バンセーンってどんな街?
バンセーンは、タイ人の間で人気のあるビーチリゾート地として知られています。特に週末には、バンコクやチョンブリから訪れるタイ人で賑わいますが、平日は比較的静かで、のんびりと過ごすことができるリゾート地です。バンセーンにはタイの大学のブラパ大学があるため、活気がありながらも、観光地としては落ち着いた雰囲気を持っています。
日本人観光客にはあまり知られていないため、地元のタイ人の生活や文化をじっくり体験したい人にはぴったりの場所です。
今回の紹介を通じて、観光スポットが豊富なバンセーンの魅力に迫り、のんびりとした滞在を楽しむためのポイントをお届けします。
バンセーンの場所と行き方
バンセーンは、バンコクからおよそ1時間40分ほどの距離に位置し、バスで簡単にアクセス可能です。バンコクのエカマイバスターミナルから、シラチャ行きのバスに乗り、途中の「バンセーン」または「ノンモン」で降りるのが一般的です。
運転手に声をかけておけば、降りるタイミングを教えてくれるので安心です。
もしバンセーンで降りそびれてしまっても、シラチャで降りてロビンソン前から出ているロットゥー(乗り合いバン)やソンテウ(乗り合いトラック)を利用してバンセーンに向かうことができます。
もし「バンセーン」か「ノンモン」で降りるのを逃した場合には、「シラチャ」で降りてロビンソン前に止まっているロットゥーに乗って「バンセーン」に行く事が出来ます。もちろんトゥクトゥクで行く事も可能ですがロットゥーの方が圧倒的に安いです。
バンセーン旅行のおすすめポイント
バンセーンを旅行先としてオススメする理由をご紹介いたします。
ローカルな雰囲気を楽しめる
バンセーンは、地元のタイ人が多く訪れるため、物価が比較的安く、観光客向けの派手な雰囲気はありません。そのため、観光地として商業化されていない、タイの地元感を味わうことができます。
食べ物もリーズナブルで、本場のタイ料理を気軽に楽しめるレストランや屋台が多く並んでいます。
多彩な観光スポット
バンセーンには、ビーチだけでなく、地元ならではの観光スポットが点在しています。寺院や市場、動物と触れ合える場所など、1日では周りきれないほどの見所が詰まっています。
さらに、学生の街としての側面もあり、カフェやレストラン、マーケットなど、若者が集まる今っぽいスポットも多く、観光だけでなく食事やショッピングも楽しめます。
ビーチがすぐ近く
バンセーンの一番の魅力は、ビーチがすぐそばにあることです。ビーチサイドでのんびり過ごしたり、海風を感じながらリラックスするには絶好の場所です。ただし、海水は透明度が高いわけではないため、泳ぐというよりはビーチでのんびりするのがおすすめです。もし、透き通った海を求めるなら、近くのシーチャン島へ足を延ばすのが良いでしょう。
中長期の滞在先としてバンセーンはおススメ!
バンセーンは学生が多いという事は先述しましたが、そのため安い物件が多くあります。日本人も少ないので日本人の少ない環境でのんびり過ごしたいという方にはぴったりの場所です。
ビーチに近くて、コンビニも歩いてすぐの「United Place」という物件に家賃を聞いてみたところ広くないワンルームですが、6,500バーツとの事でした。
バンセーンの観光スポット
バンセーンの観光スポットをいくつかご紹介します。
バンセーンビーチ
バンセーンの象徴ともいえる長く広がるビーチ。ここでは散歩を楽しむのもよし、ビーチチェアを借りてのんびりと過ごすのもよし。特に朝夕の海風は心地よく、都会の喧騒を忘れてリラックスできるでしょう。
週末にはローカルのタイ人で賑わいますが、平日は比較的静かなので、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。ビーチにはシーフードを楽しめるレストランや、カフェも点在しており、タイならではの新鮮なシーフード料理を味わいながら、海の眺めを楽しむことができます。
ノンモン市場
地元の新鮮なシーフードや、タイの伝統的な食材を手に入れたいなら、ノンモン市場がオススメです。ここではシーフードをその場で調理してもらい、出来立ての料理を味わうことも可能です。
海の幸を満喫しながら、ローカルな雰囲気を存分に楽しめます。また、市場には海産物だけでなく、地元ならではのお土産も豊富に揃っており、旅行の思い出にぴったりのアイテムが見つかるでしょう。観光客向けではない、リアルなタイの日常を体験できるスポットです。
地獄寺 ワット・セーンスック
他のお寺とは一線を画す、独特な雰囲気を持つワット・セーンスック。地獄をテーマにしたこの寺院では、仏教の教えに基づく罰と輪廻転生の世界がリアルに再現されています。地獄に落ちた罪人が受ける罰の様子や、悪行の結果を象徴するオブジェクトが多数展示され、訪れる者に強烈な印象を与えます。
バンセーンビーチから徒歩圏内で気軽に行けるため、ちょっとした散歩コースとしても最適。写真撮影にもぴったりな場所であり、特にタイ仏教や地元の文化に興味がある方には一度訪れていただきたいスポットです。
バンセーン水族館
屋内型の観光スポットであるバンセーン水族館は、天気が悪い日にも安心して訪れることができる場所です。規模はそれほど大きくはありませんが、地元の海洋生物を中心に展示しており、小さな子供連れのファミリーにはピッタリの観光地です。
魚たちを間近で見ることができる水族館は、家族で楽しむのに最適。ビーチやアウトドア観光に少し疲れた時、リラックスしながら楽しめる施設です。
バンセーンの猿山
バンセーンの名物ともいえる猿山には、野生の猿たちが自由に行き交っています。車やバイクでアクセスでき、山頂からは美しい海の景色も眺めることができます。訪れる際には、猿に餌を与えないように注意しながら、観察を楽しみましょう。
猿たちはとても好奇心旺盛で、手元にある食べ物を狙ってくることもあるので、持ち物には十分に気を付ける必要があります。自然と動物たちの共存を感じながら、のんびりと過ごせるスポットです。
バンセーンに関してまとめ
バンセーンは、観光客向けの派手な観光地ではなく、タイのローカルな雰囲気をじっくり味わえる落ち着いたエリアです。
バンコクやパタヤの賑やかさに疲れた時や、静かにリフレッシュしたい時に訪れるのに最適です。特に日帰りや週末旅行にぴったりで、観光スポットを巡りつつ、地元のタイ料理を楽しむのも一興。ビーチサイドでのんびり過ごすも良し、寺院巡りや市場でのショッピングを楽しむも良し、タイの魅力を新しい角度から発見できるでしょう。
さらに、バンセーンは日本人があまり訪れないため、日本語が通じる場所は少ないですが、地元の人々との触れ合いを楽しみながら、新しい文化や生活に触れることができます。リタイア後の移住地を検討している方や、のんびりとした生活を求めている方にもおすすめの場所です。タイでの暮らしをもっと深く知りたい方は、ぜひ一度バンセーンを訪れてみてください。