タイでのチップについて
タイ生活では、チップを渡す場面はそれほど多くありませんが、特定のシチュエーションでは渡すことでスムーズなサービスが受けられることがあります。
以下に、私が普段払っているチップの相場とともに、チップを渡すと良い場面についてご紹介します。
チップを絶対に渡さなければいけないシーンは無いので、自分の満足度などに応じて渡すと良いでしょう。
レストランでのチップ事情は?
個人的にはタイの一般的なレストランでチップは必須ではないと思っています。
チップが必要な高級店であれば「Service Charge」として加算されることが多いですし、「Service Charge」が無いようなお店はチップが必要なお店ではないという認識です。
Service Charge あり
レストランは基本的に高級な場所ほど「Service Charge」が10%加算されている場合が多いです。この場合は別途チップは基本的には必要ありません。
支払いの際に明細に「Service Charge 」や「SC」といった記載があるかをチェックしてください。
Service Charge なし
料金の5%〜10%程度。私は、サービスが良いと感じた時や、特に親切に対応してもらった場合に10%程度渡すようにしています。
【個人的な相場】
Service Charge が無い場合でもローカルのなどではチップを置いていく事はほとんどないです。ただサービスがかなり良かった場合にはお釣りから少し残すようにしています。
マッサージでのチップ事情は?
タイと言えばタイマッサージですが、基本的にチップを払うようにしています。
これは結構個人差があるので、何とも言えない所ではありますが現在のマッサージのチップの相場は以下のイメージです。
・1時間:50バーツ~
・2時間:100バーツ~
例)1~2時間のマッサージを受けた場合。
・満足した場合:100バーツ
・微妙だった場合:50バーツ
・最低だった場合: 0バーツ
【個人的な相場】
私は基本的には100バーツを毎回チップとして払うイメージですが、不満がある場合に減算していくという感じで決めていて、最悪だった場合にはチップは全く払いません。
また、20バーツなどの少額の場合にはあげない方がお互い幸せかもしれません。
タクシーでのチップ事情は?
タクシーを街中で止めて乗った場合にチップを渡すという人はほとんどいないのではないでしょうか。
運転手さんに関しては、基本的にはお釣りをもらわないやお釣りを一部受け取らないという形でチップを渡すイメージです。
尚、最初から価格交渉があった場合や、雑な運転だった場合などは払わないようにしています。
例 )料金が54バーツの場合は以下のイメージです。
1.60バーツを渡すしてお釣りをもらわない。
2.100バーツ渡して40バーツのお釣りをもらい小銭はもらわない。
(個人的に状況により加算するチップ)
・トランクに荷物を入れてくれた→会計に+20バーツ
・近い場所で申し訳ないと思った場合→会計に+20バーツ
・渋滞に巻き込まれて途中で降りる場合→会計に+50バーツ
上記の3つは個人的に何となく決めているルールで「ありがとう」「申し訳ない」という気持ちを金額に換算しているイメージです。お互い気持ちよく移動出来る事が重要です。
ホテルのベッドメイクでのチップ事情は?
ベッドメイキングの際に枕元にチップを置くというのは世界共通のチップかもしれませんが、タイでも別途メイキングのチップは渡すのが普通でしょう。
ホテルのベッドメイクに対しては、1泊あたり20〜50バーツ程度のチップを渡しています。ベッドメイクや清掃の際に、感謝の気持ちを込めて現金で渡すことが多いです。清掃が特に丁寧だった場合や、追加のリクエストに応じてもらった場合には、少し多めのチップを渡すことがあります。
机の上でも良いのですが、何度かそのまま残っていたことがあったので基本的に枕元に置くようにしています。相場といわれているのは、以下のイメージです。
・安いホテル :20バーツ/人
・普通のホテル:20バーツ/人
・高級なホテル:50バーツ/人
【個人的な相場】
個人的には以下のイメージでチップを決めています。
・安いホテル:20バーツ/ベッド
・普通のホテル:50バーツ/ベッド
・高級なホテル:100バーツ/ベッド
ベッドの数に応じてチップの額を変えています。もちろん使っていないベッドの分はチップを置かないですが。使ったベッドの枕に上記の金額を置くイメージにしています。
尚、50バーツ無ければ40バーツでいいかといった微調整はしています。
その他チップをあげるシーンは?
例えば、ドアマンやベルボーイに荷物を運んでもらった場合や、ツアーを利用してガイドさんに色々お世話になった場合、送迎を頼んだ場合や、ゴルフに行ってキャディーさんについてもらった場合など個人的にサービスを受けた場合にはチップを支払うようにしています。
【個人的な相場】
・ツアーのガイドさん…100バーツ
・送迎のドライバーさん…100バーツ
・ゴルフのキャディーさん…300~500バーツ
上記はイメージですが、色々お世話になった場合には感謝の気持ちを100THB以上の金額で示すと良いでしょう。
さいごに
タイでのチップについては、基本的に満足度に応じて支払う額を決めるのが良いと考えています。具体的には、サービスが期待通りであれば、チップの相場通りに支払うことが多いです。しかし、サービスが不十分だったり、期待外れだった場合には、相場よりも少額のチップを渡すこともあります。
ただし、もしサービスが非常に素晴らしく、心から感動した場合には、相場以上のチップを渡すこともあります。優れたサービスには、少し多めのチップを渡すことで感謝の気持ちを伝えたいと考えています。チップは、サービスの質に対する自分の評価を反映するものなので、必ずしも相場に縛られる必要はないと感じています。
最終的には、チップは気持ちの表れであり、自分が納得する額を渡すのが一番重要だと思います。相場以上を払っても、自分がその額に納得し、良いサービスを受けたと感じているのであれば、それで良いと個人的には考えています。このように、チップは単なる義務ではなく、サービスに対する感謝の気持ちを伝えるためのものだと考えています。