当ブログ内の記事にはプロモーションを含む場合がございます

コロナで売れているパルスオキシメータの正しい使用方法を調べてみた。

コロナで注目のパルスオキシメータ

タイでも新型コロナ感染拡大に伴い、自宅療養をする人が増加しているようですが、その中で注目を集めているのが血液中の酸素飽和度(SpO2)を測定することが出来る「パルスオキシメータ」です。

日本の一部自治体では自宅療養する人に貸し出しを行っているようで、コロナの症状確認の一つの指針として使えるようです。

パルスオキシメータの仕組み

パルスオキシメータは血液中の酸素飽和度(SpO2)を測定する事が出来るのですが、人が呼吸をして肺から取り入れた酸素は血液中のヘモグロビンと結合するのですが、この酸素と結合しているヘモグロビンを皮膚を通して測定するという仕組みです。

まずはどの程度の数値が正常値なのかを知っておくことが大切です。

どのくらいの数値が正常?

基本的には96%~99%が正常値となり、100%になることはあまりないので100%じゃないからと心配する必要はありません。

また歩いたりする程度の運動を行った後に計測した場合、93~95%程度になることもあるので、必ずしも95%以下だから異常値というわけではありません。

計測するタイミングやその他の要因で簡単に変動する数字なので、正確な測定する方法を理解しておくことが重要です。

パルスオキシメータの正しい使用方法

パルスオキシメータで正しい数値を計測する方法をご紹介いたします。

・パルスオキシメータ本体にしっかりと指を入れる。
・本体の向きの上下を間違えずに装着する。
・椅子に座り数回深呼吸をした後に測定をする。
・測定中に手を動かしたりしない。
・マニキュアを付けている場合には正確な数値が出ない場合がある。
・光が入ると直射日光や強い光が入る場所では測定しない。
・手が冷たい場合には温めてから測定する。

他には購入したパルスオキシメータの説明書を見ながら正しい方法で測定しましょう。
落ち着いた体制で20~30秒程度測定しているとだんだん正確な数値が出てくるので、最初に表示される数値が正しくなくてもお慌てずに落ち着いて測定しましょう。

バンコクでも軽症者の自宅療養が増加中

バンコクでは一日に4,000人~5,000人程度の新規陽性者がは確認されており、医療体制がひっ迫していると言われております。そういう背景もあり無症状や軽症者は自宅療養となるケースが増えており、一部の病院ではパルスオキシメータで酸素飽和度(SpO2)を測定することを推奨しています。

以前も紹介しましたが、日本の厚生労働省の「新型コロナ感染症 COVID-19 診察の手引き」にも新型コロナ診察の際の一つの指標として記載されていましたのでご紹介いたします。

重症度飽和酸素度臨床状態
軽傷SpO2≧96%・呼吸器症状なし
・咳のみ息切れなし
中等症Ⅰ
呼吸不全なし
93%<SpO2<96%・息切れ
・肺炎所見
中等症Ⅱ
呼吸不全なし
SpO2≦93%・酸素投与が必要
重症・ICUに入室 or 人工呼吸器が必要

上記を見ると、96%までは正常な数値で、96%を切ると注意が必要、93%を下回ってくると要注意、即病院へというイメージなのでしょうか。90%を切ると呼吸不全で危険な状態と言えます実際に症状があるかというのもありますが、息苦しさなどの健康状態の一つの指標としては良さそうです。

自宅療養での注意点

家族で感染者が出た場合などにも自宅療養となる可能性があり、その場合には家族に移さないように注意が必要です。自宅療養時に家族間で感染させないために注意するポイントです。

・部屋を分けて生活する。
・看病する人は限定し接触を避ける。
・看病する際にはマスクを着用した状態で行う。
・部屋の換気をしっかり行い、空気清浄機などの設置。
・共用部分の消毒の徹底
・洗濯は溜めずにすぐに選択する。
・ゴミも溜めずに密封して廃棄する。

さいごに

感染拡大しており、いつどこで感染するか分からない状況なので、パルスオキシメータは1つ準備しておくと良いと思います。

LAZADAには安い物がかなり売られていますが、評価数や口コミ、メーカーなどをしっかり調べて粗悪品を購入しないように気を付けましょう。