャリア

レバテックキャリアは日本で15年以上IT系に特化した転職エージェントで【ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1】にもえらばれているサービスです。大手の案件もかなりの数を取り扱っており、年収600万円以上のハイクラス求人がかなり多いので、自分のエンジニアとしての市場価値を確認するのに適しています。

エンジニアのキャリアを熟知したアドバイザーがアドバイスをしてくれるので、希望条件や現状を把握して最適なアドバイスをくれます。

エンジニアを理解してくれているので相談が楽
他の転職エージェントも利用していましたが、提案と希望のマッチングにずれがあるなと感じていました。今回レバテックキャリアを初めて利用したのですが、相談からエンジニアを理解している印象で多少難しい話をしても理解してくれてスムーズでした。

こんな人におススメ
IT・Web系エンジニアの経験がありキャリアアップしたい方
年齢25~45歳程度
年収600万以上の方
人気のポジションエンジニア全般
人気の言語Kotlin/Java/Swift/JavaScript/PHP

レバテックキャリア 公式WEBサイト

【29歳までの転職】ネオキャリア
引用:【公式】第二新卒エージェントneo

今までの転職エージェントは比較的キャリアがある人向けの物ですが、若年層やキャリアが無い人に関しては面談も行っていけない場合もあります。ネオキャリアに関しては29歳までのまだキャリア形成が出来ていない人に対してもしっかりアドバイザーが対応してくれます。

これからのキャリアアッププランをどうしようか悩んでいる人も、ネオキャリに相談してみると良いと思います。

キャリア形成の相談が出来るアドバイザーとして
これから今の会社にいてもキャリアアップをどうしていくのかが見えなかったので、ネオキャリアのキャリアアドバイザーさんが将来像などの相談をしてみたところ、自分の希望や適正にあった求人を提案してくれました。転職するしないに関わらず相談相手として使ってみるのも良いと思います。

こんな人におススメ
キャリア形成に悩む若年層
年齢18~29歳
年収不問
前職のポジション不問

公式】第二新卒エージェントneo

【スカウト待ち】リクナビNEXT

転職エージェントの利用は緊張するという人はリクナビNEXTに登録してスカウトメールを待つという方法もおススメです。どの転職サイトを使うか迷っているという人はまずリクナビNEXTに登録しておけば間違いありません。

履歴書や職務経歴書を登録して、スカウトをONにしておけば企業からスカウトメールが届きます。
届いた条件で自分の市場価値を一応確認することが可能です。

件数が多いので初めての転職におススメ
掲載件数がかなり多いので、どんな仕事があるのかチェックするだけでもかなり活用できます。スカウトメールはOFFにも出来るので不要な場合にはOFFにして利用することもできます。

こんな人におススメ
転職を検討しているすべての人
年齢18~
年収200万円~
現在のポジション全ポジションOK

リクナビNEXT 公式WEBサイト

自分のスキルをしっかり理解する

一般的に企業がその人の価値を計る際の判断基準としてヒューマンスキルテクニカルスキルコンセプチュアルスキルという3つのスキルが挙げられます。

ヒューマンスキルとは?

ヒューマンスキルとは同僚や取引先などの他社と良好な人間関係を構築できるかというスキルのことを指します。仕事をすう上で他社と円滑なコミュニケーションを行う事は非常に重要で特にマネージャークラスには必要な能力です。

一緒に働く人を理解し、モチベーションを上げたり、調整したりと数字ではなかなか見えない能力と言えるかもしれません。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは業務を行う上で必要なスキルや知識のことを指します。基本的なPCスキルやビジネスマナーなど汎用性のあるスキルはもちろん、職種に応じた専門スキルなどがテクニカルスキルに該当します。

これは資格として履歴書で資格として書かれたり、職務経歴書の業務内容にて見えてきます。ここはしっかり自分でも理解しておくことが重要です。

コンセプチュアルスキル

コンセプチュアルスキルとは、本質を理解し、個人や組織が持つ可能性を最大限まで引き出すことが出来るスキルを指します。これは課題の解決や目標の達成に欠かせないスキルとされており、マネージャーより上の立場の人に必要不可欠な能力です。

これは、職務経歴書で今までの仕事での課題解決や目標達成の実績や仕事への取組み方などから読み取れます。

今の会社に勤務する期間が長くなれば長くなるほど、これらのスキルを振り返って考える事はあまりないと思いますが、1年を振り返ってしっかりと自分の現時点でのスキルを理解し、必要に応じてトレーニングしていくと良いでしょう。

コロナで変わる消費行動!

バンコクではショッピングモール内のお店が開いておらず、ネットでの買い物が増加しています。

これはタイに限らず世界中で増加しており、コロナの影響で買い物という物が新しい形になったと言えるでしょう。特にタイなどの外出自粛や営業制限などが行われている国では買う手段が限定されるので仕方ないでしょう。

日本では2020年のネットショッピング利用率が50%以上になったようです。
ネットショップを見ているとついついそこまで欲しくない物も買ってしまいます。
最近私がLazadaで購入したものをご紹介いたします。

座椅子

最近、使っていないのに場所を取っていたソファーを撤去してもらって猫のくつろぐ場所がなくなったので、そこ代わりに座椅子を購入してみました。価格も安く大きさもちょうど良さそうなのでこれに決めました。

買って設置してみたところ、早速ベッドのように寝ていました。
気に入ってくれたようでよかったです!
人用に使うには結構薄いので、もう少し良いやつを買った方が良いと思います。

エアフライヤー

タイに来てから家で揚げ物をする事がなくなりましたが、冷凍のフライドポテトなどをおやつに食べたいと思い、油を使わず揚げ物が出来ると噂のエアフライヤーを購入してみました。

LAZADAを適当に見ている時に見つけて思わず衝動買いしてしまいました。
値段も安く、口コミも323件の口コミで評価も高いのでエアフライヤー入門用に良さそうです。
大きさは2.5リットルと小さめを選びましたが届いてみたら思ったより大きかったので、大きい容量の物を買う場合にはサイズに注意してください。

まだ使っていませんが、そのうち使ってみようと思います。

他にも細々したものを購入

センサーで開くゴミ箱

猫が中を覗いてゴミ箱をよく倒すので、中が見えないようにセンサー付きのゴミ箱に変えてみました。
試しに1つ小さめのゴミ箱を買ってみましたが、猫が倒さなくなったので、キッチンなどのメインのゴミ箱もこのタイプに変えていこうと思います。

モップ付きスリッパ

最近、そこにモップが付いているスリッパを多用しているのですが、使っている物が古くなってきたので新しく安い物を購入しました。価格は1つ89バーツと安かったので満足です。

エアフライヤー用の紙

エアフライヤーを使うときに中に敷く用の紙も購入してみました。
種類や価格帯も様々でしたが、価格が100枚で50バーツとかなり安かったです。

個人的に使うECモールをご紹介

タイはコロナ前からECサイトが盛り上がってきていましたが、コロナかで一気にECサイトを使う回数が増えたという人も多いと思います。自分が使うタイのECサイトを少しご紹介します。

Lazada https://www.lazada.co.th/
Shopee https://shopee.co.th/
Homepro https://www.homepro.co.th/
Central https://www.central.co.th/th
Uniqlo https://www.uniqlo.com/th/en/

個人的にはLazadaをメインで使って時々Shopee、後は欲しい物があった時だけそのサイトを使うというイメージでECサイトを使い分けています。

コロナの長期化で変わる消費行動

2020年3月頃にはコロナは数か月で収束すると思っていましたが、気づけば2021年8月になりましたがまだまだ収束の見込みは立っていない状況です。タイでは飲食店の店内飲食の禁止や特定の業種の営業制限、夜間外出禁止など様々な事業に制限が行われている状況です。

仕事も在宅勤務になり今までとライフスタイルが変わりましたが、今まで実店舗を訪れて商品を見比べて購入していた買い物の形も大きく変わりました。外出を控えて人との接触を避ける中でネット消費の比率が高まっています。

スマホで何でも売れる時代

タイでもコロナ前からECサイトは成長を続けていましたが、コロナの期間を経て、世界のモバイルトラフィックは2020年第二四半期で46%ほど増加し、スマホを使っての注文件数も12.5%増加し、PCでの買い物を上回りました。

また、販売チャンネルとしてECサイトではなく、SNSの利用が増加しています。こちらはSalesforceが実施した調査結果ですが、全体で55%のユーザーがSNS経由で買い物を行っているという結果に。

SNSというと顧客とのコミュニケーションやブランディングという意味合いで利用されることが多いですが、販売チャンネルとしても利用できるという事でSNS運用がコロナ禍またはアフターコロナを見据えて重要と言えるでしょう。

また、今使っている紙媒体やWEBサイトの広告費をSNSに上手く分配していく事が非常に重要でしょう。

売れる物も大きく変化

以下の図は日本の総務省の家計消費状況調査の結果ですが、ゲーム機やパソコン、在宅勤務で使う家具、テレビなどの家で使うための物の消費が大きく伸び、衣類やホテル・旅行などは大きく消費が減少しています。

総務省:家計消費状況調査

タイでもコロナにより観光業がダメージを受けており、コロナで売れている物と自社の今までのノウハウを組み合わせた新たな商品を検討していく必要があります。

コスパも大事だが、社会的価値も重要

コロナにより上記のとおり、消費行動が変化していますが、商品を購入するときの審美眼が高まっており、コスパはもちろん重要ですが、社会への貢献やサスティナブルかどうかなど色々な視点でサービスや商品を見るようになっています。

これは製品の品質や耐久性や生産場所、配送日程のコミットなどにも注目するようになっており、安い商品を作れば売れるという時代ではなくなりつつあります。ただクーポンやディスカウントは依然効果的なのでこのあたりを上手く組み合わせて商品やサービスを設計していくと良いでしょう。

また、企業は社会貢献の姿勢も見られており、このあたりにも注力していきましょう。
また日本ではクラウドファンディングでの商品を上手く販売するショップがあるようにあらゆるチャンネルで販売を行う取り組みも検討する価値はあります。

消費者分析がコロナ禍を生き抜く鍵

消費者分析というと、多くの費用をかけて調査を行う必要があるように思う人も多いと思いますが、コロナの影響で減少した理由の分析や、顧客の現在の行動分析はそこまで費用をかけなくても行う事が出来ます。

また、他業種の成功の流れや現在のトレンドを早期に発見することで顧客を獲得できるチャンスでもあります。目まぐるしく変わる消費行動を分析し続け、顧客の求めている商品やサービスを提供していく事がコロナ禍を生き抜き成長をするのに重要な鍵です。

また、コロナ禍では外的要因による変化や顧客トレンドの変化が非常に速いので準備に時間をかけているとあっという間にトレンドが変わっているという事もあります。そのためスピード感が非常に重要です。

コロナの影響で様々な業種が影響を受けていますが、すでに多くの企業でコロナやアフターコロナを見据えた取り組みを行っています。

その中でDXやチャットbot、デジタル接客などののキーワードもいくつか出てきているのでそういったところで自社に生かせるものは積極的に取り入れていきましょう。

コロナで広告は紙媒体からデジタルへ移行?

タイでも2020年3月頃からコロナの影響で、飲食店は店内飲食・飲酒禁止、スパや美容サロンも営業禁止、塾などのオンラインのみといった制限が行われたり解除されたりと、広告を出すか出さないか、出すとしたらそのタイミングについて悩んだというお店も多いのではないでしょうか。

コロナの影響で広告費は減少しているのでしょうか?

タイ全体では回復傾向?

ニールセンタイランドの調査によるとタイ国内の2021年1~6月の6か月間の広告費は2020年の同期間と比較して8%増加となったとの事で、広告費自体は回復傾向にあるようです。

広告媒体金額(100万バーツ)前年同期比
TV31,56311%
デジタル広告4,325
OOH3,1044%
移動体1,832-24%
映画1,7716%
ラジオ1,576-11%
新聞1,225-12%
ケーブルTVなど534-32%
店内広告3337%
雑誌302-17%

増加しているのは、「TV」「OOH」「映画」「店内広告」となります。
TVは自宅時間が増加したことから増加するのは分かりますが、OOH(屋外広告)・映画・店内広告が増加しているのは少々謎ですね。

減少しているのはバスやタクシーBTSなどの「移動体」・「ラジオ」・「ケーブルテレビ」と「雑誌」・「新聞」などの紙媒体です。バスやBTSは利用者がかなり減少し、運行本数も減少したため広告費が削減されるのは納得ですね。

日本の広告費の傾向は?

日本トレンドリサーチが企業のマーケティング担当などを対象に調査結果を行った結果が発表されていましたのでそちらを見てみます。

2020年度と2021年度の広告予算の変化
日本トレンドリサーチ:広告予算に関するアンケート
株式会社NEXER

上記の通り、2021年の方が減ったという回答が47.5%と約半数の企業の担当者が広告費が減ったと回答しています。広告費が減少した理由としては以下の通りです。

■「2021年のほうが減った」理由
・コロナ禍の影響で新規事業の拡大が難しいため広告予算が減った。(50代・男性)
・新型コロナウィルスによる景気低迷と今後の収束の見込みの不透明さから。(40代・男性)
・売り上げが落ち、広告宣伝費まで、予算がまわらなくなったから。(40代・男性)
・コロナの影響で広告を出しても人が集まらないから。(40代・男性)
・コロナによりクライアントの業績悪化により広告予算が少なくなった。イベントが全部中止になった。(60代・男性)

上記の通り、減少の理由にコロナの影響を上げる担当者の方が多かったようです。
一方で広告費が増加した理由は以下の通りです。

■「2021年のほうが増えた」理由
・2020年度はコロナ禍のため絞ったが、2021年度は回復を期待して増やした。(50代・男性)
・新規分野へ参入したから。(60代・男性)
・コロナ収束後に備えて広告費を増やしたため。(30代・男性)
・コロナ前は営業が多かったのですが、緊急事態宣言により営業が出来なくなり、チラシをFAXしたり広告をいれたりとしているので。(40代・女性)
・コロナ禍で暇にならないよう露出を増やす為。(40代・男性)

2020年度と2021年度の インターネット広告予算の変化
日本トレンドリサーチ:広告予算に関するアンケート
株式会社NEXER

上記の通り、インターネット広告が増加したと回答した数の方が減少したと回答した数を上回っています。広告費全体としては減少した法人が多い物のインターネット広告の費用が増加している法人が多いという事でしょう。

■「2021年のほうが増えた」理由
・消費者がインターネットに接触する機会が当たり前になったから。(30代・女性)
・人流が減ったので、ネットでの閲覧可能な広告をうつようになった。(30代・女性)
・テレワーク等ネット利用をしている人が増えたため。(70代・男性)
・テレワークやWebミーティングなどで、ネットを使った遠隔でのプロモーションは変わらず有用だと思われるため。(50代・男性)
・SNS集客に力を入れているため。(50代・女性)
・自粛ムードにより人の動きが減る中、人目に触れる公共の場に広告を出すよりも個人がいつでも自由に見られるネットの中に広告を出す方が集客を見込めるため。(20代・男性)

インターネットの利用頻度の上昇や、自粛ムードでの大々的な広告を避けるなどの理由からインターネト広告を選択したという意見が多いようです。

■「2021年のほうが減った」理由
・コロナ禍の影響で新規事業の拡張が厳しいため広告に割く予算が減った。(50代・男性)
・利益減少による予算削減。(50代・男性)
・全体的に予算カットが行われた。(40代・男性)
・あまり成果がみられないから。(40代・女性)

インターネット広告も減少したと回答した人は業績悪化による予算削減が原因のようです。

紙媒体からデジタル広告へ

タイの調査でも日本の傾向でも紙媒体の広告は減少していますがこれは広告出稿までの流れが関係していると思います。

紙媒体の広告は広告が出る1~2週間程度前までデータを用意して入稿し、広告が出稿される流れなので2週間先の情勢を予想しながら広告を出稿する必要があるという点と、紙媒体を入手するためには人の流れが活発である必要がありますが、外出自粛で人が家で過ごすようになり広告効果も大幅にさがっています。

一方でデジタル広告は当日、すぐに広告を出すことが可能で、低予算から広告を出すことが出来ます。
また、自宅で過ごす時間が増えるのに伴い、インターネットやSNSを使う時間が増え紙媒体より効率的にターゲットに情報を届ける事が可能になりました。

タイでは日系企業が日本語フリーペーパーに広告を出稿していますが、紙媒体なのでかなり影響を受けているのではないでしょうか?

今後はタイでもオンラインメディアやSNS、Google広告などに広告費の比率を増やしていく企業が増加していきそうですね。

コロナ禍で旅行もオンラインに?

コロナの影響で海外旅行に最後に行ったのは2年以上前という人も多いのではないでしょうか?私も最後の旅行はタイから日本への一時帰国ですでに1年以上海外旅行には行っていません。

国境を越えられないこの状況で、旅行会社各社はオンラインツアーを発売している。
オンラインでの旅行なので、実際に旅行に行くのとは大幅に異なるが、現地の雰囲気を楽しんでコロナ後の旅行の予習のようなイメージで利用している人が多いとの事です。

その中でもHISが提供するオンラインツアーは現時点で4,700アイテム以上のラインナップを揃えており、すでに12万人以上のユーザーが体験したとの事です。

どんなオンラインツアーがあるの?

オンラインツアーの楽しみ方は人それぞれですが、「普段行くのが難しい場所に行ける」というポイントを利用する理由に挙げるユーザーもかなり多いようです。

例えば、世界一周というと金額的にも時間的にも実際に行くのはなかなか難しいでしょう。
それがオンラインツアーであれば気軽に体験することが出来ます。

オンラインツアーで世界一周旅行

9月24日時点で世界一周カテゴリのオンラインツアーは18件あり、価格は1,000円から用意されていました。中には追加料金でお土産付きのプランが用意されているパッケージもあるので気になるお土産付プランを探してみても良いでしょう。

コロナ後でもなかなか行けないような国に行けるので、一度は世界一周旅行に申し込んでみても良いでしょう。

世界一周/オンライン体験ツアー一覧はこちら

料理・マナー教室などのツアーも用意

オンラインツアーというと、旅行にいくというイメージですがHISのオンラインツアーパッケージでは、社会科見学や料理やマナー教室などの教室系なども用意されています。

ただ、材料を事前に届けてくれるものが多いので、申し込める地域が限られるプランもあるので注意が必要です。

マナー教室/オンライン体験ツアー一覧はこちら

趣味に合わせたオンラインツアーも

趣味に合わせたオンラインツアーも複数用意されているのですが、個人的に気になったのは猫好きのためのオンラインツアーです。上記の通り「イスタンブール」や「サンクトペテルブルク」「台湾」の猫スポットを見る事が可能です。

他にも「鉄道ファン向け」や「ロケ地めぐり」などの色々な趣味に合わせたツアーが用意されていました。

猫好き/オンライン体験ツアー一覧はこちら

次の旅行先をオンラインツアーでチェック

最後にコロナ後に行こうと思っている国のツアーに参加して、ガイドブックのようなイメージで雰囲気をチェックするという方法です。コロナ禍なので渡航先もコロナ後とは違いますが街の雰囲気などを事前にチェックしておくのがおススメです。

個人的にはコロナ後に台湾に行きたいなと思うので台湾のツアーを調べてみましたが、色々なジャンルのツアーがあるので気になる物をチェックしてみると良いでしょう。

台湾/オンライン体験ツアー一覧はこちら

リアルの海外旅行はまだ当分先?

タイに関して言うと、プーケットでサンドボックスという隔離検疫なしで観光客が入国できる状況にはなっていますが、入国手続きは煩雑で金額もコロナ前の数倍かかる状況です。

また、タイから海外旅行に行っても、渡航先の制限などを考慮すると、気軽に海外旅行が出来るようになるにはまだ当分先かなという印象です。

気分転換や、エンタメの一つしてオンラインツアーを利用してみるのは良いでしょう。

HISのオンラインツアーも最初は種類も少なくあまり魅力的な物も少なかったですが、最近ではジャンルも増え、面白いツアーも増えているようです。金額も1,000円程度からなので気になる物があったら参加してみても良いと思います。

コロナで再び注目が集まったワーケーション

私がはじめてワーケーションという言葉を聞いたのはニュースでJALがワーケーションを導入するというのを見た2017年で、それからはあまり聞く事も無くなっていました。

今回は、コロナの影響で、再度注目されているワーケーションについて今回は触れてみようと思います。
ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を融合した造語で、旅先で休みながら働くという働き方であり、働きながら休む休み方です。

コロナ期間中はテレワークや自宅勤務を行う会社も多かったですが、その後はまたオフィスへの通常勤務に戻っている会社が多いように思います。タイはモバイルでの通信が比較的安定しているので、スマホやMobile WiFiが1台あればどこでも仕事を出来る通信環境があるのでテレワークやワーケーションが普及しやすい環境な気がします。

「ワーケーションって結局休暇中に働かされるだけじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、もちろんそうではありません。イメージとしては毎週木曜日に会議がある場合に1週間の連続の休暇を取り、その日だけ旅先などで仕事をする事を認めるような形です。

ワーケーションのメリットって何?

ワーケーションという働き方にはどういったメリットがあるのでしょうか?
基本的には休みに関する事なのでメリットが多くあるのですが、今回は以下の2つを挙げてみました。

長期の休みが取りやすくなる。

ワーケーションを導入する事により、長期の休みが取りやすくなります。
例えば、11月4日(水)~12日まで休みたい場合に、毎週金曜日の定例会議や翌週月曜日に参加しなければいけないMTGがある場合、金曜日と月曜日を旅先で働く事が出来るようになります。

11月4日11月5日11月6日11月7日11月8日11月9日11月10日11月11日11月12日
有給休暇有給休暇ワーケーション公休公休ワーケーション有給休暇有給休暇有給休暇

上記の場合、5日の有給休暇を使う事により、9日間の連休を取る事ができ、月曜日と金曜日は出勤日としてカウントされます。当然、旅先で仕事が可能な環境を確保する事が必要ですが長期連休が格段に取れやすくなるでしょう。

リフレッシュ出来る。

海や山や川などの自然がある場所に行ってリフレッシュしたいという時があると思いますが、土日の休みではなかなか遠くの綺麗な海を見に行く事は難しいでしょう。
自然を見たくなるのは精神的に疲れている時だとも言われており、リフレッシュが必要な状態だと思います。そんな時にワーケーションを利用出来れば1日の有給利用でリフレッシュする事が出来ます。

11月5日11月6日11月7日11月8日
ワーケーション有給休暇公休公休

上記のように、木曜日に旅先に移動して自然の中で仕事をして、翌日からはしっかり休むという働き方が可能です。

ワーケーションのデメリットは?

次にワーケーションのデメリットを考えてみましょう。
そもそもワーケーションできない仕事も多いという点もデメリットに挙げられると思いますが、今回は特に以下の2つをデメリットとして挙げてみました。

労働時間の管理が難しい

旅先で働いている様子がわからないので、どのくらい働いているかという管理が難しくなります。実はほとんど働いていなかったや、実は深夜まで作業をしていたというような可能性も考えられます。

勤怠管理ツールや仮想オフィスツールを使って勤務の実態を確認する方法の検討が必要です。
今回のコロナでリモートワークを進めたところはこういったツールを導入したと思いますので、そういったツールを活用していけば労働時間の管理も意外に容易に行えるでしょう。

快適に仕事が出来る環境か分からない

ホテルの無料Wifiが全く仕事に使えない品質という可能性もあるでしょうし、海外旅行の際に業務で利用するのに十分な通信環境を揃えるのは意外にコストがかかる場合があります。

またオフィスの外で仕事をするので「個人情報や重要な情報にアクセスするためホテルの無料のWiFiを使うのは難しい」「外部のネットワークからアクセスできなくしているシステムがある」「業務PCやスマホの盗難・紛失の危険性がある」といった問題点があります。

最近はスマホ1台あれば多くの仕事を処理出来るようになってきておりオフィスでなくても出来る仕事が多くなってきています。オフィスの存在価値は上司や同僚とのコミュニケーションがすぐに取れるという点が一番大きいと思います。
仮想オフィスの質がさらに向上すれば、出社するのは月に数日という働き方も可能になると思います。
ひょっとすると5Gの登場で働き方が劇的に変わる何かが生まれるかもしれませんね。