日本にはキッズケータイがあるけどタイには?
日本には子供用のスマートフォン「キッズケータイ」があるので小学生にはそういったスマホを持たせている人は多いのではないでしょうか?
お子様をタイに帯同される場合、タイで子供にスマホを持たせるかという事を考える人も多いと思いますが、タイでどんなスマホを持たせるか悩むという人は結構多いです。
基本的にはタイにはキッズ用のスマホは無いので、選択肢としては「スマホを持たせる」か「キッズウォッチ」を持たせるか「持たせない」という選択肢の3択になると思います。
今回はそんなタイの子供向けスマホ事情をご紹介します。
スマホを持っている子供が多い?
タイのスマホの普及率は2023年時点で人口普及率が129.7%となっており、スマートフォンを持っているのが当然と言える状況です。
小さい子供が自分専用のスマホを持っているかというと微妙なところですが、駐在員の場合子供にスマホを持たせている家庭が多いと思います。
スマホを持たせる年齢や端末はどうする?
スマホを持たせるという選択肢を選んだ場合、持たせる年齢やスマホ端末はどうする人が多いのでしょうか?
タイで子供にスマホを持たせる年齢は?
周りの子供がいる友人にスマホを持たせているか聞いてみたところ持たせる年齢は「小学生高学年」という家庭が多かったです。
持たせる理由としては、「習い事に一人で行くことがある」「友達と子供だけで遊ぶことがある」など一人での行動の増加に伴って緊急でも連絡が取れるようにと持たせているようです。
親と一緒に行動する事がほとんどの場合には確かに連絡することもないので不要だと思いますが、習い事など親と離れての行動が増えて来るタイミングで持たせることを検討してみても良いでしょう。
持たせるスマホの種類はどうする?
スマホに関しては、「子供用に新しくスマホを買った」という人がほとんどですが、一部「昔使っていたお下がりのスマホをまずは使わせている」という人もいました。
持たせているスマホは、親がiPhoneの場合には子供もiPhone、親がAndroidの場合には子もAndroidと同じOSを持たせる傾向が強かったです。
最初は昔使っていたスマホを使わせてみるというのが経済的だと思いますが、バッテリーの持ちが悪い場合は新しく低価格のアンドロイドスマホを買っても良いと思います。
ガラケーを持たせる親はほぼいない。
2013年頃まではタイ語と英語のみが使えるガラケーをお子様に持たせるて通話だけ使えればいいという人が主流でしたが、最近ではそれが減ってきており、基本的にスマホを持たせるようになっています。
その理由を分析してみました。
ガラケーだとLINEが使えない
親子間の連絡が通話やSMSからガラケーに変わってきたことが一つの大きな要因になっているようです。
日本のおじいちゃんやおばあちゃんもLINEを使う人が増えてきていて日本とも簡単に連絡が取れるという点が大きいようです。
電子機器の操作に早く慣れらせたい
タイに住んでいる間だけに限定して考えれば特にスマホは必要ないと思うけど日本に帰った後はスマホを使うので事前に家庭内でルール等を作っておきたいという親御さんが増えてきているようです。
電子機器の操作に関しても、早めに身に着けさせたいという声も多く聞かれました。
スマホの方が位置情報が取れるので安心
端末に登録しているアカウントの情報さえあればAndriod端末であれば「端末を探す」 iPhoneであれば「iCloud」から端末の位置情報を確認する事が出来ます。
万が一の時に位置情報が取りたいという人はやはり位置情報の取れないガラケーは敬遠されるようです。
キッズウォッチってどうなの?
タイでは日本と同じようなキッズケータイを購入する事が出来ませんが、キッズウォッチは売られているので小学生1・2年生にはキッズウォッチを持たせているというご家庭も一定数いました。
タイでもキッズウォッチはキャリアでも販売されています。
機能としては通話と親子間のメッセージが可能という機能よりも「GPSでの位置情報確認」が目的という人が多かったです。そこまで位置情報の精度は高くないけど時計タイプなのでつけてくれるから持たせているという人が多いで。
性能には満足していないけど、GPS情報を取るために持たせているという人が多い印象でした。
Lazadaで買えばとりあえず安く買えるので、高い物を買う前に使わせてみることも出来ます。
結果からすると、一時期喜んで使うけどスマホと比べて充電も持たないし、放置されて終わるという人が多いようです。であれば使い続けるスマホに徐々に慣れさせていくと良いでしょう。
やはりスマホがおススメ!
タイで購入した端末であれば修理もタイで出来るのが大きいです。ではどんなスマホを購入すれば良いのでしょうか。
選ぶ基本的な情報をご紹介します。
2024年時点ではこのくらいのスペックがあれば十分でしょう。
・RAMは4GB以上あれば充分。
・ ROMは最低64GB、できれば128GB。
・メーカーは大手が無難。
上記のスペックであればAndroid端末で選ぶのであれば、6,000バーツを見ておけばそこそこ使える購入可能です。聞いたことの無いメーカーでなければ、最近のスマホは普通に使っていて1~2年で壊れることは少なくなりました。
故障の原因は「液晶破損」や「バッテリーの劣化」なのでしっかりとスマホを管理する事と、充電しながらの利用を控えさせるなどのルール決めをしましょう。
SIMカードやプランはどうする?
タイで携帯電話を利用する場合、主に ポストペイド(後払い) と プリペイド(前払い) の2つのプランから選択できます。
それぞれにメリットと注意点があり、利用者のライフスタイルや目的に応じて選ぶことが重要です。以下に、それぞれの特徴とメリットを詳しくご紹介します。
ポストペイド(後払い)のメリット
ポストペイドプランでは、月々の使用量に基づいて請求書が発行され、利用料金を後から支払います。
一般的に月額399バーツ程度のプランを選べば、通話やデータ使用に十分対応可能です。
1. 通話履歴の確認が簡単に行える
ポストペイド契約では、毎月の請求書に詳細な通話履歴が記載されます。
誰にどのくらい電話をかけたか を把握できるため、家族の使用状況の確認や経費精算に便利、不審な通話時間や内容を追跡しやすく、不正使用の防止にも役立ちます。
2. 急に使えなくなることがない
プリペイドの場合、残高が不足すると発信ができなくなりますが、ポストペイドではその心配がありません。
特に 長時間通話 が必要な場合や、緊急時に残高を気にせず利用できる点が大きな安心材料です。月額プランには一定量のデータ使用量や通話時間が含まれているため、予想外の出費も抑えられます。
3. サービスが充実している
ポストペイド契約者は、プロモーションや追加サービスを利用できることが多いです。また日本に一時帰国する際や海外旅行の際に海外ローミングのパッケージをつけられます。
データ容量の追加プランや、音楽や動画配信サービスとの連携プランが割引になる場合もあります。
プリペイド(前払い)のメリット
プリペイドプランは、SIMカードにあらかじめチャージした残高分だけ利用できる仕組みです。こちらはポストペイドより少し高めで499バーツ程度のプランで十分なデータ通信や通話が可能です。
1. 使いすぎることがない
プリペイドSIMでは、チャージした金額以上を使用することができません。
無駄な出費を抑えられる ため、予算管理がしやすいです。特にタイの通話料金は安いため、基本的には高額請求のリスクが低いですが、子どもや外国人旅行者などにも安心です。
2. 解約手続きが不要
プリペイドは、一定期間使用しなければ自動的にサービスが停止します。そのため、以下のようなケースで便利です。
・短期利用:旅行者や出張者など一時的な利用に最適。
・柔軟性:使用頻度に応じてチャージするだけで利用可能。不要になればそのまま放置すればOKです。
・必要に応じてチャージを再開できるため、手続きの煩雑さを避けられます。
3. シンプルで手軽
購入後すぐに利用開始できる点もプリペイドの魅力です。タイ国内の空港や通信キャリアのショップで購入可能で、外国人旅行者にも分かりやすいサービスが整っています。
まずはお試しで7日間のパッケージを使わせてみるのも良いかも知れません。
利用開始時のおすすめプラン
特に初めてスマホを利用する方や、子どもにスマホを持たせる場合には、 ネットマラソンという12か月間のプリペイドパッケージを最初に選ぶのがおすすめです。
・年間プランがお得!
ネットマラソンは12ヵ月のパッケージがついて2,200THBのプリペイドパッケージです。中長期滞在する場合などにかなり便利に使う事が出来ます。
詳細は以下の記事でご確認ください。
お子様にスマホを持たせる前にする事
お子様にスマホを持たせる前にする事を以下にてご紹介します。
スマートフォンを購入する前にしっかりと以下を行いましょう。
スマホを使うルームを決める
スマホを使う際のルールを決めるのはスマホを買う前に決めておくことをお勧めします。
子供はあっという間にスマホを使いこなすようになり色々親が知らない使い方をし始めますので、事前にスマホを使うルールを決めておきましょう。
アカウント情報は親も管理する。
位置情報の確認の際に使える事とメールでのやり取りを見守る為にもAndroidであればGmailアカウントを、iPhopneであればiCloudの情報を親も知っている状態にしましょう。
何か異変などを感じた際にすぐにチェック出来るようにしておく事でトラブルから守ることが出来ます。
9Hの液晶保護フィルム+ケースを付ける
最近のスマホの故障は「液晶の破損」がダントツで多くなっています。お子様にスマホを渡す際には9Hの液晶保護フィルムと落下しても大丈夫なようにケースも付けるのがオススメです。
スマホを買ったらまず液晶保護フィルムを付けましょう。
次のページではスマホのルール決めについてご紹介しておりますのでチェックしてみてください。