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バンコクの観光スポット|ワット・アルン(暁の寺) Wat Arun

バンコク観光の定番スポットバンコク三大寺院のひとつワット・アルン(暁の寺)をご紹介いたします。

ワット・アルン(暁の寺)の概要

ワット・アルン(Wat Arun)は、バンコク三大寺院の一つで、バンコクを代表する寺院として世界的に知られています。ワットは「寺院」、アルンは「夜明け」という意味を持ち、日本語では「暁の寺」と呼ばれ、タイ観光のシンボル的存在です。特にチャオプラヤ川沿いに位置するその美しいシルエットは、バンコクを象徴する景観の一つであり、対岸からの眺めは非常に有名です。夜明けや夕暮れ時に、川に映る寺院の姿はまさに絶景で、写真愛好家や観光客にとって人気のスポットとなっています。

ワット・アルンの歴史はアユタヤ王朝時代に遡ります。17世紀頃に建立されたとされ、当時は「ワット・マコーク」と呼ばれていましたが、当時はそれほど重要な寺院ではありませんでした。その後、タイの歴史における大きな転機となるラーマ1世の即位により、寺院の名称は「ワット・チェン」に改名され、国の重要な寺院として注目を集めるようになりました。ラーマ2世の治世では寺院の大規模な再建が行われ、特にワット・アルンの象徴である中央の堂塔(プラ・プラーン)の建設が進められました。この堂塔はクメール様式を基調としており、他のタイの寺院とは一線を画す特徴的なデザインが施されています。

中央の大仏塔からの景色は必見!

ラーマ2世の時代に修復されたワット・アルンの大仏塔(プラ・プラーン)は、高さ約70メートルにも及ぶ壮大な建築物で、周囲には4つの小さな仏塔が配されています。この5つの仏塔が一体となって美しいシルエットを形成し、その独特なデザインが訪れる人々を魅了します。特に中央の大仏塔には、陶器の破片や貝殻で装飾が施されており、日差しを受けると輝くように光り輝きます。これにより、寺院の名である「暁の寺」という名前にふさわしい、朝日に照らされる壮麗な光景を生み出します。

ワット・アルンの建築様式は、タイの伝統的な寺院とは異なり、クメール様式の影響を受けたヒンドゥー教の要素が強く表れています。これは、タイの上座部仏教が国民の95%以上を占める国でありながらも、異なる宗教や文化の影響を取り入れた結果です。特に、クメール様式の寺院はヒンドゥー教の影響を強く受け、神話や伝説を象徴する彫刻や装飾が多く見られます。中央の仏塔には、神々や聖なる動物の彫刻が施され、寺院全体が仏教的な信仰とヒンドゥー教の象徴を融合させた独特な雰囲気を持っています。

ワット・アルンの中央の大仏塔には、急な階段が設置されており、訪れる観光客はこの階段を登ってバンコク市内とチャオプラヤ川の壮大な眺望を楽しむことができます。ただし、階段は非常に急で高所にあるため、登る際には注意が必要です。頂上からの景色は圧巻で、特に夕方にはバンコクの夕日を眺めることができ、訪問者にとって忘れられない体験となるでしょう。

ワット・アルン(暁の寺)の基本情報

ワット・アルン(Wat Arun)は「暁の寺」とも呼ばれるバンコク三大寺院の一つで、タイの首都バンコクにある代表的な仏教寺院です。寺院名の「アルン」はタイ語で「夜明け」を意味し、チャオプラヤ川沿いにそびえるその美しい姿が夜明けや夕暮れ時に特に映えます。アユタヤ時代に創建され、19世紀初頭にラーマ2世によって再建された歴史ある寺院で、クメール様式の建築が特徴的です。特に高さ約70メートルの中央仏塔は、寺院の象徴となっています。

営業時間と拝観について

ワット・アルンの拝観時間は午前8時から午後6時までです。
人気の観光地なので、比較的早めの時間に訪れると混雑を避けることができます。また、日中の熱気を避けるため、朝や夕方の訪問がおすすめです。夜には寺院がライトアップされ、特に対岸から眺めるその姿が幻想的で観光客に人気があります。

参拝料

ワット・アルンの参拝料は、外国人観光客の場合100バーツです(約350円)。
現地のタイ人は無料で拝観できます。チケットは現地の窓口で購入することができ、料金には寺院内の主要なエリアへの入場料が含まれています。

4. アクセス方法

ワット・アルンはチャオプラヤ川の西岸に位置しており、アクセスには水上ボートが一般的です。
以下が主なアクセス方法です。

・水上ボート
チャオプラヤ川を走るボートを利用します。バンコク中心部からBTSのサパーンタクシン駅で下車し、そこから水上バスでワット・アルンに向かいます。川の東岸にあるターチャン船着場(N9)からフェリーに乗ると、すぐ対岸のワット・アルンに到着します。

・タクシーやバイクタクシー
市内からタクシーを利用してワット・アルンに行くこともできますが、バンコクの交通渋滞を避けたい場合は水上ボートが便利です。

訪問時の服装とマナー

ワット・アルンを訪問する際には、タイの寺院にふさわしい服装とマナーを守る必要があります。具体的には:

服装
寺院内に入る際には、肩や膝を覆う服装が求められます。タンクトップや短パン、ミニスカートなどは控え、肌をあまり露出しない服装を心がけましょう。訪問時に適切な服装でない場合、入口でサロン(タイの布)が貸し出されることもあります。

マナー
寺院は神聖な場所ですので、礼儀正しい振る舞いが必要です。特に仏像に触れたり、仏像の前で足を向けて座ることは禁じられています。また、寺院内では大声を出さないように注意しましょう。

川を挟んだところにワット・アルンが見えるレストランやカフェがあるので、そこから寺院の美しいシルエットを鑑賞するのもオススメです。特に夜間にはライトアップされるため、昼と夜で異なる表情を見せる寺院の魅力を堪能することができます。

名称 :ワット・アルン/Wat Arun(暁の寺)
営業時間 :8:00〜18:00まで。
料金 :100B

タイの寺院参拝時の服装・マナー

バンコクの寺院をめぐる際は服装に注意が必要です。王宮やエメラルド寺院は服装のチェックが他の寺院より厳しめですので、肩と膝が隠れた服装を意識しましょう。

・上半身の服装

Tシャツ / ポロシャツ / シャツ / ブラウス

タンクトップ / キャミソール

※どうしてもタンクトップやキャミソールで行きたい場合には、上から羽織れるシャツやストールを持ち歩くようにしましょう。

・下半身の服装

長ズボン / ロングスカート

短パン / ミニスカート / ホットパンツ

基本的には膝が隠れていればいいので、ハーフパンツや、ショートパンツ・ミニスカートなどはNGです。膝が隠れているかに注意をして下さい。

寺院に行く際に気を付ける事

敬意を払う行動

寺院内では、静かに行動し、仏教や信仰に対する敬意を示すことが大切です。

・騒がない
大声で話したり、走ったりせず、落ち着いて静かに振る舞いましょう。

・写真撮影のルールを守る
多くの寺院では、仏像の前での写真撮影が禁止されています。許可されているエリアでも、仏像や僧侶に対して尊敬を持って写真を撮りましょう。仏像の前でポーズをとるなど、不敬とみなされる行為は避けましょう。

・僧侶に対する態度
僧侶に対しては、特に丁寧な態度が求められます。女性は僧侶に触れないように注意が必要です。もし何かを手渡す場合は、男性に仲介を頼むか、間に布を使うなどの工夫をしましょう。

3. 仏像に触れない

仏像は神聖なものとして扱われています。仏像に触れることは不敬とされるため、手を触れたり、いたずらに近づくことは控えましょう。

また、壊れた仏像や古い仏像も敬意をもって扱い、写真を撮る場合も慎重に行うべきです。

4. 体の位置に注意する

タイでは頭が最も神聖な部分とされ、足が最も不浄とされています。そのため、寺院内での行動には次の点を意識しましょう。

・足を仏像に向けない
座るときや休むとき、足を仏像に向けることは非常に不敬な行為とされています。必ず足を体の横に畳むか、後ろに向けて座るようにしましょう。

・頭を低くする
特に僧侶や仏像の前では、頭を低く保ち、敬意を表します。

恋愛行動を避ける

寺院内では、手をつないだり、キスをするなどの恋愛的な行為は不適切とされています。

公共の場での恋愛表現は控え、特に寺院内では慎むことが求められます。

寺院への供物や礼拝に参加する際

供物を捧げたり、礼拝に参加する場合は、現地の人々の作法を真似るのが良いです。無理に参加する必要はありませんが、興味があれば僧侶や地元の信者の様子を観察してみましょう。

これらのマナーを守ることで、タイの寺院を訪れる際に現地の人々の信仰に対して敬意を示し、より深くタイ文化に触れることができます。

ワット・ポー周辺の観光スポット

ワット・ポーを訪れる際、周辺には一緒に訪れたい観光スポットがいくつもあります。バンコクの中心部に位置しているため、歴史的・文化的な名所や観光スポットが集まっており、以下の場所は特におすすめです。

エメラルド寺院(ワット・プラ・ケオ)

距離
徒歩約10分

見どころ
ワット・ポーのすぐ近くに位置するエメラルド寺院(ワット・プラ・ケオ)と呼ばれています。エメラルド仏が安置されていることから、この名前で親しまれています。このエメラルド仏を見るために多くの観光客が訪れています。

ワット・ポー(Wat Pho / 涅槃寺)

距離
徒歩約10分

見どころ
ワット・プラ・ケオのすぐ近くに位置するワット・ポーは、全長46メートルの巨大な涅槃仏(寝仏)で有名です。涅槃仏の圧倒的なスケールと美しい装飾が特徴的です。また、ワット・ポーはタイ式マッサージの発祥地としても知られており、現地で本場のタイマッサージを体験することもできます。

王宮(グランドパレス / Grand Palace)

・距離
ワット・プラ・ケオの敷地内

・見どころ
エメラルド寺院はグランドパレスの敷地内にあります。この王宮は、かつてタイ国王の居住地であり、現在は観光名所として一般に開放されています。壮麗な宮殿群や豪華な装飾が施された建物が広がり、タイの王室文化に触れることができます。エメラルド寺院とセットでじっくり見学することをおすすめします。

国立博物館(National Museum Bangkok)

・距離
徒歩約10分

・見どころ
タイの歴史や文化、芸術に関する展示が充実している国立博物館は、タイの文化をより深く理解するための場所です。古代タイの美術品、仏像、陶磁器などが展示されており、寺院巡りと組み合わせて訪れると一層興味深い体験ができます。

カオサン通り(Khao San Road)

・距離
徒歩約15分

・見どころ
世界中からのバックパッカーが集まるカオサン通りは、賑やかで活気のあるエリアです。レストラン、カフェ、バー、屋台などが立ち並び、安価な宿泊施設も多いことで知られています。ワット・プラ・ケオや王宮を見学した後、カジュアルに休憩したり、タイ料理を楽しむのに最適な場所です。

チャオプラヤー川クルーズ

・距離
各船着場から乗船(ワット・プラ・ケオの近くに複数の船着場あり)

・見どころ
チャオプラヤー川沿いには多くの歴史的建造物が立ち並んでおり、川を渡るクルーズは絶好の観光手段です。船に乗って川を下りながら、ワット・アルン、王宮、寺院などの美しい風景を眺めることができます。昼間のクルーズだけでなく、夕方から夜にかけてのライトアップされた街並みを楽しむディナークルーズも人気です。

これらのスポットはワット・ポー周辺に位置しているため、寺院巡りをしながら手軽に立ち寄ることができます。バンコクの歴史と文化を存分に楽しむために、ぜひこれらの場所を組み合わせた観光プランを検討してみてください。