タイは留学に人気の国で治安も良い方だと思います。
そんなタイで留学経験はきっと今後の人生に役立つと思います。今回はそんなタイへの留学についてまとめてみましたので、ご紹介致します。
タイ留学の種類をご紹介
海外に留学という話になって皆さんがまず思い浮かべる留学スタイルは、「タイの大学に一年生から卒業まで在籍する」という長期の留学を思い浮かべるかもしれません。この、いわゆるタイで大学生として4年間を過ごす長期留学はタイでの生活を満喫しながら勉強をすることができる方法ですが、少しハードルが高いと感じる方が多いと思います。
最近は他の人気の留学先の物価高騰や円安の影響もあり、ここ数年人気の留学先となっており留学生が多くなってきていますが、主な留学スタイルは以下の3つがあります。
1.日本の大学経由で「交換留学」
2.卒業まで通う「長期留学」
3.語学学校で「短期留学」
この3つの留学タイプを簡単にご紹介いたします。
日本の大学経由で「交換留学」
まず、一番最初にご紹介する交換留学ですが、学生にとって最もポピュラーな選択肢です。
日本の大学と提携しているタイの大学に半年から1年ほど留学するスタイルで、多くの場合、日本の大学の授業料を支払うだけで済み、タイでの生活費やその他の費用も比較的抑えられるのがメリットです。
交換留学は、短期間でタイの文化や生活に触れることができる一方、期間が短いためにより深く現地の生活や文化に溶け込む機会が限られることもあります。それでも、タイに魅了され、交換留学からフルタイム学生として転向する日本人学生も少なくありません。
手続きに関しては、通常は大学側がサポートしてくれるため、学生自身が複雑なプロセスを行う必要はありません。もしサポートがない場合でも、長期留学と同じプロセスで対応できるため、それほど心配する必要はないでしょう。
タイの大学卒業まで通う長期留学
フルタイムでタイの大学に通tって、入学から卒業までの約4年間をタイで過ごすこのスタイルは、最も深く現地の文化に根ざした留学方法ですが日本での就職等を考えると不安に感じてこの方法を選ぶ学生はあまり多くないでしょう。
タイの学生たちと同じカリキュラムを学び、共にキャンパスライフを送ることで、単なる留学生ではなく、タイの社会の一員としての生活する毎日が待っています。交換留学生にはないイベントや活動にも参加することができ、現地の友人との交流を通じて、タイの文化や習慣をより深く知ることができます。
タイの大学生活は、日本の大学生活とは異なり、地域ごとに異なる文化や慣習に触れながら、成長できる機会が豊富にあります。また、現地でのインターンシップやボランティア活動を通じて、現地社会との関わりを深め、将来のキャリアにも役立てることができるでしょう。
語学学校への入学
タイへの語学留学は、短期間から中長期までさまざまな選択肢があり、タイ語や英語を学びたいという方に最適です。たとえば、チュラロンコン大学が提供している外国人向けのタイ語学習コース【Intensive Thai Program】は非常に人気があり、多くの留学生がタイ語を集中的に学ぶためにこのコースに参加しています。
た、タイには多くの英語学校も存在しており、ビジネス英語や日常会話を学ぶためのプログラムも豊富です。このような語学学校に通うことは、短期間でもタイ語や英語を実践的に学ぶ機会となり、タイでの生活をより豊かにする助けとなるでしょう。
特にタイ語を学びたい場合、現地での生活をしながら学ぶことは、教室での学びと実際の生活が融合し、言語習得のスピードが格段に上がるという利点があります。
目的や期間・予算でどのスタイルが合うかは変わる1
この3つの留学スタイルの中で、どのタイプを選ぶかは個々の目標や期間、予算によって異なります。しかし、どのスタイルを選んでも、タイでの留学経験は人生を豊かにし、貴重なスキルや人脈を築くことができる素晴らしい機会となるはずです。
特にタイの大学生としての留学する「交換留学」や「長期留学」は現地の学生たちとの交流や日常生活を通じて、単なる学びだけでなく、タイという国そのものを深く理解し、自分自身の成長を大きく促進する体験となります。
最後に、タイでの生活は、気候や食文化、生活習慣など、日本とは異なる点が多く、初めての留学生活においては戸惑うこともあるかもしれません。しかし、その違いを受け入れ、楽しむことができれば、タイは間違いなく心豊かな生活を提供してくれる場所です。
交換留学ってどうやって行く?
日本の大学からタイへの交換留学に参加するための基本的な流れは、以下のステップで進行します。
各大学やプログラムによって異なる点もありますが、大まかな手順は共通しています。交換留学を希望する際には、早めに準備を始めることが大切です。
交換留学プログラムの確認
まず、日本で通っている大学が提供している交換留学プログラムを確認します。
大学の国際交流センターや留学支援オフィスにて、提携しているタイの大学や参加可能なプログラム、必要な条件について情報を得ることができます。
・提携校の確認
タイの大学の中でどの学校が提携校になっているか確認します。よくある提携校としては、チュラロンコン大学やマヒドン大学などの著名な大学があります。
・留学期間の確認
半年間または1年間のプログラムが一般的ですので期間の確認も欠かせません。
交換留学は大学の目玉プログラムですが、応募には高い成績やTOEFL®テストの高スコアが求められます。特に英検1級相当のレベルが必要なことが多く、全ての学生が参加できるわけではありません。実際に留学できるのは一部の学生だけで、期間は通常1年です。
応募要件の確認と準備
次に、交換留学プログラムへの応募要件を確認します。一般的に必要とされる要件は以下のようなものです。
・GPA(成績評価)
一定以上のGPAが求められることが多いです。各プログラムにより求められる成績は異なるため、事前に確認しましょう。
・語学力
多くの場合、タイの大学での授業は英語で行われるため、英語力が必要です。TOEFLやIELTSのスコアが求められることが一般的です。タイ語を学ぶ場合には、特別な語学要件はない場合が多いですが、英語が日常的に使用されます。
面接がある場合も
プログラムによっては、面接試験が課される場合もあります。
先程もご紹介しましたが、基本的には学力と語学力が必要となりますので、交換留学に応募しようと考えている人はしっかりと準備しておきましょう。
応募書類の準備・提出
応募要件を満たしていることが確認できたら、必要な書類を準備して提出します。
・志望理由書
なぜタイでの留学を希望しているのか、学びたいことや将来の目標などを明確に記述します。
・成績証明書
現在の大学での成績が求められることが多いです。
・推薦状
大学教授や指導教員からの推薦状が必要になることがあります。
・語学証明書
TOEFLやIELTSのスコアシートを提出します。
書類審査の後、プログラムによっては面接が行われます。
面接では、留学の目的やタイでの生活に対する準備状況、今後のキャリア計画などが質問されることが一般的です。
合格・留学先大学との手続き
選考に合格したら、留学先のタイの大学と連絡を取り、留学手続きを進めます。多くの場合、日本の大学の国際交流担当がサポートしてくれます。
・入学手続き
タイの大学に入学許可を得るための手続きや書類を提出します。
・ビザの申請
学生ビザの申請が必要です。タイへの長期滞在には「教育ビザ(EDビザ)」が必要で、必要な書類はタイの大学から提供されます。
・住居の手配
学生寮や留学生向けのアパートを手配します。多くの場合、留学先の大学が住居に関してもサポートしてくれます。
タイ留学を楽しもう!
すべての手続きが終わり、タイに向かいます。
・オリエンテーション
多くの大学では、到着後に留学生向けのオリエンテーションが実施されます。現地での生活や大学のルールについて説明を受けます。
・授業開始
タイの大学での授業が始まります。交換留学では、専攻に関係なく興味のある授業を自由に履修できる場合が多いです。
留学が終了し帰国後、日本の大学での単位認定手続きを行います。交換留学で取得した単位が日本の大学に反映されるよう、事前に確認しておくことが大切です。
通っている学校や参加するプロブラムによって少し異なると思いますが、基本的には上記のような流れに沿って、タイでの交換留学は進んでいきます。タイは、異文化体験や多様な国際的な交流を深める場として魅力的で、留学経験を通じて大きな成長が期待できる国です。
4年間の長期留学を検討している人へ
次にタイへの長期留学に必要な情報をご紹介いたします。まず留学先の選び方には、学校の場所や生活費など、さまざまな要素を考慮する必要があります。特にタイへの留学において、都心部(バンコク)と地方では生活スタイルや費用に大きな違いが出てきます。
バンコクに留学するか地方に留学するかで大きく異なるのでまずは以下のポイントをご紹介いたします。
バンコク留学のメリットとデメリット
メリット
・インフラが整っており、生活環境が日本とあまり変わらない。
・国内外問わず旅行がしやすい。
・さまざまな選択肢が豊富で、エンターテイメントも充実している。
デメリット
・交通渋滞がひどく、通学にストレスがたまることがある。
・外食やショッピングに関して、日本と同程度の費用がかかる場合がある。
・都市の誘惑が多く、生活費が予想よりも高くなる傾向がある。
地方での留学のメリットとデメリット
メリット
・生活費がバンコクと比べて安く、本当のタイの文化や生活を体験できる。
・自然豊かな環境で、のんびりとした生活を送ることができる。
デメリット
・交通手段が限られているため、車やバイクが必要になることが多い。
・留学生向けのアパートが限られており、生活環境に制限が出る可能性がある。
タイの物価は一般的に「安い」とされがちですが、バンコクでの生活は予想外に高くなることがあります。特に外食が多くなる場合や、母国料理を楽しむとなると、食費が大きな負担になることがあります。また、タイでは自炊文化が少なく、外食が日常化しています。地方では、安価で自然に囲まれた生活が楽しめますが、日本食を求めるのも簡単ではありません。
タイで留学生に人気の大学をご紹介
タイで日本人留学生が多い大学としては、以下の大学が特に人気です。
これらの大学は、教育の質が高く、インターナショナルプログラムが充実していることから、日本人留学生に選ばれることが多いです。
1. チュラロンコン大学(バンコク)
タイの最も有名で権威ある国立大学の一つであり、タイ国内外から多くの優秀な学生が集まります。インターナショナルプログラムが充実しており、日本人留学生も多く見られます。
2. タマサート大学(バンコク)
チュラロンコン大学に次いで有名な国立大学であり、歴史的にも重要な位置を占めています。特に法学や経済学などの分野で定評があり、バンコクにキャンパスがあるため、日本人留学生にも人気があります。
3. アサンプション大学(バンコク)
タイの私立大学として最も有名で、インターナショナルプログラムが豊富に用意されています。キャンパス内では英語が主な言語として使われているため、留学生にとって学びやすい環境です。ビジネスや経済学部が特に人気です。
4. チェンマイ大学(チェンマイ県)
バンコクから離れた北部に位置する国立大学で、自然に囲まれたキャンパスが魅力です。日本人留学生も多く、インターナショナルプログラムも充実しています。チェンマイは生活費が安く、落ち着いた環境で学べるため、地方での留学を希望する学生に人気です。
5. メーファールアン大学(チェンライ県)
北部のチェンライにある国立大学で、タイ北部の雄大な自然に囲まれています。インターナショナルプログラムが豊富で、日本人留学生も少なくありません。留学生向けのサポート体制が整っている点も魅力です。
6. シラパコーン大学(バンコク)
芸術やデザイン、音楽の分野で有名な国立大学であり、これらの分野を学ぶ日本人留学生が多いです。バンコクにキャンパスがあり、文化やアートに興味がある学生に人気です。
これらの大学は、インフラや生活環境が整っているため、留学生にとっても安心して生活できる場所となっています。また、バンコクを中心とする都市部の大学は、アクセスの良さや豊富な学習機会があり、日本人留学生に特に人気があります。
タイの大学の学費に関してご紹介!
タイの大学における学費について、私立大学と国立大学で大きな差はないことも大きな特徴です。
例えば、先程ご紹介した留学生にも人気の私立大学であるアサンプション大学では、1学期あたり約65,000バーツで、4年間の学費総額は約550,000バーツとなっています。
これに対して、国立大学であるタマサート大学の場合、1学期あたりの学費は約82,000バーツ、4年間で約660,000バーツですとほとんど大きな違いはありません。
学費における差はあまり大きくないものの、タイの社会では国立大学がより高く評価される傾向があります。タイは学歴社会とされており、就職や社会的評価において国立大学の方が有利と考えられることが多いです。そのため、特に将来的にタイ国内でのキャリア形成を考える場合、国立大学への進学がより有利で無難な選択肢となることが多いでしょう。
生活費の違いの方が大きい!
また、学費以外の費用も考慮する必要があります。生活費や交通費、食費などは都市部と地方で大きく異なりますが、例えばタマサート大学の推定生活費は、月額で食費と交通費が5,000~10,000バーツ程度とされています。加えて、通信費や娯楽費なども考慮に入れると、家賃込みで月々の生活費は20,000バーツを超えることも少なくありません。
特にバンコクのような都市部では、物価が上昇しており、「タイ=安い」というイメージを持つと予算を見誤る可能性があります。屋台の食事やローカルな食事を選ぶことである程度費用を抑えることができますが、留学生活が進むにつれ母国の料理が恋しくなり、日本食や欧米食に頼ることも多く、そうした場合には予想以上に出費がかさむ可能性があります。
加えて、タイの多くの住居では自炊の文化が一般的ではなく、キッチンが設置されていない物件も多いです。そのため、外食が主な食生活となる場合があり、自炊をするよりも外食の方がコストパフォーマンスが高い場合もあります。ただし、地方に行けば日本食が手に入りにくいという懸念もあるかもしれませんが、実際にはタイ各県の主要都市には大規模なショッピングモール(センタン)があり、そこには日本食レストランが多数存在しています。
したがって、食事に関しては都心部であれ地方であれ、大きな不便を感じることはないでしょう。食事面での不安は、タイ国内のいずれの地域でもあまり心配する必要はないと考えられます。
大学に応募する基本的な流れ
次に、興味を持った大学の情報をどのように入手するかについて解説します。このプロセスは非常にシンプルで、いくつかのステップを踏むだけで大学の詳細な情報を得ることができます。
インターネット検索を利用
まず、最も簡単な方法は検索エンジン(Googleなど)を利用することです。検索バーに、興味のある大学の名前と「International Program」を入力します。例えば、「Chulalongkorn University International Program」と入力して検索しましょう。
この手順だけで、その大学が提供している国際プログラムに関する情報をすぐに見つけることができるはずです。ほとんどのが大学で検索画面のTOPに公式ページが表示されるでしょう。
大学の公式ウェブサイトにアクセス
次に、検索結果に表示された大学の公式ウェブサイトの「International Program」のページにアクセスします。大学のウェブサイトには、プログラムの詳細、学部ごとのカリキュラム、アプライに必要な書類や英語能力の要件などが詳しく記載されています。
たとえば、英語能力を証明するために必要なスコアとして、IELTSやTOEFLの基準が設定されていることが多いのでチェックして要件を満たしているか確認しましょう。
必要な書類の確認・準備
大学にアプライする際に提出が求められる書類については、各大学のウェブサイトで確認することができます。通常、以下の書類が必要です。
・高等学校卒業証明書(英文)
・高校の成績証明書(英文)
・パスポートのコピー
・英語能力を証明する証明書(IELTS、TOEFLなど)
各大学ごとに提出書類が異なる場合がありますので、必ず大学のウェブサイトやアドミッションガイドラインで確認してください。
情報が見つからない場合は問い合わせる
もしウェブサイト上で必要な情報が見つからない場合は、直接「International Affairs Division(国際交流課)」にメールで問い合わせましょう。
この部署は、留学生をサポートする専門的なスタッフが常駐しており、必要な情報や書類について丁寧に教えてくれます。メールで問い合わせる際は、以下の点に注意して丁寧な英語で質問しましょう:
・氏名と簡単な自己紹介
・興味のある学部・プログラム名
・知りたい具体的な情報(アプライの流れ、書類の詳細など)
書類審査とアプライプロセス
多くの大学では、英語の基準を満たしていれば書類審査だけで入学許可が下りる場合があります。
一方で、大学によっては面接やテストを受ける必要がある場合もあります。アプライの際には、以下のステップに従って進めていくことになります。
・書類提出:必要な書類を全て揃え、オンラインまたは郵送で大学に提出します。
・テストまたは面接:一部の大学ではオンラインテストや面接が行われ、学力や英語能力の確認が行われます。
・合否通知:書類審査や面接の結果を待ち、合格通知が届いたら次の手続きを進めます。
アプライに関する情報は大学ごとに異なりますので、ウェブサイトの情報をこまめにチェックし、不明点があれば国際交流課に連絡することが大切です。また、締め切りや書類提出のルールは厳格に守る必要があります。
合格したらビザの準備を!
ビザ申請と聞くと、手続きが複雑で煩わしいと感じるかもしれませんが、実際には思っているほど難しくありません。順を追って進めれば、問題なく進行することができます。ここでは、
タイ留学に向けたビザ申請の具体的な手順を詳しく説明していきます。
大学からの合格通知を受け取る
まず、タイの大学から合格通知が届くと、ビザ申請のプロセスが始まります。
大学側からは、以下の書類が自宅に送付されます。
・入学許可書(Acceptance Letter)
・推薦状(Recommendation Letter):この推薦状は大学の正式なレターヘッド入りで、原本でなければなりません。
・大学学長のサインと身分証明書:これは、大学の公式な承認を示す重要な書類です。
通常、タイの大学には留学生を統括するInternational Affairs Division(国際交流課)が存在し、彼らが書類の準備を担当してくれるため、書類に不備があることは少ないでしょう。ただ、大阪の領事館は対応が微妙なで書類の手配に色々言われる事があります。東京の大使館の方がスムーズです。
2. ビザ申請に必要な書類を確認する
次に、合格通知を受け取ったら、在東京タイ王国大使館のウェブサイトにアクセスし、ビザ申請に必要な書類を確認します。留学生が取得するビザは、Non-Immigrant EDビザと呼ばれるものです。
※ビザの申請要件や必要書類は申請場所(在東京タイ王国大使館、在大阪タイ総領事館、在福岡タイ総領事館など)によって異なるため、必ず各申請先のウェブサイトで詳細を確認してください。
3. ビザ申請に必要な書類一覧
ビザ申請に際しては、以下の書類が必要ですので次のリストを確認してください。
・パスポート原本と顔写真ページのコピー
・大学から送られてきたすべての書類(入学許可書、推薦状など)
・申請書(Application For Visa):大使館のウェブサイトからダウンロードできます。
・経歴書(Personal History):こちらも大使館ウェブサイトからダウンロード可能です。
・証明写真(縦4.5cm × 横3.5cm、カラー)
・航空券予約確認書のコピー
・身元保障書(原本):タイの学校に直接入学する場合に必要です。
・ビザ申請料金:通常、10,000円(現金のみ)
申請者が20歳未満である場合は、追加で以下の書類も必要になります。
・保護者の身元保障書(原本)
・保護者のパスポートまたは運転免許証のコピー
・申請者と保護者の家族関係を証明する公的書類
また、私立大学への進学の場合は、上記の書類に加えて、タイの私学教育委員会の承認状が必要になることもありますので加えて用意しましょう。
4. ビザ申請の流れ
ビザ申請書類がすべて揃ったら、次はタイ王国大使館のウェブサイトでビザ申請予約を行います。
ビザ申請の予約は、出発予定日の少なくとも3週間前に行うことを強くお勧めします。特に希望する時間帯や日にちが取れない場合、申請が遅れてしまう可能性があるため、早めの予約が重要です。
予約なしで大使館に行っても、ビザ申請は受け付けてもらえないため、必ず事前予約を行いましょう。
5. ビザ申請日に大使館へ
予約当日、大使館に出向いて、必要書類を窓口に提出します。もし書類に不備があれば、その場で修正することも可能です。申請が無事に受け付けられた後、ビザ申請料金(10,000円)を支払い、数日後にビザが発行されます。
ビザを受け取ったら、出発日まで待機し、準備を整えます。通常は、書類に不備がない限り、申請から数日でビザが発行されるため、余裕を持って計画を立てることができます。
このように、タイの留学ビザ申請の手順は比較的シンプルで、順を追って行えば問題なく進めることができます。タイ留学のビザ申請に対する不安が軽減されることを願っています。
タイに語学留学する際の流れ
最後にタイに語学学校に留学する際の一般的な流れをご紹介いたします。
語学留学の場合には学校を選んで申し込むだけでOKです。期間によってはビザの申請も必要ですが、短期の滞在であればそれも必要ありません。
語学学校の選定
タイには多くの語学学校があり、それぞれ特徴があります。口コミやランキングを参考に、自分に合った学校を見つけましょう。
学校が提供するコース(英語、タイ語など)、授業時間、学費、教材などを確認します。
語学学校を選ぶ際にはバンコクのような都心部か、地方の学校か、自分の生活スタイルに合った場所を選びます。
WEBサイトから申し込み
興味のある語学学校のウェブサイトにアクセスし、オンライン申し込みフォームに必要事項を記入します。
学校によっては、パスポートのコピーや過去の学歴を証明する書類が求められることがありますので、連絡をしながら書類の準備も並行して行いましょう。
学費の支払い
学校から送られてくる案内に従って、学費の支払い方法を確認します。
銀行振込やクレジットカードなど、指定された方法で学費を支払うだけでOKです。
ビザの取得
期間にもよりますが、語学留学の場合、通常はノンイミグラントEDビザが必要です。学校から入学許可書を受け取ったら、ビザの申請を行います。
ビザ申請には、入学許可書、パスポート、証明写真、ビザ申請書などが必要で、手続きは日本のタイ大使館や領事館でビザを申請します。
この流れに従って準備を進めることで、スムーズにタイでの語学留学を始めることができます。自分の目的やスタイルに合わせて、各ステップを調整しながら進めていきましょう。
タイは留学生でも暮らしやすい!
タイは、多くの留学生にとって魅力的な留学先となっています。
その理由は、文化の豊かさや温暖な気候、そして暮らしやすい環境にあります。
まず、タイの人々は非常にフレンドリーで、異国の留学生を温かく迎え入れてくれます。言語の壁があっても、親切に助けてくれる人が多いので、初めての海外生活でも安心です。
また、タイの食文化は多彩で、屋台やレストランで手頃な価格で美味しい料理を楽しめるため、食事に困ることはありません。タイ料理はもちろん、各国の料理も豊富に揃っています。
さらに、タイのバンコクは交通インフラが整っており、バンコクのような都市では公共交通機関が発達しています。BTSやMRTを利用すれば、快適に移動できるため、通学や観光もスムーズです。地方に行くと、自然豊かな環境の中でのんびりとした生活が楽しめ、バランスの取れたライフスタイルを送ることができます。
住居も多様で、留学生向けのアパートやシェアハウスが豊富にあり、選択肢が広がります。家賃も比較的手頃で、特に地方都市では更に安く住むことができるでしょう。自炊をしなくても、地元の食材を使った料理を楽しむことができるため、生活費を抑えることも可能です。
タイは観光地が多く、週末には美しいビーチや歴史的な寺院を訪れることができます。勉強とリフレッシュを両立させることができ、充実した留学生活を送ることができるのです。タイは留学生にとって非常に暮らしやすい国です。新しい環境での学びと冒険を楽しむために、ぜひタイへの留学を考えてみてはいかがでしょうか。