
宅配型セルフストレージが人気!

日本でも「サマリーポケット」や「CARAETO(カラエト)」といった宅配型のストレージサービスが増えており、段ボール1つから低価格で預けられるというサービスが次々に出てきている。
今回ご紹介する「CloudRoom(クラウドルーム)」はバンコクで上記のようなイメージのサービスを展開しており、個人的にはかなり面白く流行りそうなサービスだと思っています。価格設定も特徴的で最初は理解するのに時間がかかりましたが、理解すると結構お得そうに感じてきました。
今回はそんなバンコクの新たなセルフストレージサービス「CloudRoom(クラウドルーム)」をご紹介いたします。まずは、タイ生活とセルフストレージについて記載いたします。
タイ生活とセルフストレージ(トランクルーム)
普段生活していて、自宅に1年以上使わない物を置いているという人は結構多いと思います。バンコクでは日本のように「押し入れ」のような物はあまりなく、クローゼットに入りきらない物は外に出しているという人も多いと思います。
近年はバンコク中心部では狭い物件も増えてきており、引っ越し先が今までより狭い物件になったという人や、引っ越したいけど今より狭い物件なので引っ越せないといった事も増えてきています。
自分の部屋もスーツケースが何故か4つあるのですが、使うのはその内2つ、使う機会は年に2回程度とそこまで多くありません。そんなスーツケースをセルフストレージに預けようかと考えた事もあったのですが、預けなかった理由は以下の2点です。
①自分でセルフストレージに預けるのが面倒
自分の住んでいる地域にもセルフストレージやトランクルームがあるにはあるのですが、その場所まで行って「預ける」「取り出す」という作業は結構面倒に感じます。箱に入る物を宅配で預けられるサービスもあるのですが、スーツケースは箱に入らないため持って行かなければいけませんでした。
②入れたい物がそこまで多くない
セルフストレージやトランクルームというと、一般的には平米で小さな部屋をレンタルするようなイメージの物が多いのですが、実際に預けたい物と言うとそこまで多くありません。しかも多くのタイのセルフストレージサービスはエアコンルームは金額が安くないため、カビの生えやすい衣類を預ける事が難しいため、
CloudRoom(クラウドルーム)とは
「CloudRoom(クラウドルーム)」のコンセプトは「スマホ上に自分の収納スペースを」と言った物で、最終的にはGoogleDriveやOneDriveのように自分のスマホ上のフォルダに物を閉まったり、出したりするようにイメージでサービスを展開していくようです。
CloudRoom(クラウドルーム)の料金プラン

特徴的なのがCloudRoomのプラン内容です。価格が月額3バーツ~という事ですが、これがなかなか面白い内容で、1000㎤を1Cellという独自の単位に置き換えて1Cell=1バーツで預入れが可能になるという事です。
例えば50㎝四方のアイテムを預けた場合には、
50×50×50㎝=125,000㎤
⇒125Cell=375THBが月額になるというようなイメージです。
ここに別途預入れの送料がかかってくるのですが、送料は地域・大きさによって変わってくるので大体の目安を確認しておくと良いでしょう。
まとめて預けるパッケージも用意されている
上記のPer-Cellプランで預けるのは、段ボールを1つ預けたいというような少量の預入れを希望している方だと思いますが、引っ越しの際に預けたいという場合にはパッケージプランも選択肢に入れても良いでしょう。以下がCloudRoom(クラウドルーム)の月額パッケージです。
プラン名 | 月額料金 | 容量 |
Entry Plan | 900THB | 400Cell |
Classic Plan | 1900THB | 1300Cell |
Standard Plan | 2900THB | 3000Cell |
Business Plan | 3900THB | 5000Cell |
Excetive Plan | 5900THB | 10000Cell |
基本パッケージはEntryからExcectiveまでの4つのタイプに分かれており、プランが上がるにつれてCell単価も下がりお得に預けられるようになっています。
洋服(ハンガー保管)と本は別の料金体系
洋服(ハンバー保管)と本はサイズでのCell換算ではなく、アイテム数毎の計算となるようです。
料金は以下の通りです。尚、洋服も本も段ボールなどの入れ物に入れての保管の場合にはサイズでのCell換算でも預けられるようです。
洋服(ハンガー保管) | 90THB/着 | ※預入時にクリーニング代別途 |
本 | 3THB/冊 | ※サイズに関わらず1冊9THB |
洋服をハンガー保管:90THB/月(30Cell)
洋服をハンガー保管して欲しい際の1着あたりの料金は90THB/月(30Cell)との事でした。別途クリーニング代金が別途必要とあったので理由を聞いてみたところ、「衣類は目に見えない汚れや菌が付いており、それがカビ発生の原因となるため、預入時のクリーニングを御願いしている」との事でした。
尚、クリーニング料金に関して聞いてみると、「喜久屋と提携しており、喜久屋のクリーニングメニューからお選びいただけます」との事でした。
本の保管料金:9THB/月
本を保管してもらう場合には9THB/月(3Cell)で預けられるとの事です。文庫本も大きな百科事典も同一料金で預けられるという事ですので、子供が大きくなってあまり読まなくなった図鑑などをあずけるとお得かもしれませんね。ただ、他も預けるのであれば段ボールなどの箱に入れて預ける方がデッドスペースも無くなりお得だと思います。
自分のスーツケースはいくらくらいで預けられるのか?
普段使っていないスーツケースを預けた場合の金額を見積りしてもらおうかと思いましたが、料金計算がサイズなので、まずは自分で計算してみました。
スーツケースのCell数計算してみた
・スーツケース機内持ち込みサイズ
67x46x28=86Cell
・スーツケース(Lサイズ)
51×76×31=120Cell
合計:206Cell
Per-Cellプランの場合:618バーツ
Economyプランの場合:900バーツ(残:144Cell)
上記のようなイメージですので、月額900THB払えば、スーツケース(L)を2個、機内持ち込みサイズを1個預入れ出来そうです。
一般的なストレージサービスと比べたメリット・デメリット
倉庫をレンタルする形の一般的なストレージサービスと、CloudRoomを比べた際のメリット・デメリットをご紹介いたします。
CloudRoomのメリット
・小規模な預入れでも対応可能
・自分でストレージに収納する必要なし
・取出しも自宅まで配送
CloudRoomのデメリット
・取り出す際に取出し申込が必要
・原則配送のみなので、欲しい時に取りに行けない
さいごに
倉庫型のセルフストレージはタイでかなり増加傾向にあり、今後宅配型のセルフストレージも増加していくような気がします。
ちなみにカウンターはバンチャック駅から徒歩1分のあるそうです。あまりバンチャックに行く事はないですが、近くに行った際に覗いてみようと思います。
今回ご紹介したのはCloudRoomというサービスですが、他にも色々セルフストレージサービスは有るので、気になったからは色々調べてみてください。
