
5Gスマホ販売台数はAppleが好調も、中国勢が勢力拡大。
先日、Strategy Analyticsが発表した情報によると、2021年第一四半期の世界の5G端末の販売台数は約1億3600万台が販売されたとの事です。
尚、特にアメリカ・ヨーロッパ・中国で販売台数が伸びているようです。
以下がそれぞれのメーカーの販売台数となります。
メーカー | 販売台数(100万台) | |
2020-4Q | 2021-1Q | |
Apple | 52.2 | 40.4 |
OPPO | 13.9 | 21.5 |
Vivo | 12.0 | 19.4 |
Samsung | 9.5 | 17 |
Xiaomi | 11.8 | 16.6 |
Other | 28.7 | 20.8 |
合計 | 128.1 | 135.7 |
日本以外で販売されていない日本メーカーは当然ランキングには入っておらず、1位はAppleでアメリカ、Samsungを除いてあとは中国勢がランキング上位に入っている状況です。
最近は中国勢とSamsungが低価格スマホを販売していることから、今後販売台数を伸ばしてくることが予想されます。
中国勢+Samsungがシェア拡大
ランキングに入っているOPPO・Vivo・Xiaomiは中国勢となり、そこにSamsungの韓国勢が1社入っている状況です。
この4社はシェア拡大に成功しており、幅広い価格帯のラインナップで今後も販売台数を伸ばしていくでしょう。個人的にはXiaomiが低価格5Gスマホを続々発売しており、次の調査ではさらにシェア拡大をしてくると思います。
日本のスマホ市場は?
世界的にAppleと中国勢が販売台数を伸ばしていますが、まだ日本ではスマホの販売台数で中国勢はランキングに入っていませんでした。ただRealmeやXiaomiが低価格スマホを日本市場に投入してしているので、次の調査ではランクインしてきそうな気がします。
順位 | メーカー | シェア | 販売台数(万台) |
1 | Apple | 52.6% | 601.3 |
2 | Sharp | 12.4% | 141.4 |
3 | Kyocera | 7.0% | 80.1 |
4 | Samsung | 6.8% | 78.1 |
5 | Sony | 6.4% | 73.2 |
今後、低価格帯のスマホが増加していくため、日本メーカーはさらに厳しい状況になっていくことが予想されます。
さいごに
日本メーカーのスマホは売れなくなっていますが、スマホに使われる部品に関してはいまだに大きなシェアを占めているので、5G関連製品や電子部品などで生き残っていくのでしょうか。
スマホ本体も頑張ってほしいと思いますが、価格競争をしてもきついだけなので、尖ったコンセプトの面白いスマホを開発して驚かせてほしいと思います。