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楽天・ソフトバンクが米国の「5Gクリーンネットワーク企業」に追加。

米国が認めた5Gクリーンテレコミュニケーション企業について

先日、以下の記事でアメリカのクリーンネットワークプログラムについて取り上げましたが、上記の画像が現在、アメリカが5Gクリーンテレコミュニケーション企業と認めている会社一覧です。

先日は、日本は「NTT」と「KDDI」のみになっていましたが、「Softbank」と「Rakuten」が追加されました。

特に「Softbank」が含まれていない点に関しては、騒がれていたので何とか入れて良かったですね。

5Gがクリーンな国とクリーンな通信会社

イギリス・チェコ・スウェーデン・デンマーク・ポーランドなどを含む多くの国で、5Gネットワークで信頼できるベンダーのみを許可するという方針を打ち出しております。

現在、大手の通信キャリアにおいてもクリーンな通信会社と認められるベく、5Gネットワ​​ーク構築の際にHuaweiやZTEなどの信頼されていないITベンダーの利用しない方針です。

タイのキャリアに関して

現状、タイのキャリアは含まれていませんが、タイの通信キャリア各社の方針を見てみましょう。今後どういう流れになると予想されているのでしょうか?

AIS

AISはタイにおける5Gの開発や普及に関してHuaweiと協業すると発表しており、恐らくHuaweiと一緒に進めて行くのだと思いますが、Huaweiはクリーンではないとされているので、AISが5Gクリーンテレコミュニケーション企業に含まれる可能性は低そうですね。

True

Trueはタイの5G分野に関して中国移動通信(China Mobile)と協業すると発表しています。こちらも中華系と組んで5Gのは開発・普及を進めているので、AISと同様に5Gクリーンテレコミュニケーション企業に含まれる可能性は低そうです。

Dtac

Dtacはノルウェーの通信キャリア、telenorの傘下のタイの通信キャリアです。今回5Gクリーンテレコミュニケーション企業にTelenorが含まれているので、現状だと5Gクリーンテレコミュニケーション企業に含まれる可能性がタイのキャリアの中で一番高そうです。

さいごに

アメリカが選択している5Gクリーンテレコミュニケーション企業を見れば分かるように、特にアメリカの企業に絞っている分けではありません。

中国の国家情報法により中国共産党が中国に本部を置いている5Gサプライヤーにデータの引き渡しやその他の秘密裏の行動を強制することができるようになっている点を問題視してHuaweiまたはZTEなどの影響を受けるベンダーを除外し、明確にクリーンなベンダーを表明する事を目的にしています。

中華系のスマホメーカーも今後影響を受ける可能性があり、多くの企業では会社支給のスマホやタブレットなどのIT機器の製造元を確認する動きがでてきています。

今後の流れに注目していきましょう。