5Gが普及してついついスマホのデータ容量が増える?
日本でもタイでも5Gのエリアの拡充が進んでいますが、5Gは速度が速く快適にデータ通信を行えるので、今までWiFi環境下で行っていたこともスマホで出来てしまうようになりデータ容量がなくなるのが今まで早くなったという人も中にはいるのではないでしょうか?
今回は日本の2021年6月のスマホを使ったデータ容量に関しての調査をMM総研が行っていましたので、そちらの結果をチェックしてみたいと思います。
自分は2年前までは10GBあればデータ容量は十分だと思っていましたが、最近は月に40GB以上スマホでデータ通信を行っています。特にタイの場合はWiFiよりスマホの方が通信速度が安定しているという事もあるかもしれません。日本の状況はどうなのでしょうか?
日本のスマホのデータ利用量は平均9GB?
MM総研がスマホユーザーに6月のデータ利用量について調査を行った結果、日本のユーザーの平均のデータ利用量は8.72GB、データ利用量の中央値は3GBだったとのことです。
日本でも5Gがかなり普及しているのでデータ速度が快適になりデータをついつい使いすぎて利用量が増加しているかと思いましたが特にそういった傾向は無いようです。
3GB以下の利用者が50%以上とデータを節約する傾向はまだ続いているようで、動画やアプリのダウンロード・更新などの多くのデータ容量を使う時はWiFiを利用するという使い分けをしている人が多いのかもしれません。
日本のデータ利用料はまだそこまで大きな変化が無いようですが、今後AhamoやPovo、LINEMOなどの契約が増え20GBプランが一般的になってくればデータ利用料は急増してくるのではないかと思います。
今は快適さよりコストを抑えることをメインに考えている人もいるのかもしれません。
続いてスマホを使ってのWiFiの利用状況を確認してみます。
WiFiでどのくらいデータを使っている?
スマホのデータ容量は微増している状況で、データ容量を使う通信はWiFiを使っていると仮定してWiFiでのデータ量の使用状況を確認してみましょう。
今回のMM総研の調査ではAndroidとiPhoneで分けてWiFiでのデータ使用量を分けており、結果はAndroidが15.76GB、iPhoneが19.55GBとなっており、全体では17.45GBとなります。
このWiFiの方がデータ利用量が多い検証は日本にとっては一般的で、スマホの平均の 8.72GBと合わせるとスマホで28.27GBと約30GBが平均となりました。
尚、WiFiでのデータ利用量の伸び率の方がスマホより伸びており、これは在宅勤務が増え自宅でのスマホの利用頻度が上がったという事も関係しているかもしれないですね。
SIMとWiFiの両方を合わせて考えるとスマホでのデータ利用料は増えており、スマホがより生活に欠かせないアイテムになっているのは間違いないでしょう。
日本はWiFiでの通信も安定しているのでWiFiを使うのも自然なのかもしれません。
スマホの月額料金は安くなっている?
総務省が携帯電話の月額料金はもっと安くできると言い出して、各社新プランを投入しましたがスマホの月額料金は実際に安くなっているのでしょうか?
スマホの利用料金は?
DOCOMO・Softbank・au・楽天モバイルの大手4社のスマホの月額料金は5,351円となりました。
2019年の平均の月額料金は6401円だったことを考えると1,000円程度安くなっており、総務省の取り組みは少しは身を結んだと言えるでしょう。
尚、AhamoやLINEMOなどのサブブランドを使っている人の平均の月額料金は3,331円となり通常のプランを使っている人より2000円以上安いという結果になっています。
また、大手以外の格安キャリアを使っている利用者の平均の月額料金は2,049円とかなり安いと言えるでしょう。
格安キャリアなどの利用率はまだ高くなく10%程度と考えると、ここが増えればさらに金額は下がってくると思います。ただスマホが生活に欠かせない物になるにつれて手厚いサポートの価値が上がっていくと思うので今後も店舗を構えた大手キャリアの人気は変わらないような気がします。
最後に
月額料金に関しては、サブブランドや格安キャリアを選択する人が増えてくれば、今後さらに下がっていけそうな気がしますね。
日本の大手4社の平均金額の 5351円 はタイでは1,500バーツ程度なので高速データ無制限のプランが契約できる金額です、また格安キャリアの2,049円は600THBくらいなのでタイのMVNOのGOMObyAISやFINN MOBILEと比べるとまだ高いかなという印象です。
今後も日本のスマホの月額料金は下がっていくと思うので、また調査結果が出たら調べてみようと思います。