狭い物件が増えるバンコク
バンコク中心部でも以前は低価格で広い部屋を借りる事が出来ていましたが、新しく建っている物件は狭い家が増えてきており、単身や夫婦向けの物件が増加する一方で家族向けの広い物件が減少傾向で広い部屋の価格は上がっています。
そんな新築物件の変化に伴い、個人用の簡易な倉庫が欲しいというニーズに合わせて、セルフストレージサービス、所謂トランクルームを利用するタイ人も増加傾向にあるようです。有名なところで言うと「i-Store」や「Bangkok Self storage」などで今後も件数は増加していくでしょう。
部屋+αとしてストレージサービスの利用は在タイ日本人にとってもかなり良いサービスだと思いますので、是非興味のある人はチェックしてみてください。
主なセルフストレージと価格
現在、バンコクで増加している主なセルフストレージサービスの主な場所の価格を調べてみたのでご紹介いたします。
個人的には部屋に旅行用のスーツケースが2個あって邪魔なのでその2個をしまう際にどの程度の金額がかかるのかを比較してみようと思います。
今回比較したバンコクのセルフストレージサービスは以下の通りです。
・ i-Store(アイ ストア)
・ Bangkok Self Storage(バンコクセルフストレージ)
・ Keep it(キープイット)
・ CloudRoom(クラウドルーム)
i-Store / アイ ストア
i-Storeはシーロムとプロンポンにあるセルフストレージサービスで、口コミも悪くないセルフストレージサービスです。よくあるタイプの個室をレンタルするタイプで平米単価は高めです。
どちらの店舗を利用するかによって金額も変ってくるので、金額は問合せしてみてください。
i-Store | |
Size(sqm) | 月額(THB) |
0.5 | 900 |
1 | 1,500 |
1.3 | 1,800 |
2.5 | 3,000 |
3 | 4,000 |
4.5 | 5,500 |
6 | 7,500 |
9 | 10,500 |
18 | 24,000 |
価格は高めですが、比較的駅から近いので、預けたり取出したりする際のアクセスは良いです。
夫婦で邪魔なスーツケースをしまうとすれば、1.3sqmのプランで良いと思いますので、月額は1,800THB程度でしょうか。
上記の金額は私が問い合わせた際の金額なので正確な金額が知りたい方は公式サイトにお問合せ下さい。
Bangkok Self Storage / バンコクセルフストレージ
次にBangkok Self Storageをご紹介いたします。こちらは月額3,300THBからと最低価格がi-Storeより高いですが、広いサイズはこちらの方が安い金額となっています。
Bangkok Self storage | |
Size(sqm) | 月額(THB) |
2.2 | 3,300 |
2.75 | 3,600 |
3 | 2,250 |
4 | 2,700 |
5 | 3,200 |
6 | 5,200 |
7 | 4,200 |
9 | 6,500 |
10 | 7,200 |
12 | 8,000 |
17 | 8,400 |
18.5 | 10,000 |
駅から遠いので、車が無い方は選択肢から外れるでしょう。こちらにスーツケースを2つ預けたい場合には最低の2.2sqm、3,300THBとなるので少し預けたいというニーズには合っていないでしょう。
上記の金額は私が問い合わせた際の金額なので正確な金額が知りたい方は公式サイトにお問合せ下さい。
Keep it / キープイット
こちらはトンロー・エカマイエリアにある日系のセルフストレージサービスです。場所は駅からは近くないので移動手段は必須でしょう。
上記以外にも指定サイズのオリジナルケースに入れて450THB/月というパッケージもあるようです。
写真を見る限り中型の衣装ケースというサイズ感のようなのでスーツケースは入らないと思います。
Keep it | |
Size(sqm) | 月額(THB) |
0.9 | 1,400 |
5.4 | 5,800 |
色々なサイズがあるようですが、見積り依頼を行った際には上記の2サイズしか連絡が無かったため、
上記を参考にすると、スーツケース2つで1,400THB程度というところでしょうか。
今までの2つと比べると安く預けられそうです。
上記の金額は私が問い合わせた際の金額なので正確な金額が知りたい方は公式サイトにお問合せ下さい。
CloudRoom / クラウドルーム
最後に少し変わったセルフストレージサービスを見付けたのでご紹介いたします。それがCloudRoomというストレージなのですが、こちも日系の会社がサービスを提供しているようです。
上記3つの現在主流となっている「部屋」を提供するタイプではなく、1,000㎤を1Cellという独自の単位とし、1Cell=3THBで物を預かってくれるというサービスです。
注意点としては倉庫を借りるのではなく、物を預けるサービスなので持ち込む必要は無い物の「送料」が預ける際と取り出す際に必要なようです。
CloudRoom | |
Size(Cell) | 月額(THB) |
350 | 900 |
800 | 1,900 |
1300 | 2,900 |
2000 | 3,900 |
単位がCellなので、分かりにくいですが、LINEに「大きいスーツケース2つ」預けたらいくらくらいですか?と聞いてみたところ、スーツケースの場合には容量のℓ+α程度が「Cell」になるようなので、100ℓの大容量サイズで110Cell程度になる見込みとの事した。
350Cellプランでも十分収まるので月額900THBで大きなスーツケース2個預けられるようです。送料はトンローエリアであれば車1台手配で片道330THB程度との事でした。
上記の金額は私が問い合わせた際の金額なので正確な金額が知りたい方は公式サイトにお問合せ下さい。
さいごに
今回4つのストレージサービスをご紹介いたしましたが、基本的には部屋を借りるトランクルームタイプのセルフストレージが多い印象です。ストレージサービスは「スペースを貸す」タイプと「物を預かる」サービスの2タイプあるのですが、「物を預かる」サービスとして提供しているのはCloudRoomだけかなという印象です。
今回はスーツケース2個での比較となりましたが、金額はCloudRoomが一番安いので、家のスーツケースが邪魔という方は一度問合せてみると良いと思います。
今後タイの不動産の状況の変化に合わせてますます重要になっていくセルフストレージサービスがどういった形で増えて行くのか楽しみです!