ながら充電による発熱がバッテリーの劣化の原因、経済損失も?

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ながら充電の影響の研究結果を発表

以前、このブログでもバッテリー寿命とスマホの発熱の記事を書きましたが、スマホの発熱とながら充電の関連性や「ながら充電」の関連性を調査した結果が出ていたのでご紹介します。

今回の研究結果は株式会社携帯市場と国立大学法人電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター 横川研究室のプロジェクトでその名も「スマホバッテリー劣化研究プロジェクト」です。
尚、今回の研究ではバッテリー劣化により経済損失額が推定4,220億円相当になるとのことです。

ながら充電でスマホが高温に

充電しながらゲームをしたり動画を見たりする人も多いと思います。そんな時にスマホが熱くなっていると感じている人も多いのではないでしょうか?今回、ながら充電をしながらゲームをした場合と、充電のみをした場合のスマホの温度差の調査を行ったとの事です。

ながら充電でゲームすると発熱することが分かるヒートマップ

上記のヒートマップを見ても分かるように、ある程度の時間経過した場合のスマホの温度差は約9度あることが分かります。バッテリーは高温で劣化が進むとされており、ながら充電が実際にスマホのバッテリーに悪影響を与える可能性が高いと言えるでしょう。

以前はバッテリーだけ簡単に交換する事が出来ましたが、最近のスマホはバッテリーが本体に内蔵されているため、バッテリーの交換には修理が必要です。少しでのバッテリー寿命をするためには「ゲームしながら充電」、「動画見ながら充電」といった「ながら充電」には気を付けましょう。

経済損失額が推定4,220億円相当ってどういう事?

今回の研究で経済損失額は推定4,220億円相当と発表されていますが、そんなに大きな経済損失があるとはどういうことなのでしょうか?

これは2020年度に携帯市場で取り扱った10万台規模のスマホのバッテリー劣化の比率と昨今の価格の評価下落率(平均10%)をMM総研(株)が2017年に発表した自宅に退蔵されたとされる携帯端末の市場価値総額1兆2,936億円に掛け合わせた結果との事です。

機種変更が減る事への経済損失はないのでしょうか?

確かに4,220億円というと大きな金額ですが、最近のスマホはバッテリーの故障以外はそんなに不具合が出る事も無いので、バッテリーの劣化がスマホの買い替えを促進しているような気もするのですが、その点はどうなのでしょうか?

ながら充電のアンケート結果も発表

今回の研究ではiPhoneユーザー1,800人を対象に年齢とながら充電の関係をアンケート調査しています。

上記のアンケートから若年層は殆どの人がスマホを使う時は充電をしながらという場合が多いようです。高齢層に関しては約半数の人が充電しながらスマホを使っています。
今は常にインターネットに繋がっている状態が当たり前になっているので、スマホの充電表示が減ると不安という人が増えているのかもしれませんね。

iPhoneのような高価な端末でのバッテリーの劣化は変わらず

廉価端末であってもiPhoneのような高価な端末であっても、基本的にはながら充電によりバッテリーが劣化していきます。私はiPhoneとAndroidの両方を使っていますが、iPhoneの方がながら充電でかなり高温になる印象があります。
ひょっとすると、バッテリー容量なども発熱などに関係しているのかもしれませんね。

さいごに

今回の発表では以前から話しに出ていた、ながら充電が発熱の原因になりバッテリーの劣化を進めているという話と、それにより経済損失が生れているとう研究結果でした。

バッテリーに関しては高い端末も安い端末もそんなに大きな違いはないと思うので、どうせ2~3年で劣化するのでそんなに高価なスマホを購入する必要もないように感じています。高いスマホはバッテリー劣化しにくいようにして貰えるか、もしくはバッテリーの保証だけ保証期間を延ばすなどして対応して欲しいですね。

■当記事詳細記事

【プレスリリース】電気通信大学との産学連携によるスマホバッテリー劣化研究プロジェクトが発表 バッテリー劣化による経済損失額は推定4,220億円相当