タイの携帯ショップについて徹底解説!
日本の通信キャリアと言えば、「DOCOMO」「au」「Softbank」「楽天モバイル」の4社がMNOと呼ばれる代表的なキャリアですが、タイの通信キャリアは「AIS」、「TRUE」、「Dtac」の3つがあります。
このうち、「TRUE」と「dtac」は合併しましたので、タイは大手2社で3キャリアを提供している形になっています。現在のタイでSIMカードを一番提供している会社は「True」と「Dtac」の2つのキャリアを提供しているTRUEとなりますが、通信キャリアで分けると「AIS」が最も契約回線数が多い会社となっています。
タイに赴任・駐在が決まって、SIMカードを契約する際には基本的にはこの3社の通信網を利用することになります。
日本で言う格安キャリアの位置づけのMVNOとしてはAIS系の「GOMO」とDtac回線を使っている「FINN MOBILE」がありますが、GOMOはタイ人限定となっており、「FINN Mobile」はオンラインで英語で契約が可能です。
今回はそんなタイ赴任・駐在やタイ生活で役立つ通信の情報をガッツリご紹介いたします。
これからタイに赴任・駐在する予定の方や、タイでの通信について知りたいという方は是非チェックしてみて下さい。
タイで契約するキャリアの選び方
先程もご紹介しましたが、タイのキャリアはAIS・True・Dtacのキャリアがあるので、この中から自分の好きな通信キャリアを選ぶ事になります。
タイでSIMカードを契約するにあたり、どこで契約しようか悩むという方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にキャリア選びの基本になるのが以下の2点です。
1.タイ国内の利用可能範囲(カバレッジ)
キャリアを選ぶ際に重要なポイントとして挙げられるのが「カバレッジ」です。
とはいっても、バンコクであれば、どこのキャリアでも問題なく快適に使えるのですが、工業団地やタイの都市部からはなれば場所に住むような場合には「AIS」か「TRUE」のどちらかのキャリアを選ぶのがオススメです。
2.インターネットの通信速度
次にキャリア選びで重要なポイントがデータ通信利用時の通信速度です。
これに関してもAISとTrueの5Gは快適に通信が出来るので、どちらかのキャリアを選べば間違いないでしょう。
✅ タイでSIMカードを契約するならAISかTrueで決まり!
タイでSIMカードを契約するなら利用可能範囲も通信速度も安定している「AIS」か「True」の2択になるでしょう。自分の家から近い場所というのも考慮して好きなキャリアを選ぶのが良いでしょう。
タイでSIMを契約際の流れについて
タイでSIMカードを契約したいキャリアが決まったら自分が契約したいキャリアのショップに行って、契約をする流れになりますが、まず気になるのが必要書類です。
タイでSIMカードを契約する際の必要書類はNBTCが定めた必要書類が必要となります。
タイのNBTC(National Broadcasting and Telecommunications Commission)とは、タイの国家放送通信委員会の略で、放送および通信関連の規制を担当する政府機関で、ここが通信関連の全てを決めています。
✅ タイでSIMカードを契約する際の必要書類
– パスポート(原本)
– ワークパーミット(就労許可証)*電子の場合には表と裏2ページのスクリーンショット
– タイの住所
上記の書類を持っていけばタイでSIMカードの契約を行う事が出来ます。
尚、月払いの月極契約ではなく、プリペイドSIMカードを購入する際の必要書類は「パスポート」のみで問題ありません。
プリペイドとポストペイドについて
タイのSIMカードの契約形態としては、「プリペイド」と「ポストペイド」の2種類があります。
それぞれの違いについて簡単にご紹介いたします。
・プリペイド契約
プリペイドはSIMカードにアプリや店頭で残高をチャージしてチャージした残高から「データパッケージ」を購入したり「通話残高」として利用する形になります。
・ポストペイド契約
ポストペイドでの契約に関しては、日本で契約していたのと同様の支払い方法で通信キャリアからの請求に基づいてアプリや店頭で支払いを行う形になります。
どちらの方法でもタイに住む場合には契約は可能ですが、基本的にはポストペイドでの契約の方がプランがお得だったり、契約者特典が利用出来るので、タイに赴任・駐在する際や長期滞在する場合にはポストペイドがオススメです。
以下にて詳細な内容を記載しておりますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
タイ生活にオススメのプリペイドSIMカード
タイ生活のスタートに際してポストペイドの方が便利なのは間違いないですが、一部プリペイドSIMカードは中長期の滞在用の商品もあるので、そういった物を利用するのがオススメです。
AIS |ネットマラソン (Net Marathon)
一番人気の商品はAISが提供している「Net Marathon」という最長1年間のデータパッケージを先に購入するタイプの商品です。以下の記事で詳細をご案内しておりますのでチェックしてみてください。
・ベリーモバイル タイSIM
タイで30日~180日間利用可能なプリペイドSIMカードを日本のAmazonで販売しています。
このSIMカードで生活に慣れるまで使ってみるというのもオススメです!このSIMカードは中長期滞在する方向けに設計されている点と、日本語で現地サポートが受けられるのが人気の理由です。
詳細に関しては以下の記事でご紹介しておりますので気になる方はチェックしてみてください。
タイ赴任時にプリペイドSIMを購入する際の注意事項
タイ赴任・駐在時のSIMカードを購入数するのを日本のAmazonなどのECモールで購入するという方もいらっしゃるかと思いますが、日本のECモールでプリペイドSIMカードを購入する際に注意が必要なのが「登録名義」です。
タイではSIMカードに利用者が分かるように「法人情報」か「個人情報」を登録する必要があり、AmazonのECモールなどではSIMカードを販売している「法人情報」が登録されているので、以下のような作業をしようと思った際に法人情報の記載された書類が必要となります。
1. SIMカードの再発行
2. SIMカードからeSIMへの切換え
3. ポストペイド契約への切換え
4. 他の通信キャリアへ引っ越し
上記の通り、基本的にはECモールで購入したプリペイドSIMカードを継続して使う際に名義の問題で手続きが出来ないというケースが多いので、2年~3年という駐在期間中ずっと同じECモールで購入したSIMカードを使い続けるのは難しいでしょう。
これに関してもAISとTrueの5Gは快適に通信が出来るので、どちらかのキャリアを選べば間違いないでしょう。
✅ プリペイドSIMを買うなら自分の名義がベスト!
タイでプリペイドSIMカードを購入する際の必要書類はパスポートのみとなります。
プリペイドSIMカードを購入する際には自分の名義で契約しておくと他の手続きがかなりスムーズになります。
全キャリアeSIMでの契約が可能!
日本でもdocomoやau・Softbankなどの大手キャリアはeSIMでの契約が可能になっていますが、タイでもAIS・True・dtacの3つのキャリアではeSIMでの契約が可能です。実際にタイの携帯キャリアショップに行って、eSIMでの契約が出来るか試してみましたが、全キャリア可能でした。
eSIMとは物理的なSIMカードをスマホに挿してつかうという従来の方法とは異なり、スマホの本体に搭載されている「eSIMチップ」のデータを書き換えて通信を行う方法で、eSIM対応スマホであれば利用可能です。
この機能を使うには「eSIM搭載スマホ」が必要になりますが、iPhoneXR以降のiPhoneにはeSIMが搭載されているので、1台のiPhoneで複数のSIMカードを切り換えて使うといった使い方も出来ます。
店頭でeSIMで発行して欲しい旨伝えれば少し時間がかかりますが、eSIMのQRコードを出してもらえます。
キャリアショップの店頭での月額契約の流れ
契約したいSIMカードのキャリアが決まって、必要書類の準備が完了したらどうすればいいのでしょうか?
基本的な流れをご紹介いたします。
1. お近くのキャリアショップに行く
タイの携帯キャリアショップは大きめのデパートに入っている事が多いです。
どこにあるか調べたい場合にはGoogleMAPでキャリアショップの名前を検索してみるのが良いでしょう。
例えばAISで調べてみた結果が以下の通りです。
結構な店舗数があるので、お近くのショップを選んで必要書類を持って向かいましょう。
2. カウンターで契約する
混雑しているお店の場合には、タッチパネルで目的を選んで番号札を取る必要がある場合もあります。
混んでない場合にはそのままカウンターに行くと良いでしょう。
カウンターでの対応は基本的には「英語」か「タイ語」なので、英語でコミュニケーションを取れる方は問題ないでしょう。
英語でのコミュニケーションに自信が無い方はメモに英語で必要な情報を書いて、プランは印刷して持っていくかスマホでスクリーンショットを取ってカウンターで見せるのがオススメです。
プラン選択から
英語で契約する際にそこまで使う英単語はそこまで多くありません。
・Contract Type : Postpaid or Prepaid
・SIM Type:Physical SIM or eSIM
上記で契約形式とSIMタイプを選ぶ事が出来るので希望する物をメモに書いておくと良いでしょう。
後はプランを選ぶだけなので、各キャリアのプラン一覧から希望するプランを伝えましょう。
上記のようにスクリーンショットを撮影してどれがいいのか分かるように準備しておけばいいでしょう。
あとは、必要書類の「パスポート」と「就労許可証」と「住所を書いたメモ」を渡せばOKです。
3. スマホを渡してSIMを入れてもらう
プランを選ぶ時にいくつかの電話番号の候補から電話番号を決める形になります。
プラント電話番号が決まったらSIMカードを準備してくれるので、スマホをショップのスタッフに渡してSIMカードの設定を行ってもらいましょう。
この時にSIMロック解除がかかっていると操作が出来ないのでご注意ください。
SIMロックに関して以下のページにてご紹介しております。
以上でタイでのSIMカード契約の流れは完了です。
出される書類にサインをどんどんしていくと気づいたら契約が完了しています。
✅ 実際にやってみると結構簡単!
英語を使ってのSIMカードの契約というと少しハードルが高い印象を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にやってみるとタイの現地キャリアでのSIMカードの契約はかなり簡単です。
日本語でのSIM契約はベリーモバイル
タイのバンコクには日本人が多く住んでおり、日本語で受けられるサービスがかなり多いのですが、日本語でタイのSIMカードを契約出来る携帯ショップもあります。
在タイ日本人に聞いてみると一番人気なのが「ベリーモバイル」です。
日本語で通信関連のサポートが受けられるのが人気の理由ですが、日本人スタッフが店頭で丁寧にサポートしてくれるのが人気の理由です。
日本語で通信のサポートを受けたいという方はココへ行ってみましょう!
ベリーモバイルの詳細は以下のページでご紹介しております。
オンラインで安いSIMならFINN MOBILE
カウンターでの契約が不安という方は、オンラインで英語で契約が出来るFINNMOBILEという選択肢もあります。
実際、私も一時期使っていましたが契約~解約まで全て英語チャットでのやりとりなのでかなり簡単でした。
通信速度は遅かったですが、選択肢としてはありでしょう。
詳細を以下の記事にてご紹介しておりますのでご確認下さい。
日本のSIMは楽天モバイルがオススメ!
タイに赴任・駐在する際に日本のSIMカードをどうするか悩むという方も多いと思います。
色々な人に聞いてみた結果、楽天モバイルが「国際電話が無料で使える」「海外でも少し使える」「日本に一時帰国する際に快適」などの意見で楽天モバイルが人気でした。
楽天モバイルに関しては以下の記事でチェックしてみて下さい。
タイでも快適なモバイルライフを!
タイのモバイルライフは、非常に活発で進化を続けています。
以下に、タイにおけるモバイルライフに関して簡単にご消化いたします!
1. スマートフォンの普及
タイでは、スマートフォンの普及率が高く、多くの人が日常生活やビジネスにおいてスマートフォンを使用しています。デジタルバンキング、ソーシャルメディア、オンラインショッピングなど、さまざまなアプリケーションが活用されています。
日本と比べると低価格帯のモデルも普及しており、低価格帯のAndrod機種はかなりの選択肢があります。ただ、iPhoneも人気で新モデル発売になると多くに人がAppleStoreに向かい行列が出来ています。
2. モバイル通信プラン
タイには複数のモバイル通信プロバイダーが存在し、通信プランも多様です。
主要なプロバイダーにはAIS、TrueMove H、dtacなどがあります。これらのプロバイダーは、音声通話、SMS、データ通信などのプランを提供し、プリペイドおよびポストペイドのオプションが選べます。
契約に必要な書類さえそろえば英語で簡単に契約をすることが出来ますが、サポートも英語になるので不安な方は日本語対応のベリーモバイルがオススメ!
3. 5Gの導入
タイは5Gの導入を進めており、都市部では高速な5Gネットワークが利用可能です。5Gの普及により、より高速なデータ通信、低遅延、IoT(モノのインターネット)デバイスの活用が期待されています。
最近は5Gが使える範囲もかなり広くなり、特にAISの5G通信が高速で安定しているので通信速度にこだわる人はAISがオススメです。
4. デジタル決済の利用
タイでは、モバイル決済が急速に普及しています。例えば、タイの主要なデジタル決済アプリには、TrueMoney Wallet、LINE Pay、Rabbit Line Payなどがあります。これにより、店舗での支払い、オンラインショッピング、公共交通機関の支払いなどが便利に行えます。
また、銀行のアプリを使ったQRコード決済やATMからお金をおろす際にもモバイルバンキングが大活躍してくれます。
6. デジタルエンターテイメント
動画ストリーミングサービス(例:Netflix、YouTube)、音楽ストリーミングサービス(例:Spotify、Apple Music)も広く利用されています。これにより、タイのユーザーは多様なエンターテイメントコンテンツにアクセスできるようになっています。
日本と比べて安い価格でNetflixが契約出来るので、今まで使った事が無い方はタイの99THBプランへ加入してみるのもオススメです!