
タイの首都バンコクはかなり発達していて、発展途上国を想像してきた人はその発展ぶりに驚く事でしょう。その他にもタイ独特のオリジナルルールで驚く事も多いのではないでしょうか。
今回はそんな観光で来た時に驚く事をいくつか挙げてみます。タイ旅行の魅力的な部分もご紹介しますのでタイ旅行前に読んでみてください。
\ タイ旅行にeSIM /
バンコクの渋滞はかなりひどい!

バンコクの渋滞かなりひどいのですが、バンコクは人口密度が非常に高く、道路インフラが整備されていても、常に交通が混雑しています。特に朝と夕方の通勤時間帯は、道路が混雑し、車が停滞する光景が日常茶飯事です。ひどい時はBTSの1駅をタクシーで20分以上かかるなんてこともあるので、タクシーを使っての移動は時間帯によっては注意が必要です。
バンコクの渋滞は、いくつかの主な要因によって引き起こされています。まず第一に、膨大な数の自動車とバイクが市内を行き交い、道路容量を超過しています。さらに、交通規則の順守が不十分であり、車線変更や信号無視が頻繁に見られます。加えて、急速な都市化に伴う道路工事や建設活動も、渋滞の原因となっています。
移動はGrabが便利
Grabのアプリを使えば、タクシーの予約も簡単に行えます。雨が降ったり時間帯によっては全くGrabで車がつかまらないという事もありますが、タイ旅行に欠かせないアプリの一つです。
朝と夕方に急に全員が直立不動に⁉

タイでは毎日 朝8時と夕方6時 の2回、街中に「国王賛歌(国歌とは別)」が流れます。これはタイ王国の国王や王室に敬意を表す大切な時間であり、タイ人はこの曲が流れるとその場で立ち止まり、直立不動の姿勢になります。駅やショッピングモール、公園など人が多く集まる場所では、周囲が一斉に動きを止める光景に驚くかもしれません。
この時間にタイに滞在中の観光客も、一緒に立ち止まり、静かに敬意を示すのがマナーです。知らずに動き続けてしまうと、失礼にあたる可能性がありますので注意しましょう。
旅行者にとっては少し驚く習慣かもしれませんが、タイの文化や王室への尊敬を理解する良い機会にもなりますよ。
急に止まるのでちょっとびっくり!
このみんなが止まる場面を見たいという場合には朝8時にBTSの駅に行ってみると国家が流れると同時に止まる様子が見れると思います。
野良猫や野良犬が結構いる

タイでは日本のように「野良犬や野良猫=保健所に引き取られる」という考え方は一般的ではありません。街中では日常的に野良猫や野良犬を見かけることが多く、地域の人々やお店のスタッフたちが自然と世話をして共存しています。
特に多いのがコンビニの前にいる犬たち。中でも「セブン犬(セブンドッグ)」と呼ばれる、セブンイレブンの前に居座っている犬たちは有名で、店舗ごとに“常駐犬”のような存在になっていることも。首輪がついていなくても、地域の人がご飯や水を与えていたり、時には寝床になる段ボールを置いていたりして、とても大切にされています。
ただし、犬が苦手な人やお子さん連れの方は少し注意も必要。ほとんどの犬はおとなしく人懐っこいですが、中には警戒心が強い子もいるため、無理に触ったり追いかけたりしないようにしましょう。
このように、動物と人間がゆるやかに共存しているタイの街並みも、旅の中で感じられる温かさのひとつです。
☑ 昼間は寝ているけど深夜帯は活発に
昼間はおとなしく寝ている姿を見かけますが、夜中になると野犬が多い通りは結構危険です。
ホテルを取る際にはそういった道を避けるのが無難です。
お酒が買えない時間帯や日がある

タイでは法律により、アルコール類の販売が禁止されている時間帯があります。具体的には、毎日午前11時〜午後2時と午後5時〜深夜0時の間のみ販売が許可されており、それ以外の時間帯はコンビニやスーパー、レストランでもお酒を購入することができません。
旅行者にとっては少し不便に感じるかもしれませんが、事前に知っておくことでトラブルを避けることができます。さらに、仏教関連の祝日(マーカブーチャ、ヴィサカブーチャ、アサラハブーチャなど)には「禁酒日」が設けられており、この日は終日アルコールの販売が禁止されます。
レストランでもお酒の提供が停止される場合があるため、お酒を楽しみたい方は事前に日程を確認しておくのがおすすめです。
お酒のルールが結構多いタイ
タイでは上記のお酒の購入可能な時間帯が決まっている以外にも、オンラインでの販売禁止や、広告出稿時のルールなど結構お酒関連のニュースが多いです。
僧侶がみんなから尊敬されている!

タイは仏教が国教ともいえるほど深く根付いている仏教国であり、僧侶は社会的にも精神的にも非常に尊敬されている存在です。日本で僧侶を見る感覚とは大きく異なり、タイでは公共交通機関で僧侶が優先される席が設けられていたり、人々が道端でお布施をする光景が日常的に見られます。
観光客の方も、僧侶に対しては失礼のないようにマナーを守ることが大切です。特に女性は注意が必要で、タイでは女性が僧侶に直接触れることは厳禁とされています。これは宗教上の重要なルールであり、たとえ写真撮影を頼む場合などでも距離を保つようにしましょう。
僧侶に対して不敬と受け取られる行動(大声を出す、ふざけた態度を取る、無断で写真を撮るなど)も避けるようにし、敬意を払った態度で接するよう心がけましょう。タイでの文化や宗教への理解と配慮は、旅の質を高める重要なポイントのひとつです。
☑ 僧侶優先席がある。
BTSなどに乗る際に僧侶の方を優先するシートがあります。僧侶の方と一緒になることはそこまで多くないですが、自分は座っている席が優先席かどうかは確認しておきましょう。
カフェのドリンクが結構甘い

タイのカフェでドリンクを注文した時に、「え!?そんなにコンデンスミルク入れる⁉」と思うくらい甘いコーヒーが出てくることがあります。甘いのが苦手な場合には、甘さをタイ語で指定できるように頑張りましょう!
最近は、「甘さゼロ」「甘さ控えめ」など甘さを選べるカフェがかなり増えてきました。注文の際に聞いてくれるお店も多くなってきているので、「หวานน้อย(ワーンノーイ:甘さ控えめ)」や「ไม่หวาน(マイワーン:甘くしない)」など、簡単なフレーズを覚えておくと便利です。
スタバはもともと甘さ控えめなので、タイ語で指定するのが面倒な場合にはスタバに行けばOKです!
甘さの選べるお店が増えてきている。
購入時にカウンターに甘さを選ぶための表示が置いてあるお店も徐々に出てきています。
Less Suger / No Sugerなど当分の取りすぎに注意し始めているのでしょうか。
コンビニの緑茶にも甘い物が

観光地などでのどが渇いてコンビニでお茶を買ったら、「まさかの衝撃の甘さ…!」という経験をする人も多いです。タイではお茶=甘い飲み物という感覚が一般的で、特に日本人観光客が少ない地域では、甘くないお茶を探す方が難しいかもしれません。
「お茶=無糖」という日本の感覚で買うと失敗することが多いので、購入前には“No Sugar”の表記があるかどうかをしっかりチェックしましょう。それがない場合は、水や炭酸水、ジュースの方が無難です。
最近は日本ブランドのお茶や、健康志向の広まりで無糖のお茶も増えてきていますが、棚の端にひっそり置かれていることが多いので注意して探してみてください。
バンコクも最近は健康志向に
以前と比べると無糖や甘さ控えめのドリンクも売られるようになってきているように感じます。バンコクでも健康志向の商品などが増えてきている印象です。
調理された虫の屋台がある

タイを歩いていると、屋台で調理された虫が売られている光景に出くわすことがあります。特にナイトマーケットなどでは、観光客向けにサソリやタガメ、コオロギ、幼虫など、驚くほど多様な虫が並んでいることもあります。
これらはタイ東北部(イサーン地方)などで昔から食べられてきた郷土料理のひとつで、現地の人にとっては珍しくない存在ですが、衛生面や調理方法が不明な場合もあるため、基本的には食べない方が無難です。
とはいえ、「せっかくのタイ旅行だし、一度はチャレンジしてみたい!」という方もいるかもしれません。その場合は、現地でも人気の安全性に配慮された場所での試食をおすすめします。
好きな人はハマるらしい
私の知人で屋台で虫を買っておつまみにするという人がいます。私は一度食べてもういらないとなりましたが、気になる人は自己責任でチャレンジしてみてください!
タクシーなどの移動手段が安い!

タイでは、タクシーの初乗り料金が35バーツ(約150円)と非常に安く、日本と比べても圧倒的にお得に移動できます。距離によって料金は加算されますが、渋滞さえなければ都内の移動でも100バーツ(約400円)前後で済むことが多く、観光客にとっても在住者にとっても非常にありがたい交通手段です。
また、バンコク市内ではBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)、路線バスなどの公共交通機関も整備されており、目的地に応じて使い分けることで、効率的かつ経済的に移動することができます。タクシーと電車を組み合わせることで、時間とお金をうまく節約することも可能です。
タクシー配車アプリはGrab
Grabなどの配車アプリも普及しているため、英語やタイ語に自信がなくても簡単にタクシーやバイクタクシーを呼べるのも嬉しいポイント。タイでは交通費が比較的安く抑えられるため、気軽にさまざまな場所を訪れてみてください。
メーターで行ってくれないタクシーも多い
タクシーを道で止めた際に、メーターではなく交渉になる場合もある。本来はダメなことですが、交渉である程度安くなったら渋滞時にメーターで行くより安く抑えられる事もあるので上手く交渉してみるとお得になるかもしれません。
バンコク以外の都市も結構楽しい!
タイと言えば首都バンコクをイメージする人が多いですが、実は他の都市や地方にも魅力がたくさんあります。バンコクは都会的で便利な反面、観光地としては少し喧騒を感じることもあります。そんな時は、チェンマイやチェンライといった北部の文化都市を訪れたり、パーイのような山あいの小さな町でのんびりとした時間を過ごすのもおすすめです。
色々な都市を旅しよう!
また、プーケットやクラビ、サムイ島などの南部のビーチリゾートでは、美しい海と開放感あふれるリゾート気分を味わえます。どの地域にもそれぞれの魅力があり、ローカルな市場や自然、人々との触れ合いなど、新しい発見がたくさん待っています。
タイを訪れた際は、ぜひバンコクだけでなく、時間に余裕があれば他の都市や田舎町にも足を伸ばしてみてください。きっとタイという国の奥深さと、多様な魅力をもっと楽しめるはずです!