毎年恒例の海外在中邦人数の調査統計
毎年、外務省が発表している「海外在留邦人数調査統計」2022年版(2021年10月1日現在)が発表されていました。
タイはコロナにも負けず在留邦人数を伸ばしていましたが、果たして今回の調査ではどのような動きになっているのでしょうか?
2021年10月1日時点の海外在留邦人数TOP10
以下の表が2021年10月1日時点の国別の海外在留邦人数TOP10になります。
タイは4位をキープし、2021年も在留日本人数が増加しているという結果になりました。
2021年は結構人の動きも少なかったように感じますが、微増しているという調査結果になります。
2021年10月調査結果 | |||
順 位 | 国(地域)名 | 在留邦人数 | 前年比 |
1 | 米国 | 429,889 | 0.80% |
2 | 中国 | 107,715 | -3.60% |
3 | オーストラリア | 93,451 | -4.20% |
4 | タイ | 82,574 | 1.70% |
5 | カナダ | 70,892 | -0.10% |
6 | 英国 | 63,653 | 1.00% |
7 | ブラジル | 48,703 | -2.00% |
8 | ドイツ | 42,135 | 0.90% |
9 | 韓国 | 41,238 | 1.80% |
10 | フランス | 36,347 | -2.10% |
出典:外務省「海外在留邦人数調査統計(令和4年版)」(国(地域)別在留邦人数推計上位50位推移(令和3年10月1日現在)
2020年10月1日時点の調査は各国軒並み減少となる中タイは増加という形でしたが、2021年は他にも増加に転じる国がいくつか出てきています。
都市別ではバンコクが2位をキープ
続いて都市別ですが、こちらもバンコクは増加しており、2位をキープしています。
1位のロサンゼルス都市圏と2位のバンコクが圧倒的に多くなっており、バンコクは2020年の58,783人から約1,000人の増加となっていますね。
2021年10月調査結果 | |||
順 位 | 国(地域)名 | 在留邦人数 | 前年比 |
1 | ロサンゼルス都市圏 | 67,107 | -0.6% |
2 | バンコク | 59,744 | +1.6% |
3 | ニューヨーク都市圏 | 39,932 | +0.2% |
4 | 上海(中国) | 37,968 | -4.6% |
5 | シンガポール | 36,200 | -1.1% |
6 | 大ロンドン市 | 32,371 | +0.4% |
7 | シドニー都市圏 | 28,742 | -8.5% |
8 | バンクーバー都市圏 | 26,885 | +0.8% |
9 | 香港(中国) | 24,097 | +1.3% |
10 | ホノルル | 23,863 | +0.5% |
出典:外務省「海外在留邦人数調査統計(令和4年版)」(国(地域)別在留邦人数推計上位50位推移(令和3年10月1日現在)
シラチャも33位にランクイン
都市別のTOP50にはシラチャもランクインしており、6,520人の在留日本人がいるようです。
シラチャも年々在留日本人数を伸ばしているという調査結果でとなっています。
33 | シーラーチャー(タイ) | 6,520 | +2.0% |
出典:外務省「海外在留邦人数調査統計(令和4年版)」(国(地域)別在留邦人数推計上位50位推移(令和3年10月1日現在)
ちなみにチェンマイはTOP50にランクインしておらず、タイでランクインしているのはバンコクとシラチャの2都市となります。
増えている実感はないが、増えているのでしょう
コロナ禍でタイに住む日本人は減少したように感じていましたが、今回の調査結果を見る限り増加しているのでしょう。
このまま増え続けて是非、1位を目指してほしいですね。
さいごに
2022年は新規赴任する人も増えてきている印象なので、次の調査結果ではさらに日本人が増加して良そうな気がしますね。
次の調査結果を楽しみに待ちたいと思います。