今回は、タイ東部のバンセーンにあるユニークなスポット、地獄寺「ワット・セーンスック」をご紹介いたします。タイは仏教国として多くのお寺が点在していますが、「ワット・セーンスック」はその中でも異色の存在で、「地獄」をテーマにした非常に特異なお寺です。
地獄がテーマのお寺「ワット・セーンスック」
タイのお寺といえば、荘厳な仏像や美しい建築物が思い浮かぶかもしれませんが、ワット・セーンスックは一風変わった体験ができる場所です。
このお寺では、仏教における地獄の概念をテーマにしており、境内にはさまざまな地獄のシーンを再現したリアルな彫像が立ち並んでいます。罪を犯した人々がどのような罰を受けるかを視覚的に伝えるこれらの展示は、非常にインパクトが強いお寺となっています。
地獄寺の見どころ
ワット・セーンスックでは、釜茹でや鋭い槍で突かれるなど、地獄での様々な罰の場面がリアルに再現されています。善行を積むことで天国に行ける一方で、悪事を働いた者がどのように罰せられるかが視覚的に表現されており、タイ文化における「カルマ(因果応報)」の考え方を強烈に感じさせます。
この地獄の光景は特に子供たちや観光客にとって教訓的な場となっており、人生の善悪や倫理観について考えさせられる場所です。写真を撮ることもできますが、少し心の準備が必要かもしれません。それでも、仏教文化の一環として、非常に興味深いスポットす。
地獄寺 ワット・セーンスックの行き方
ワット・セーンスックは、バンセーンビーチから徒歩圏内に位置していますので、バンセーンに訪れた際には気軽に立ち寄ることができます。バンセーンはシラチャからも近く、シラチャに滞在している間に日帰りで訪れるのにぴったりの場所です。
シラチャからバンセーンに行くには、シラチャロビンソン前からロットゥー(ミニバス)やソンテウ(乗り合いタクシー)に乗るのが便利です。乗車料金は約20バーツと非常にリーズナブルですので、交通費を気にせず気軽に訪れることができます。乗車の際は、白いバンかオレンジ色のソンテウに「バンセーン」と伝えて乗り込みましょう。
バンセーンの魅力と一緒に楽しむ
バンセーン自体は、首都バンコクからも気軽に訪れられる海辺の町で、地元の人々に人気のビーチリゾートです。観光客でごった返すパタヤとは異なり、静かでのんびりとした雰囲気が漂っており、リラックスした時間を過ごすには最適な場所です。ワット・セーンスックを訪れた後は、ビーチでのんびりと過ごすのもおすすめです。
バンセーンビーチはタイ人に人気のビーチリゾートですが、そこまで観光地化されておらず、タイのローカルな雰囲気を感じながらリラックスした時間を過ごせるスポットです。ビーチ沿いには屋台が立ち並び、新鮮なシーフードやタイ料理を手軽に楽しむことができます。
シラチャからバンセーンに行くにはシラチャロビンソン前のロットゥーやソンテウに乗れば20バーツくらいで行く事が出来ます。以下の写真のオレンジ色のソンテウに「バンセーン」と言って乗り込んで出発を待ちましょう。
バンセーンで一緒に行きたい観光地
以下にて地獄寺と一緒に行きたいバンセーンの観光スポットをご紹介いたします。
上記の通り色々な観光スポットがあるので、是非一緒に行ってみてください。
ワット・セーンスックを写真でご紹介!
ワット・セーンスックの最大の特徴は、地獄の世界観がリアルに再現されている点です。比較的グロテスクな表現は控えめですが、それでも地獄での罰を受けている罪人たちの様子が迫力ある彫像で表現されており、見ていると少しぞっとする場面もあります。
罪の種類ごとに、受ける罰の内容が異なるのも特徴的で、残酷なシーンもありますが、それが仏教における教訓として描かれています。
展示されている多くの彫像や場面は、地獄で罰を受けるだけでなく、輪廻転生の概念も示しています。生前の行いによって次の生が決まるという、仏教の「因果応報」の教えが強調されています。
地獄のシーンを通じて、悪行の果てに待ち受ける恐ろしい運命が視覚的に表現されており、道徳的な教訓を感じさせます。
地獄で罰を受ける罪人たちが、それぞれの罪に応じてさまざまな苦しみを受けているシーンです。
釜茹でにされたり、槍で刺されたりする場面が彫像で描かれています。これらのシーンは、少しグロテスクでありながらも、仏教の教えを伝えるためにリアルに作られています。
地獄での裁判の様子も再現されています。善悪の判断がなされる瞬間を垣間見ることができます。これは、仏教における最終的な裁きの教えを象徴しています。
このやる気のないお父さん見ないな雰囲気の像がお気に入りです。
お酒を片手にのんびりしている週末のお父さんのように見えました!笑
ワット・セーンスックは、そのグロテスクさゆえに一風変わった観光スポットではありますが、タイの仏教文化を理解するうえで非常に重要な場所です。観光だけでなく、タイの信仰や倫理観について学ぶ絶好の機会にもなるでしょう。バンセーンに訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。
地獄寺 ワット・セーンスックの感想
ちょっと子供には過激かなとも思いますが、地獄に行ったらどうなるかというのを勉強するにはいい教材だと思います。
タイ人も多く参拝して写真撮影をしていますので、バンセーンの観光地としては有名なようです。是非バンセーンに行く際には立ち寄って欲しい場所です。
先程ご紹介した通り、シラチャ周辺には他にも観光スポットが色々あるので、シラチャに赴任するのが決まったらシラチャ周辺の観光スポットを攻めていきましょう!