タイに留学する学生さん向けに役立つタイ留学のスマホに関する情報をまとめた決定版をご紹介!
タイ留学のスマホの準備どうすればいい?
最近ではタイに留学する学生さんが増えてきているようで、タイ留学を控えている学生さんから「現地でのスマホはどうすればいいのか」という質問を受ける機会がありました。そこで、現状のタイ留学において、どのような通信手段が最適かを記事にまとめていこうと思います。
タイでのスマホ事情に関しては、私自身の経験や他の情報も含め、ネット上には数多くの情報が掲載されています。ですが、情報が多すぎて混乱してしまったり、どれが自分にとって最適なのか結局分からなくなってしまうという方も少なくないのではないでしょうか。特に学生さんの場合、まだ海外経験が少ない方も多いでしょうし、現地でのスマホや通信手段について詳しくない人も多いかもしれません。
今回の記事では、タイ留学に向けたスマホの準備や、現地で使うべきSIMカードについて、わかりやすく解説していきます。これからタイに留学を予定している方、特にスマホや通信に不安を感じている方にはぜひ参考にしていただければと思います。
タイ留学中にどうやってスマホを使うかは、学生さんそれぞれのニーズによって異なります。例えば、スマホの利用頻度、予算、現地での生活スタイルによって選ぶべき方法が変わってきます。ここでは、いくつかの代表的な方法を紹介していきます。
タイ留学前に日本でする準備
タイ留学を成功させるためには、出発前にしっかりと準備をしておくことが非常に重要です。
特にスマホに関する準備は、現地でスムーズな生活を送るための必須項目です。
今回は、日本で出発前にしておくべき準備について詳しく解説します。
最も重要なステップのひとつは、日本で使用しているスマホがSIMフリーかどうかを確認することです。これを怠ると、現地で通信が使えず不便な生活を強いられる可能性があるため、必ず確認しておきましょう。
1. 日本で使っているスマホがSIMフリーかを確認する
タイ留学中にスムーズにスマホを使うためには、スマホがSIMフリーであるかどうかが最も重要なポイントです。
SIMフリーでないスマホは、現地の通信会社のSIMカードを挿しても利用できないため、事前にSIMロック解除をしておく必要があります。
SIMロック解除の流れ
以前は大手キャリア(例えば、ドコモ、au、ソフトバンク)で購入したスマホは通常、購入時に「SIMロック」という制限がかかっており、他社や海外のSIMカードを挿しても利用できない仕様になっていましたが、現在は最初からSIMフリーというケースもかなり多いです。
確認してみてSIMロックがかかっている場合には、SIMロックの解除を行いましょう。
・SIMロック解除の条件確認
SIMロック解除には、いくつかの条件があります。例えば、購入から一定の期間が経過していることや、端末の支払いが完了していることなどが挙げられます。
キャリアによって条件は異なるため、まずは自分の契約状況を確認しましょう。
・SIMロック解除の手続き
SIMロック解除は、オンラインやキャリアショップで簡単に行えます。多くのキャリアは、オンラインでの手続きを無料で提供していますので、わざわざ店舗に行く必要はありません。
オンラインで手続きを完了させれば、すぐにスマホがSIMフリーになります。
・解除確認
SIMロック解除後、実際に他のSIMカードを挿入して動作確認を行いましょう。
特に、海外で利用する予定がある場合は、タイ現地のSIMカードや国際対応SIMを使って動作確認をすることで、安心して出発できます。
バンコクに着いてSIMロックがかかっていたら
現地に着いて、SIMカードをスマホに入れて「不明なSIM」や「無効なSIM」というような表示が出る場合、SIMロックがかかっているという可能性が高いです。その場合は各キャリアのWEBサイトから手続きを行う事で無料でSIMロック解除の手続きが可能です。
バンコクでSIMロック解除が出来るお店ベリーモバイル
バンコクでは、ベリーモバイル (berrymobile) が日本のキャリアで購入したスマホのSIMロック解除をサポートしているお店として知られています。
ベリーモバイルは、日本人向けのモバイルサービスを提供しており、店頭に日本人スタッフが常駐し、タイでのSIMカード購入や通信プランの相談、さらに日本で購入したスマホのSIMロック解除にも対応しています。
日本のキャリアで購入したスマホのSIMロック解除の価格は300バーツで行っているとの事でした。
もし現在使っているスマホが古かったり、SIMロック解除ができない場合は、新しいSIMフリースマホを日本で購入することも一つの選択肢です。
特にSIMフリー対応のiPhoneであれば、タイだけでなく他の国々でも簡単にSIMカードを切り替えて利用することができるので1台あれば海外留学はもちろん留学が終わってからの海外旅行でも役立ちます!
タイ留学のSIMカードの準備どうすればいい?
留学生にとって、現地でのスマホ利用は非常に重要です。
友達や家族との連絡、現地での情報収集、学業に必要なインターネット利用など、スマホが欠かせないツールになります。そこで、タイに留学する日本人留学生におすすめのSIMカードについてもご紹介します。
以下の情報を参考に使うSIMカードを選んでみてください。
通信キャリアはAISで決まり!
AISはタイ最大の通信キャリアで、安定した通信品質と広範囲のカバーエリアが特徴です。
特に都市部だけでなく、地方でも快適にインターネットを利用したいという方には、AISのプリペイドSIMが適しています。データプランも多様で、短期滞在者向けのパッケージから長期滞在者向けのプランまで幅広く選べます。
また、5Gでの通信の利用可能な範囲が広く通信速度も一番快適なので、AISのSIMカードを選んでいればまず間違いないでしょう。
AIS以外にもTrueやDtacという選択肢もありますが、1年程度の滞在予定という場合には、AIS以外を選ぶメリットは特にないのでとりあえずAISのSIMカードを買いましょう!
契約形式はプリペイド決まり!
タイでSIMカードを契約する場合、チャージして使う「プリペイドタイプ」と後払い方式の「ポストペイド」の2種類の方法がありますが、留学生の場合には「プリペイド」でOKです。
プリペイドSIMカードは面倒という印象があるかもしれませんが、商品によってはそんな事は無いのでご安心ください。
タイの通信会社のSIMカードを使って通信を行うのが一番安定しています。一時的にahamoや楽天モバイルを使う事は可能ですが、留学の場合には現地タイの電話番号がないと不便です。
プリペイドSIMカードと言っても色々な種類があるので、期間に応じていくつかのオススメのプリペイドSIMカードがあるのでご紹介いたします。
タイ留学のSIMカードはコレで決まり!
日本の大学を通じた交換留学では、通常、半年または1年間という限られた期間での滞在が一般的です。そのため、滞在期間中に利用するスマホの通信手段は重要なポイントとなります。特にタイでは、短期滞在者向けに柔軟でお得なプリペイドSIMカードが多数提供されており、手軽に通信環境を整えることができます。
半年と1年間の滞在期間に最適なプリペイドSIMカード2選!
では、タイに半年または1年間留学する際に最適なプリペイドSIMカード2種類をご紹介いたします。
AIS |Net Marathon SIM
AISはタイ最大の通信事業者で、中長期の利用用に「ネットマラソン」というプリペイドSIMカードを提供しています。このSIMカードは中長期滞在者にも適しており、期間に応じていくつかの商品ラインナップがあります。
初回に購入してしまえば期間中はネットが月に50GBまで利用出来るので、データに関しては問題ないでしょうか。実際に使ってみると通信速度も安定しておりかなり快適です。6ヶ月〜1年の滞在という事であればまず、街中のAISショップにいって商品ページを見せれば「パスポート」を提示するだけで購入可能です。
・Net Marathonの料金プラン
3ヵ月タイプが590バーツ/枚、12カ月タイプが2,200バーツ/枚となっており、約2,500~9,000円程度で、中長期感使える買い切りのプリペイドSIMカードを購入する事が出来ます。
AIS / Net Marathon SIM | |
料金 | 590/1,150/2,200バーツ |
利用期間 | 3ヶ月 / 6ヵ月 / 12ヵ月 |
高速データ容量 | 50GB/月 |
詳細は以下のページでご紹介しておりますのでご確認下さい。
ネットマラソンは空港のSIMショップでは買えない可能性があるので、基本的には街中のAISショップにいってカウンターでネットマラソンが欲しいと伝えるか、画像を見せて購入しましょう。電話をかなり使う場合にはそのタイミングで300バーツくらいチャージを頼んでも良いと思います。
ベリーモバイル |ベリーモバイル タイSIM
次にご紹介するのがタイの日系通信会社ベリーモバイルが販売している「ベリーモバイル タイSIM」です。
このSIMカードはベリーモバイル公式ショップはAmazonにあるので、日本を出発する前にAmazonで購入する事が出来ます。
パッケージは30日毎に30GBの5G高速データ通信が使えるパッケージとなっており、留学の際にも十分な高速データ容量がある状況と言えます。ベリーモバイルの店頭でのサポートが受けられるので、スマホに詳しくない学生さんや学生さんがタイでスマホが使えるかどうか不安という親御さんが子供に購入する事が多いようです。
・ベリーモバイルタイ SIMの料金プラン
ベリーモバイルタイSIMは30日間からの利用となっておりますが、長いタイプだと180日間のタイプも用意されています。以下の中から期間に合わせて商品を選ぶと良いでしょう。
ただ、コスパでは先程ご紹介したネットマラソンの方が安いので、とりあえず30日間のタイプを買って、利用期間中にネットマラソンを購入する留学生の方も多いようですが、180日で約15,000円はかなりコスパが良いと思います。
ベリーモバイル タイSIM | |
料金 | 2,990円/7990円/14,990円 |
利用期間 | 30日 / 90日 / 180日 |
高速データ容量 | 30GB/30日毎 |
詳細は以下のページでご紹介しておりますのでご確認下さい。
ベリーモバイル タイSIMは日本のAmazonで公式ショップで購入することが出来ますが、バンコクにある公式ショップでサポートが受けられので、まずはじめにスマホが使えるか分からないという状況でタイに行く場合に日本語サポートという保険があるのはかなり嬉しいですね!
タイ留学の際のスマホ・SIM関連の注意点
タイでスマホを使う際には、いくつかの重要な注意事項を押さえておくことで、より快適でスムーズな利用が可能になります。
以下に、タイでスマホやSIMカードを使用する際に注意すべきポイントをまとめました。
SIMロック解除を忘れずに!
日本で購入したスマホをタイで使う場合、そのスマホがSIMロック解除されているかを確認しておくことが重要です。SIMロックがかかっていると、タイの通信事業者のSIMカードを使うことができません。
・注意点
SIMロック解除は、端末を購入した日本のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)で事前に行う必要があります。解除手続きを忘れた場合、タイでSIMカードを使うことができないので、出発前に確認しましょう。
≫ 海外に行く前に手続きを行おう!日本のキャリアのSIMロック解除について!
AndoridスマホはAPN設定が必要
タイにはAIS、TrueMove、Dtacなどの主要通信事業者がありますが、どのSIMカードを購入するかによってAPN設定の内容も変わってきます。SIMカードを購入する際にスマホをカウンタースタッフに渡せばSIMの入れ替えや設定を行ってもらえます。
・注意点
AndoroidユーザーはしっかりとAPN設定を事前に確認しておきましょう。iPhoneユーザーで格安キャリアを使っている場合にはプロファイルが入っているために通信できないというケースがあります。使っている端末によって異なりますのでご注意ください。
≫ タイのAPN設定[AIS/True/Dtac]各社の情報も含めてご紹介!(Android編)
≫ iPhoneのAPN構成プロファイルって何?削除方法に関して。念のためインストール方法も!
Wi-Fiの利用時の注意
タイでは、カフェやショッピングモール、ホテルなど、多くの場所で無料のWi-Fiが提供されています。TrueMoveやAISなどのキャリアは、SIMカード契約者向けにWi-Fiスポットを無料で提供していることもあります。ただ不安定な場所も多いのであまり期待せずに使いましょう。
・注意点
公共のWi-Fiを利用する際は、セキュリティリスクも考慮する必要があります。
公共のWi-Fiは第三者が簡単にアクセスできる場合があるため、重要な個人情報をやりとりする際はVPNを利用したり、あまり利用しないことが推奨されます。
≫ 海外生活にNordVPN!タイで一番人気のVPNサービスを徹底解説!
盗難や紛失に注意
タイでは観光客が多いエリアでは、スマホの盗難や紛失に注意が必要です。特に混雑した場所や公共交通機関では、スリや置き忘れが起こる可能性があります。スマホを紛失すると、個人情報が漏洩するリスクもあるため、慎重に管理しましょう。
・注意点
スマホを使用しないときは、バッグやポケットにしっかり収納し、常に自分の手元に置いておきましょう。
また、念のため、スマホの位置情報をオンにしておき、紛失時に遠隔操作で位置を確認したり、中のデータを削除できるようにしておくと安心です。
≫ タイでは盗難被害も多い、iPhoneを紛失・盗難される前に、iPhoneを探すを設定しよう
簡単にいくつかの注意事項をご紹介しましたが、これらのポイントを押さえておくことで、タイでのスマホ利用をよりスムーズに行うことができ、留学や滞在中の不安を軽減できます。