AISが提供しているアジア周遊SIM
タイの携帯キャリアAISがタイで販売している海外旅行用SIMカードSIM2Flyですが、短期間の旅行の際にPocket WiFiレンタルをせずに、SIM2Flyを使うという方も増えてきているのではないでしょうか。
また日本への入国とタイへの入国の規制が緩和されたため日本への一時帰国を計画している人も増えていると思います。
SIM2Flyは一時帰国の他にアジア周遊・ヨーロッパ周遊・世界周遊と色々な用途に合わせて使えます。基本的な使い方などを含めてご紹介していければと思います。
ちなみにタイ旅行用のSIMを探しているという人はこのSIMカードは合わないのでご注意ください。
※SIM2Flyをタイで使う場合10日間で500MBしか使えません。
SIM2Flyの購入方法購入
タイ国内で購入する場合には、空港やショッピングモールの中に入っているAISのショップで購入しましょう。購入時はパスポート原本が必須となります。AISショップに行き、「SIM2Fly」と伝えれば、渡航先の確認などがあるだけで、簡単に購入する事が可能です。
LAZADAやShopeeといったECサイトでも購入できますが、SIMカードにはパスポート情報の登録が必要なため使用したい時にビデオ通話での本人確認作業などが必要との事です。
✓SIM2Flyを買うなら店舗がオススメ!
店舗でSIM2Flyを購入すると店頭でパスポート情報の入力や本人確認作業を行いSIMに情報を入力してくれるため、SIMカードを差し替えてローミングをONにするだけで使えます。
一方でECサイトで購入するとこれらの作業を自分で行う必要があるので使い始めるまでに結構手間が掛かります。SIM2Flyを買うなら街中や空港のショップで購入しましょう!
SIM2Flyの種類
SIM2Flyには「 アジア&オーストリア版 」と「 グローバル版 」の2種類があります。
自分の渡航先に合わせてパッケージを購入しましょう!
Sim2Fly Asia&Australia (Sim2Fly アジア&オーストリア版)
■ 基本情報 – Sim2Fly Asia&Australia
価格 | 399バーツ |
データ容量 | 6GB |
日数 | 10日間 |
タイ利用 | 可能(10日間で500MB) |
eSIM対応可否 | 対応可能 |
利用可能地域 | 32の国と地域 |
■ 利用可能地域 – Sim2Fly Asia&Australia
■SIM2Fly ASIA版の対象国 (2022年5月1日時点)
公式WEBサイトでチェックしたところ、SIM2Fly ASIA版の対象国は以下の32の国と地域です。
日本(5G) | マレーシア | ジョージア |
中国(5G) | イスラエル(5G) | スリランカ |
香港(5G) | インド | ネパール |
台湾(5G) | ウズベキスタン | バーレーン(5G) |
韓国(5G) | オーストラリア(5G) | パキスタン |
マカオ | オマーン(5G) | バングラデシュ |
インドネシア(5G) | カザフスタン | フィリピン(5G) |
ラオス | カタール(5G) | ブルネイ |
ベトナム(5G) | カンボジア | モンゴル |
シンガポール(5G) | グアム | ヨルダン |
ミャンマー | クウェート(5G) |
✓日本で5Gが使えるようです。
SIM2Flyの公式ページの対象国を確認するところに5Gの表示が追加されていました。5Gのスマホやタブレットに入れれば日本でも5G通信が行えるようになっているようです。
これは次に使う時に現地でテストしてみようと思います!
■ 追加パッケージ – Sim2Fly Asia&Australia
高速データ容量6GBというと、動画などを見ているとすぐになくなってしまう可能性がありますが、SIM2Flyのパッケージを追加購入する事で高速データ通信を追加することが出来ます。
いつもデータ容量を結構使っているという方は事前に追加の準備もしておくと良いでしょう。
データ容量 | 期間 | 価格 |
6 GB | 10日間 | 349THB |
4GB | 8日間 | 299THB |
1GB | 2日間 | 119THB |
✓途中で高速データがなくなって遅くなってもパッケージを追加出来る!
SIM2Flyの高速データ容量の追加はAISのアプリ等を使えば簡単に行うことが出来ます。SIMカードへのチャージもクレジットカードで簡単に出来るので事前に日本で使うスマホいnアプリを入れておくと便利です。
Sim2Fly Global (Sim2Fly グローバル版)もある!
■ 基本情報 – Sim2Fly (Global)
価格 | 899バーツ |
データ容量 | 6GB |
日数 | 15日間 |
タイ利用 | 可能(10日間で500MB) |
eSIM対応可否 | 対応可能 |
利用可能地域 | 125の国と地域 |
■ 利用可能地域 – Sim2Fly Global
■SIM2Fly Global版の対象国 (2022年5月1日時点)
公式WEBサイトでチェックしたところ、SIM2Fly ASIA版の対象国は以下の125の国と地域です。
日本(5G) | グアム | ハンガリー(5G) |
中国(5G) | クウェート(5G) | バングラデシュ |
香港(5G) | クロアチア(5G) | フィジー |
台湾(5G) | ケニア | フィリピン(5G) |
アイスランド | コスタリカ | フィンランド(5G) |
アイルランド(5G) | コロンビア | プエルトリコ |
アゼルバイジャン | コンゴ | フェロー諸島 |
アメリカ合衆国(5G) | コンゴ共和国 | ブラジル |
アメリカ領バージン諸島 | サウジアラビア(5G) | フランス(5G) |
アラブ首長国連邦(5G) | サンマリノ(5G) | ブルガリア(5G) |
アルゼンチン | ジョージア | ブルネイ |
アルバニア | シンガポール(5G) | ベトナム(5G) |
アルメニア | スイス(5G) | ベラルーシ |
イスラエル(5G) | スウェーデン(5G) | ペルー |
イタリア(5G) | スコットランド | ベルギー(5G) |
イングランド | スバールバル諸島 | ポーランド(5G) |
インド | スペイン(5G) | ポルトガル(5G) |
インドネシア(5G) | スリランカ | ホンジュラス |
ウェールズ | スロバキア共和国(5G) | マカオ |
ウガンダ | スロベニア | マケドニア |
ウクライナ | セルビア | マダガスカル共和国 |
ウズベキスタン | タンザニア | マラウイ |
ウルグアイ | チェコ共和国(5G) | マルタ(5G) |
エクアドル | チャド | マレーシア |
エジプト | チュニジア | ミャンマー |
エストニア(5G) | チリ | メキシコ |
エルサルバドル | デンマーク(5G) | モルドバ |
オーストラリア(5G) | ドイツ(5G) | モンゴル |
オーストリア(5G) | トルコ(5G) | モンテネグロ |
オーランド諸島 | トンガ | ヨルダン |
オマーン(5G) | ナイジェリア | ラオス |
オランダ(5G) | ナウル | ラトビア(5G) |
ガーナ | ニカラグア | リトアニア |
カザフスタン | ニュージーランド | リヒテンシュタイン |
カタール(5G) | ネパール | ルーマニア |
カナダ(5G) | ノルウェー(5G) | ルクセンブルク(5G) |
ガボン | バーレーン(5G) | レユニオン |
カンボジア | パキスタン | ロシア(5G) |
キプロス (5G) | バチカン市国(5G) | 南アフリカ |
ギリシャ | パナマ | 北アイルランド |
キルギスタン | パプアニューギニア | 北キプロス |
グアテマラ | パラグアイ |
■ 追加パッケージ – Sim2Fly Global
データ容量 | 期間 | 価格 |
6 GB | 15日間 | 849THB |
4GB | 15日間 | 799THB |
1GB | 3日間 | 299THB |
15 GB | 1年間 | 2,699THB |
✓15日間使いたい場合にこちらを選ぶ人も。
Globbal版に関しても日本が対象国に入っています。10日では期間が足りないという人はアプリでパッケージを追加購入するかSIMカードを2枚買っておくという方法もありますが、最初から15日間のGlobalのタイプを買う方も多いようです。コスパはパッケージの追加購入が一番良いです。
Sim2Flyの使い方
次にSIM2Flyの使用方法を簡単にご紹介いたします。
この方法は店舗でSIM2FlyのSIMカードを購入して、すでにSIMカードの登録が完了している人だけに有効な方法です。ECサイトで購入した人はSIMカードの登録を別途行う必要があります。
①SIMカードを入れ替える。
基本的にはタイで購入したスマートフォンであれば、SIMを入れ替えるだけで特にAPNの設定は必要ありません。日本の端末をSIMロック解除したAndroid端末の場合にはAISのAPNの設定が必要な場合があります。
②ローミングの設定をONにする。
Sim2FlyはAISのローミングサービスの為、SIMを交換後ローミングの設定をONにしてください。
SIM入れ替え後であればローミングに変更しても別途料金はかかりません。
※間違って高額請求にならないように普段使うSIMは取出しておくのが安心です。
③電波をつかんだら自動で開通!
基本的にはSIMが電波をつかんだ時点で自動的にアクティべーとされるので開通処理は必要ありません。逆に渡航前に端末に差すとその時点で開通して利用期間がスタートしてしまいます。
✓SIMの登録さえ完了していればかなり簡単!
SIM2Flyの開通に必要な手続きはSIMカードの登録とローミングをONにするという2つの作業が必要です。店舗で購入した際にSIMカードの登録を行っておけば、到着後はSIMカードを入れ替えてローミングの設定をONにするだけです!
簡単にSIM2Flyの中身をご紹介しているのでよかったらチェックしてみてください。
アプリからチャージが可能!
AISのアプリを使えばSIMカードのデータ残量や有効期限、チャージなどが可能です。
チャージしてパッケージを追加すれば同じ電話番号でずっと使う事も可能ですし、タイ国内のパッケージを追加することも可能です。
myAIS
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クレジットカードでチャージも可能なので日本のクレジットカードを使って残高を追加してパッケージを追加していく事も可能です。
✓ SIMカードをアクティベートしたら登録しておこう。
AISのアプリを使えばSIMカードの期限延長やチャージ、パッケージの購入が簡単に出来るようになります。電話番号認証が必要なため渡航先に到着してSIMカードのアクティベートが完了したら設定登録しておきましょう。
SIM2Flyの番号をキープするには?
SIM2FlyのSIMカードを使い終わった後に、電話番号をキープしたい、タイ旅行の際にタイのパッケージを購入して使いたいという方も一定数いるようです。
SIM2Flyは国際ローミングのパッケージが当たっているプリペイドSIMカードなので使い終わった後もプリペイドカードとして番号をキープすることも可能です。
AISのプリペイドSIMカードはTopUpするごとに30日間、SIM有効期間が追加されるため、チャージを続ける事で電話番号の追加が可能です。先ほどご紹介したAISアプリから簡単に作業を行えます。
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eSIM版を買うならこちらがオススメ。
eSIM版のSIM2Flyは日本からAISオンラインショップで購入する事が出来ないので、基本的には他社が再販している商品を購入する必要があります。
いくつかの商品がありますがおススメは以下の商品です。
価格が日本円で、1490円=約390バーツなので、街中で売られている399バーツと比べると若干安くなっています。円安が続く限りここで購入した方がお得ですね!
上記の記事で実際に使っている流れを書いていますが、普通にAISのアプリでチャージなども出来ました。
また、他にもtrifaというアプリで販売されている周遊eSIMもSIM2Flyと同じように日本で利用できます。以下のブログはタイのSIMを購入した時の物ですが参考にしてみてください。
さいごに
東南アジアを旅行する際に便利なSIM2Flyですが、タイでは10日間で500MBしか使えないという点だけは注意が必要です。タイで使うためのSIMカードを買いたいという人は違う方法がオススメです。
SIM2Flyを使って快適に日本への一時帰国やアジア周遊旅行に行きましょう!