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現地採用としてタイに移住を考えた場合に、どのくらいの生活費を見ておけばいい?

タイ・バンコクは、多くの日本人観光客が訪れるだけでなく、日本から現地採用で働く場所としても非常に人気のある都市です。この人気の理由にはいくつかの要素が挙げられます。

求人の幅広

バンコクでは、コールセンターなど、特別なスキルや専門的な経験がなくても働ける職場が多いという点が魅力です。これにより、タイでの就職のハードルが低く、比較的簡単に現地採用のポジションを見つけることができます。特に、日本語を話せるだけで就業可能なポジションが多いため、タイ語や英語のスキルが未熟な人でも就職の機会があります。

物価の安さ

タイの物価は日本と比べてかなり安いため、生活費を抑えることができます。特に食費や交通費、住居費を安く抑える事が出来るという点は、多くの現地採用者にとって大きなメリットです。テレビやメディアなどが発信するタイの物価の安さに関する情報も、現地採用を考える日本人にとって重要な要素となっています。

快適な生活環境

バンコクの気候や文化、食べ物は、日本と異なるものの、多くの日本人にとって快適な生活環境を提供しています。さらに、タイのホスピタリティや親しみやすさ、充実したエンターテイメントや観光地も、バンコクでの生活を魅力的にしています。

タイに住んでみて感じる事

実際にタイに住んで働いてみると、日本との違いを感じることはあるものの、生活の基本的な部分は意外と日本と変わらないというのが率直な意見です。特に、都市部であれば、日本と同様の便利な生活が可能であり、生活面での不便さは少ないものの物価も日本とあまり変わらないと感じる人が多いでしょう。

バンコクで現地採用として働くことは、多くの人にとって魅力的な選択肢であり、多様な理由から人気があります。しかし、楽しい生活を送りながらも、将来に向けた資産形成や計画的な資金管理は欠かせません。
生活の楽しさと同時に、将来の安心を確保するための準備をしっかりと行うことが、タイでの生活を充実させるためには重要です。

給与に関して

タイの物価は上がっていますが、日本人の現地採用の給与は基本的に5~70,000THBスタートの給与から始まる事が多いのではないでしょうか。

語学力や今までの経験があれば70,000THBで仕事は見つかると思いますので、この70,000THBで計算してみましょう。70,000であれば手取りは、65,000THBくらいでしょうか。

この65,000THBの生活で仮定してみましょう。

<最低限の出費>
家賃10,000 THB
食費10,000 THB
水光熱費2,000THB
雑費5,000THB
通信費1,000 THB
合計28,000THB

今回設定した最低限の出費が28,000THBとなり、65,000THBあれば、まだ37,000THB手元に残る計算となります。ただ、ここにタバコを吸う人はたばこ代、洋服を買うと衣装代、飲みに行けば娯楽代、お付き合いの接待費など色々な出費が別途かかってくるでしょう。

どれだけ節約できるかがポイントになってきますが、食事や飲み代などを抑えて毎月一定額は貯金するようにした方が良いと思います。

■ 月に70,000THBなら多少遊んでも手元には残せる。
一人暮らしてであれば、月70,000THBあれば多少遊んでいても、貯金するお金を残して生活することはできると思います。節約すれば60,000THBでも可能だと思いますし、かなり頑張れば50,000バーツでも可能です。ただ、個人的には70,000THBあればある程度楽しくタイ生活を送れると思います。

今、ある程度良い暮らしをするにはどのくらいの手取りが必要?

では次にある程度良い暮らしをするにはどのくらいの手取りが必要なのかを考えてみましょう。
簡単にイメージを作ってみました。

<ある程度楽な生活費イメージ>
家賃20,000 THB
食費17,000 THB
水光熱費2,000THB
雑費10,000THB
通信費1,000 THB
交際費10,000THB
合計60,000THB

このくらい生活費に回す手取り65,000THBでは毎月残高ギリギリになり貯金が出来ない生活になります。安定してこの暮らしをするのであれば手取りで8~90,000THB以上は欲しいところです。

■最初の給与も結構重要
仮に額面9万バーツを目指す場合ですが、初任給50,000バーツの場合には4万バーツアップする必要がありますが、7万バーツスタートでは2万バーツアップで達成可能となり、順調に昇給していけば2年か3年程度ではこの暮らしが出来るようになっていると思います。

50,000バーツの給与では最初は結構キツイ!

現地採用でタイに移住し、50,000バーツの給与でスタートする場合、生活はかなり厳しくなる可能性があります。タイの生活費が日本よりも安いとはいえ、現実的にはこの額では旅行や日本への一時帰国などの余裕は難しいでしょう。さらに、将来に向けての貯金も考えると、生活はさらに厳しくなります。

50,000バーツの給与では、基本的な生活費を賄うのがやっとで、少しでも貯金をしようとすると厳しい状況になるかもしれません。タイに住んでいる間に、近隣の国へ旅行をしたり、日本へ年に一度帰国するためには、ある程度の貯金をしておく必要があります。これを実現するためには、給与の増加が見込める職場で働くことが理想です。

しかし、仕事を選ぶ際に昇給の見込みを確実に把握するのは難しいです。そのため、給与が現状のままであれば将来的に厳しい状況になると感じた場合には、転職を検討することが賢明です。転職を考える際には、自分のスキルや経験がどれだけ活かせるかも重要なポイントです。スキルを身に付けておくことが、より良い条件の仕事を見つけるためには欠かせません。

最初の給与での生活基盤を整えた後は、より良い給与や条件の仕事を見つけやすくなり、タイでの生活をより充実させるたに転職をするのが良いでしょう。

■ 日本からある程度お金は持ってきておこう。
タイに住み始めてすぐは意外に色々な準備や生活を整えるのにお金が必要になる場合もありますし、病院に行かなければいけない事もあるかもしれないので、お金はある程度持っておくのがおススメです。
貯金用口座に日本から持ってきたお金を入れとくといざという時も安心です。

将来と貯金を考える

タイ人の配偶者がいる場合には、タイでの生活が長期的に続く可能性が高いですが、配偶者が日本人の場合などには、日本への帰国を視野に入れることが多いでしょう。そのため、転職のタイミングや将来の貯蓄計画について考えることは非常に重要です。

タイでの生活を続けながら将来に向けて資産形成を行う場合、例えば1,000万バーツを目標にするなら、年に約30万バーツを33年間貯め続ける必要があります。これを実現するためには、安定した収入と計画的な貯蓄が欠かせません。

結婚し、家族を養っていくようになると、生活費がさらに増加しますし、子供ができれば学費などの追加費用も発生します。家族を養いながら老後資金を貯めるというのは高いハードルとなるでしょう。生活費や子供の教育費を賄いながら、将来に向けての貯蓄を確保するためには、十分な収入と戦略的な資産管理が必要です。タイでの生活をより安定させるためには、長期的な視野で計画を立て、必要に応じて収入の増加を目指すことが大切です。

■ のんびり暮らし続けるのであればOK!
のんびり生活出来れば別にいいという人も中にはいるので、老後資金なんか考えずに今を楽しむという人は貯金など考えずに生きていくと良いと思いますが、年を重ねると転職や再就職も難しくなるので個人的には貯金額や将来設計はしっかり考えておくべきでしょう。

さいごに

タイで現地採用として生活する際の基本的な生活費について簡単にイメージを持ってもらうことができたかと思いますが、特に20代中盤から後半の方には、挑戦の気持ちで一度タイに来てみることをお勧めします。タイの魅力的な生活環境や多様な文化を体験し、新たな挑戦をするのは非常に価値のある経験です。

しかし、タイでの生活を成功させるためには、最初の仕事選びと労働条件をしっかりと検討することが重要です。自分のライフスタイルや将来の目標に合った職場を選ぶことで、より充実したタイでの生活が実現できます。

また、タイには多くの日本人が現地採用として働いており、社交性があればすぐに友達ができるでしょう。友人たちから生活に関するアドバイスをもらうことで、タイでの生活がよりスムーズに進むはずです。社交的に交流を深め、現地での生活を楽しんでください。