東南アジアバックパック旅の魅力
バックパッカーにとって東南アジアは、手軽でありながら冒険心をくすぐる魅力が詰まった地域です。特にタイ、ベトナム、カンボジア、ラオスは、初心者からベテランまで幅広い旅行者に人気。ここでは、その魅力を深掘りしてご紹介します。
おすすめ理由1|とにかく物価が安い!
東南アジア最大の魅力のひとつが、圧倒的な物価の安さです。
日本から近いのでLCCが多いく航空券も安く旅行出来ますが、他にも色々な費用が安く抑えること出来るのもかなり魅力です。以下にて物価の安さをご紹介いたします。
宿泊費
・格安宿
1泊300円程度のゲストハウスやホステルが充実。エアコンやWi-Fiがついた清潔な個室でも1000円~2000円程度と、日本では考えられない価格で泊まれます。
高級ホテルも安い!例えば5つ星ホテルやリゾート地のホテルも1万円程度で泊まれることが多く、豪華な体験が手軽に叶います。
食事
・屋台飯
国にもよりますが1食200円~400円ほどで、お腹いっぱいになれるのが当たり前!タイの「カオマンガイ」やベトナムの「フォー」、カンボジアの「アモック」など、ローカルフードが格安で楽しめます。
レストランも安く普通のレストランでも2000円~3000円で豪華なコース料理を味わえるので、贅沢なグルメ体験も可能。
交通費
・ローカルの移動手段が安い
地元の人が使っているのバスや電車は数十円から利用可能。都市間移動も格安の長距離バスや鉄道を使えば、数百円~数千円程度で済みます。
バイクタクシーやトゥクトゥクで移動するのも便利で、交渉次第でかなり安く利用でき、Grabなども活用して快適に移動する事が出来ます。
このように、アジアはコスパよく旅行を楽しめる」のが魅力で、時間がある学生時代にパックパッカーとして色々な国を旅行するのはかなりオススメです。
おすすめ理由2|日本の豊かさを知るいいキッカケとなる!
海外旅行は、普段の生活では気づけない日本の良さを再認識する絶好のチャンスです。特にラオスやカンボジアを旅行すると、日本と違うベクトルの豊かさに気付けると同時に、日本の素晴らしさに気付く事も出来るでしょう。
海外で日本食を食べようとすると、日本と比べて高い金額が必要で、接客の品質も日本の凄さを感じる事が出来ると思います。
日本とのインフラの違い
・交通機関
日本では電車が時刻通りに来るのが当たり前ですが、東南アジアでは遅延や不定期運行が日常茶飯事。最初は驚きますが、次第にそのゆるさも楽しめるようになります。
・トイレ事情
公共トイレは紙がない、清潔でないことがあるため、事前に備えておくことが重要。これを体験すると、日本のトイレ文化の素晴らしさを痛感します。
文化の違い
路上の露天商や市場で物を売る人々のたくましさを見ると、生活のために必死に働く姿勢に感銘を受けることがあります。
また現地の方々の家族や友人とのつながりを大切にする温かい文化に触れることで、心の豊かさについて考える機会にもなります。
東南アジアをコストを抑えて旅行する事により様々な経験を得る事が出来、「日本の当たり前がどれほど恵まれているか」を実感し、視野が広がるでしょう。
おすすめ理由3|アジアの活気を実感できる!
東南アジアを旅すると、特有の活気や熱気に圧倒されます。
日本ではなかなか感じる事の出来ないパワーを感じで色々なエネルギーを充電する事が出来るので是非東南アジアを体験してみてください。
市場や屋台
各地に点在するローカルマーケットでは、活気に満ちた売り手と買い手のやり取りを目の当たりにできます。タイのチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットや、ベトナムのベンタイン市場は必見。
屋台では料理人が手際よく料理を作り、道行く人々が次々と立ち寄る風景が日常的です。日本とは違った「街が生きている」感覚を味わえます。
混沌とした交通事情
東南アジアの道路では、クラクションが鳴り響き、無数のバイクや車が入り乱れます。最初はそのカオスに驚きますが、次第にその中にも独特の秩序があることに気づくでしょう。
ヘルメットをかぶらずにバイクに3人乗りしているシーンや、歩行者優先ではないなど危ない交通事情も東南アジアの一部の国では普通に見る事が出来ます。
笑顔と親しみやすさ
地元の人々は基本的にフレンドリーで、困っていると助けてくれることが多いです。物事に対して前向きでおおらかな姿勢に触れると、自分の価値観にもポジティブな変化が生まれるかもしれません。
特に現地の言葉でコミュニケーションを取ろうとすると、片言でも喜んで理解してくれようとしてくれる優しい雰囲気を感じる事が出来るでしょう。
東南アジアへのバックパッカー旅は、「安さ・発見・活気」がすべて詰まった冒険です。低予算でも多くの体験ができ、視野を広げ、人生を豊かにするきっかけになることでしょう。ぜひ次の旅先に、東南アジアを選んでみてはいかがでしょうか?
バックパッカー旅行にオススメの国3選
時間があるときにバックパックを背負い、世界を旅したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、いきなり南米やアフリカに挑戦するのは少しハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。そこで、初めてのバックパッカー旅にぴったりな地域が「東南アジア」です!
東南アジアは以下の理由で、バックパッカーデビューにはうってつけの場所です。
・日本から近い:フライト時間が短く、航空券も比較的手頃。
・物価が安い:食事や宿泊、交通費が抑えられるため、予算に優しい。
・治安が良い:国によっては女性の一人旅にも適している。
・移動が便利:公共交通機関やバスが発達している上、LCC(格安航空会社)も多数運行。
今回は、そんな初めてのバックパック旅におすすめの東南アジアの国々、特に「タイ」を中心に魅力やルートを詳しくご紹介します。これから旅を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください!
タイ|Thailand
東南アジアといえば「タイ」と言っても過言ではありません。世界中のバックパッカーから愛されるタイは、観光インフラが整っており、日本からのアクセスも抜群です。初めてのバックパッカー旅に最適な理由を見てみましょう。
タイの治安:★★★★☆
タイの主要都市であるバンコクやチェンマイは、東南アジアの中でも比較的治安が良いとされています。
・安心ポイント
女性の一人旅でも安心して楽しめる。実際、多くの女性旅行者が訪れています。観光地は基本的に安全で、人々もフレンドリー。地元の人々は観光客に慣れており、親切に対応してくれます。
・注意すべき点
深夜や人通りの少ない場所は避ける。また、スリや置き引きに注意し、貴重品は分散して持ち歩くのがおすすめ。
タイの物価:★★★☆☆
タイは、観光地の中でも比較的物価が安い国のひとつですが、エリアや過ごし方によって出費に差が出ます。
・食事費用
ローカルフードの宝庫で、屋台やフードコートを利用すれば1食40~100バーツ(約150~400円)でお腹いっぱいになります。タイ料理の「パッタイ」や「グリーンカレー」は特に人気。
・宿泊費用
バックパッカー向けのゲストハウスは1泊300~500バーツ(約1,200~2,000円)ほど。清潔感があり、快適な宿泊施設も多いです。
贅沢をしたい方には、リゾートや高級ホテルも5,000バーツ(約20,000円)以下で楽しめます。
タイの観光:★★★★☆
タイは観光スポットが豊富で、歴史的な寺院から活気ある市場まで、訪れる場所に事欠きません。
・バンコク
ワット・ポーやワット・アルンなどの寺院巡り、週末にはチャトゥチャック・マーケットでショッピングを楽しめます。BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)を使えば、観光地間の移動もスムーズ。
・チェンマイ
北部に位置するチェンマイは、「古都」として知られる落ち着いた街。バンコクとは異なるゆったりとした雰囲気を楽しめます。旧市街を散策したり、象の保護施設を訪れるのも人気です。
・ビーチリゾート
プーケットやクラビ、パタヤなど、美しいビーチリゾートも多数あります。シュノーケリングやダイビングなど、アクティビティも豊富です。
タイ旅行のバックパッカーにオススメのルート
バンコクから夜行電車でチェンマイへ
・おすすめポイント
バンコクを満喫した後、北部のチェンマイへ夜行電車で向かうルートは定番中の定番。電車の中では、地元の人や他の旅行者と交流するチャンスもあります。
・所要時間:10~14時間
・チケット価格:400~800バーツ(約1,800~3,800円)
チェンマイでの楽しみ方
古い寺院やナイトマーケット、タイ料理教室など多彩なアクティビティがあります。山岳地帯に足を伸ばせば、さらに自然豊かな景色に出会えます。
タイ北部からラオスへ陸路で国境越え
・おすすめポイント
タイ北部からは陸路でラオスに入国可能。陸路で国境を越えるという特別な体験ができます。国境を越えた先には、ゆったりとした時間が流れるラオスの街が待っています。
・入国地:タイ北部~ビエンチャン
・ラオスの楽しみ:メコン川沿いの景色や仏教寺院巡り
タイは、観光インフラが整っており、物価が安く、治安も比較的良いため、初めてのバックパック旅に最適な国です。また、タイを拠点に周辺国(ラオスやカンボジア)へ足を延ばすことで、さらに深い旅の楽しみを味わえます。
ラオス|Laos
タイの北部から簡単に陸路で入国できるラオスは、穏やかな自然と静けさを求めるバックパッカーに人気の旅行先です。
首都「ビエンチャン」は「何もない首都」と揶揄されることもありますが、実際に訪れてみると意外な見どころがたくさんあります。自然豊かな環境とゆったりとした雰囲気が、観光客にリラックスした時間を提供してくれるでしょう。
ラオスの治安 ★★★☆☆
ラオスの治安は全体的に安定しています。首都ビエンチャンや世界遺産にも登録されている古都ルアンパバーンといった観光地では、基本的に深夜帯を除けば危険を感じることはほとんどありません。ただし、いくつか注意点があります。
・野犬の多さ:ラオスでは野犬が多く、特に夜間は噛まれるリスクがあるため、近寄らないようにしましょう。
・深夜の移動:深夜や人通りの少ない場所を避けることが大切です。こうした時間帯は、スリや窃盗のリスクが高まる場合があります。
・川沿いや郊外:観光地以外のエリアでは治安がやや劣ることがありますので、十分注意しましょう。
日中の観光地や市街地であれば、特別な危険に遭遇することはほとんどなく、安心して滞在を楽しめるでしょう。
ラオスの物価 ★★★★☆
ラオスの物価は非常にリーズナブルで、バックパッカーや節約旅行者にとって最適です。
・飲食費:地元の屋台や食堂では、1食200円から300円程度で満足のいく料理を楽しむことができます。特に、スープや麺料理は地元の人々にも愛されており、安価かつおいしいです。観光客向けのレストランでは少し高めですが、それでも500円程度でおいしい料理を味わえます。
・宿泊費:安価なゲストハウスやホステルが多く、ドミトリータイプであれば1泊500円~1000円程度の場所も見つかります。のんびりと滞在したい場合にも予算を抑えられる点が魅力です。
・移動費:ラオス国内の移動はバスやトゥクトゥクを使えば非常に安価です。さらに最近は高速鉄道も運行しており、都市間の移動が便利になりました。
ラオスでは他の東南アジアと比較するとぼったくりや詐欺が少なく、観光客に優しい国と言えます。
ラオスの観光 ★★☆☆☆
ラオスは派手な観光地やエンターテインメント施設は少ないですが、静かな寺院や自然の美しさを楽しむことができます。観光のポイントは以下の通りです。
・ビエンチャン:首都でありながら、穏やかな雰囲気が魅力です。タート・ルアン寺院やパトゥーサイ(凱旋門)などの観光地は短時間で回れますが、川沿いのナイトマーケットも地元の雰囲気を味わうには最適です。
・ルアンパバーン:世界遺産に登録されている古都で、美しい寺院やアルメニアン風の建物が立ち並びます。托鉢の風景やクアンシーの滝など、ここならではの体験が待っています。
・ナチュラルアドベンチャー:田舎に足を運べば、未開発の自然やゆったりと流れるメコン川を眺めることができます。都会の喧騒を忘れて、静かな時間を過ごすには最適な環境です。
ラオスを楽しむには、観光スポットを巡るだけでなく、自然や地元の生活に触れることが重要です。
ラオス旅行のおすすめルート
・高速鉄道を使って都市を巡る旅
ラオスには近年、中国ラオス高速鉄道が開通し、主要都市間の移動が便利になりました。この鉄道を利用して、ビエンチャンからルアンパバーンまで快適に旅することができます。鉄道の車両は空いていることが多く、座席も広々として快適です。料金は少し高めですが、その価値は十分にあります。
・メリット:移動が速く、車窓から美しい景色を楽しむことができる。
・おすすめのプラン
ビエンチャンからルアンパバーン、さらに北部の街々を訪れ、田舎の自然を満喫しましょう。
2. 陸路でルアンパバーンからハノイへ
ラオスから隣国ベトナムの首都ハノイへは、バスで陸路移動することができます。特にルアンパバーンからのバス旅は、景色を楽しみながらの長距離移動となります。
・注意点:このルートは所要時間が20時間以上かかるため、体力やスケジュールに余裕が必要です。
・おすすめのプラン
長距離バスの中で旅仲間と交流を深めたり、途中の村での食事を楽しんだりすることで、移動そのものを旅の一部として楽しむことができます。
ラオスは、観光地としての派手さはありませんが、のんびりと自然や地元の文化を楽しみたい人にはぴったりの旅行先です。タイやベトナムと組み合わせたルートで訪れることで、より深いアジアの魅力を体験できるでしょう。
ベトナム|Vietnum
ベトナムは物価の安さや多様な観光スポット、そしてアクセスの良さから、バックパッカーにとって魅力的な国として知られています。
特にホーチミン市では、バックパッカーが集まるエリアが整備されており、さまざまな国から訪れる旅行者との交流を楽しむことができます。以下では、ベトナム旅行の魅力や注意点、オススメの旅行ルートについて詳しく解説します。
バックパッカーの集まるホーチミン市内のエリア
ホーチミン市内では、ファングーラオ通りやデタム通り、その二つをつなぐブイビエン通り周辺がバックパッカーの中心地です。このエリアには格安のゲストハウスやホステルが集まっており、飲食店やバーも充実しています。夜になると路上パフォーマンスやナイトマーケットが活気づき、異国情緒あふれる雰囲気を楽しめます。
このエリアは世界中から訪れる旅行者で賑わい、他国のバックパッカーとコミュニケーションを取るのにも最適な環境です。国際交流を目的に旅をする人にとっては、このエリアが拠点になるでしょう。
ベトナムの治安 ★★★☆☆
ベトナムは凶悪犯罪が少なく、全体的に比較的安全な国とされています。しかし、スリやひったくりが頻繁に報告されており、特に観光客が集まる場所や交通機関内では注意が必要です。
・注意すべきポイント
ショルダーバッグやリュックサックを背中にかけたまま歩かないようにする。
バイクに乗ったひったくり犯がターゲットにするため、道端ではスマートフォンを使用しない。
ナイトマーケットや混雑した場所では貴重品を前掛けにするか、体に密着させる。
また、深夜や人通りの少ない路地には入らないようにすることが安全対策の基本です。
ベトナムの物価 ★★★★☆
ベトナムは物価の安さが大きな魅力の一つです。
・食事
ローカルフードのフォー(米粉麺)やバインミー(ベトナム風サンドイッチ)は、1食わずか200~300円程度。高級レストランを避ければ、1日の飲食費を非常に安く抑えることができます。
交通費
タクシーやバイクタクシー(グラブバイク)が主要な移動手段です。ただし、観光地周辺ではぼったくりが発生することもあるため、事前に料金を確認するか、配車アプリを利用すると安心です。
宿泊
バックパッカー向けのゲストハウスやホステルが豊富で、1泊5~10ドル程度で宿泊可能です。長期滞在者向けの格安アパートメントも多く、コストパフォーマンスに優れています。
ベトナムの観光 ★★★★☆
ベトナムは南北に長い地形を持ち、都市ごとに特色のある観光地が点在しています。それぞれのエリアで異なる文化や自然を楽しめるのが魅力です。
・ホーチミン
ベンタイン市場や戦争証跡博物館、クチトンネルなどの歴史的なスポットが見どころ。また、ホーチミン大教会や中央郵便局などのフランス植民地時代の建築も必見です。
・ハノイ
首都ハノイでは旧市街やホアンキエム湖、文廟といった観光名所があり、古都の風情が漂います。
・ダナン
中部のダナンはリゾート地として人気で、ビーチやバーナーヒルズ、ミーソン遺跡が魅力。近郊のホイアンはランタンの街として知られ、夜の街並みが幻想的です。
さらに、南北鉄道(統一鉄道)を使えば、ベトナム全土を効率よく旅行できます。沿線にはさまざまな観光スポットが点在しており、長期間の旅を楽しむことが可能です。
ベトナム旅行のオススメルート
南北統一鉄道を使った旅
ハノイからホーチミンまで約1,726kmを走る南北統一鉄道(Reunification Express)は、バックパッカーにとって一度は体験したい列車旅です。全行程を通しで移動すると約37時間かかりますが、途中でダナンやニャチャンなどの都市で下車しながらのんびり旅するのがオススメです。
車内では飲み物やスナック、果物などの販売があり、地元の乗客との交流も楽しめます。また、車窓からの美しい田園風景や海岸線の眺めが、長時間の移動を楽しいものにしてくれます。
ホーチミンから陸路でカンボジアへ
ホーチミン市からカンボジアの首都プノンペンへはバスで約7時間の移動です。国境を越える際の手続きも比較的スムーズで、費用も手頃なため、多くのバックパッカーが利用しています。このルートでは、カンボジアのアンコールワットやトンレサップ湖など、さらなる冒険が待っています。
ベトナムは安価で多様な楽しみ方ができる国です。都市ごとの個性や美しい自然、そして多国籍なバックパッカーとの交流が、旅をさらに豊かなものにしてくれるでしょう。南北鉄道や陸路での国境越えなど、アクティブな旅に挑戦したい方には特にオススメの旅行先です!
カンボジア|Cambodia
カンボジアは、その独特な文化や歴史的な遺跡、美しいビーチなど、多彩な魅力を持つ国です。タイやベトナムと比べると訪問者が少し少ないため、よりローカルな雰囲気を楽しみたいバックパッカーにとって魅力的な選択肢となっています。陸路でタイやベトナムから簡単にアクセスできるため、東南アジアを周遊する旅行者の間で人気の国のひとつです。
首都プノンペンでは、歴史的な建造物や博物館を巡ることができ、シェムリアップでは世界遺産アンコール遺跡群がバックパッカーを魅了します。さらに、南部のシアヌークビルやその近郊にあるコー・ロン島のビーチはリラックスした時間を過ごすのに最適です。
カンボジアの治安 ★★☆☆☆
カンボジアの治安状況は、タイやベトナムと比べると若干不安定な部分がありますが、観光地では比較的安全に過ごすことができます。ただし、以下の点に注意が必要です:
・窃盗やスリのリスク:ひったくりやスリが頻繁に報告されています。特にプノンペンやシェムリアップでは、公共の場や混雑した場所での貴重品管理に注意が必要です。
・ホテル内での窃盗:宿泊施設では、セキュリティがしっかりしているか確認することが重要です。貴重品はロック可能なスーツケースに入れるか、フロントで預けるようにしましょう。
・夜間の移動:深夜の外出や人気のないエリアを歩くことは避けましょう。
観光地では基本的にフレンドリーな地元の人々に出会うことが多いですが、危険を避けるために常に周囲に気を配ることが重要です。
カンボジアの物価 ★★★☆☆
カンボジアの物価は全体的にタイやベトナムと同等か少し高めですが、十分にリーズナブルです:
・食事:ローカルな屋台や小さなレストランでは、1食あたり3~5USD程度(約460~770円)で食事ができます。ただし、観光客向けのレストランや高級エリアでは価格が2倍以上になることもあります。
・宿泊:安価なゲストハウスから中級ホテルまで幅広い選択肢があり、バックパッカーに適した宿も豊富です。価格は5~10USD(約770~1,500円)の範囲が目安です。
・交通費:移動はタクシーやトゥクトゥクが一般的で、料金はタイやベトナムと似ています。短距離のトゥクトゥクは約2~3USD(約300~460円)で利用できます。
カンボジアの観光 ★★★☆☆
カンボジアは、その歴史的・文化的な魅力が詰まった観光地が多く、訪れる価値があります:
・アンコール遺跡群:世界遺産に登録されている壮大な遺跡群で、アンコールワットをはじめとする数々の寺院を巡ることができます。一日では回りきれない広大なエリアであり、最低でも2~3日は必要です。
・プノンペン:トゥールスレン虐殺博物館やキリングフィールドなど、カンボジアの悲しい歴史を学ぶことができるスポットがあります。また、王宮やシルバーパゴダも見どころです。
・シアヌークビル:ビーチリゾートとして知られており、コー・ロン島やコー・ロン・サムロム島の透明度の高い海でのんびり過ごすことができます。
カンボジア旅行のバックパッカーにオススメのルート
1. タイからカンボジアへ:国境の街ポイペト経由
タイから陸路でアクセスする場合、ポイペト国境を通じてカンボジアに入国するルートが一般的です。ポイペトはタイ側からも多くの観光客が訪れるため、カジノホテルや宿泊施設が充実しています。タイでの旅を終えた後、この街に立ち寄ってからカンボジア旅行をスタートするのも良いでしょう。
2. アンコール遺跡を中心に周遊
プノンペンからシェムリアップへ移動し、アンコール遺跡群を観光するのが王道ルートです。アンコールワットだけでなく、タ・プロームやバイヨン寺院など、映画の舞台にもなった神秘的な遺跡を巡りましょう。
3. カンボジア南部のビーチリゾートへ
遺跡観光後は、シアヌークビル方面へ足を延ばすのもおすすめです。リゾート地でリラックスしながら、透明な海でのシュノーケリングやダイビングを楽しむことができます。
4. カンボジアからタイへ:バンコクを目指す
カンボジアでの旅を終えた後は、再び陸路でタイへ戻るのが便利です。ポイペトからバンコクへはバスで約5時間程度と短時間でアクセス可能で、本数も多く利用しやすいです。
カンボジアは、アンコール遺跡群をはじめとする文化的な観光スポット、美しいビーチ、そして独特な雰囲気を持つ国です。物価はバックパッカーに優しく、タイやベトナムを周遊する際に組み込むことで、東南アジアの多様な魅力をさらに深く楽しむことができます。
スマホ1台で快適なバックパッカー旅
バックパック1つで海外を旅するバックパッカーに憧れる学生さんも多いのではないでしょうか。自由気ままに異国の地を巡り、文化や人々との触れ合いを通して人生観が広がるバックパック旅行は、多くの人にとってロマンと冒険心を刺激する体験です。
かつてのバックパッカーといえば、たくさんの必需品を詰め込んだ大きなバックパックが象徴的でした。「ノートパソコン」「カメラ」「ガイドブック」「辞書」「地図」など、多岐にわたる道具を持参する必要があり、その重量も相当なものでした。しかし、現代ではこれらの道具がほぼ1台の「スマートフォン」に集約され、必要な荷物が大幅に削減されています。
スマホ1台で荷物が減って快適!
バックパックは軽量化され、より身軽に旅ができるようになりました。一方で、スマホの重要性がかつてないほど高まり、特に「ネット環境」の確保がバックパッカーにとって最優先事項となっています。今回は、そんなバックパッカーの通信事情を深掘りし、どのようにして効率的かつ快適な旅を実現するかをご紹介します。
ネット環境がバックパッカーにとって不可欠な理由
現代のバックパッカーにとってスマホは、単なる通信手段を超えて、旅の全てを支える「万能ツール」です。以下のような用途で活用されています:
・ナビゲーション:Googleマップや地図アプリでの道案内。迷路のような街や知らない土地での必須ツール。
・宿泊予約:Booking.comやAirbnbなどを使ってその日の宿を予約。臨機応変な旅程に対応。
・翻訳:Google翻訳などで現地の言葉を理解し、言語の壁を克服。
・情報収集:観光地、レストラン、交通機関の最新情報を検索。
・コミュニケーション:WhatsAppやLINEを使った現地の人々や家族との連絡。
・エンターテイメント:長時間の移動中に映画を見たり、本を読んだり。
これらの利用を可能にするためには、どこにいても安定したインターネット接続が欠かせません。そのため、バックパッカーは渡航先での通信手段を確保する方法を事前に考える必要があります。
通信手段の選択肢
バックパッカーが旅先でネット環境を確保する主な方法は以下の通りです。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
・現地のフリーWiFiを活用
・メリット:無料で利用できる。カフェや空港、宿泊施設などで簡単にアクセス可能。
・デメリット:場所が限られているため、移動中や緊急時には不便。セキュリティリスクもある。
現地SIMカードの購入
・メリット:費用が比較的安い。現地の通信網を使うため速度と安定性が高い。
・デメリット:SIMロックがかかっているスマホでは使えない。購入手続きが現地語の場合は困難。
eSIMの利用
・メリット:オンラインで簡単に購入・設定が可能。物理的なカードの入れ替えが不要。複数国をまたぐ旅でも柔軟に対応。
・デメリット:対応していないスマホがある。通信プランの選択肢が少ない場合も。
eSIMがバックパッカーに人気な理由
最近、特に注目されているのがeSIMです。eSIMとは、スマホに直接通信プランをダウンロードする形式のSIMで、物理SIMを差し替える手間が不要です。以下の特徴がバックパッカーにとって魅力です:
・簡単・便利:出発前にオンラインで契約が完了。現地に着いてすぐ使える。
・多国間対応:国ごとに新たなSIMを購入する必要がなく、国境を越えてもそのまま利用可能。
・選択肢が広がる:AiraloやHolaflyなどのサービスで、様々な国のプランを選べる。
例えば、タイからラオス、カンボジア、ベトナムといった多国間を旅する場合でも、eSIMなら1つの契約でスムーズに移動できます。
バックパッカーへのアドバイス
・事前準備をしっかり
渡航先で利用可能な通信手段をリサーチし、最適な選択肢を選びましょう。特にSIMフリーのスマホを用意しておくと安心です。
・現地SIMとeSIMを比較
短期間の滞在なら現地SIM、複数国を巡る場合や長期滞在ならeSIMが便利です。
・WiFiスポットも活用
節約のためにカフェや宿泊施設のWiFiをうまく使い分けるのも重要です。
旅の形が変化しても、バックパッカーの自由と冒険心は変わりません。現代の通信手段を活用し、より快適で自由な旅を楽しみましょう!