独立修理プロバイダープログラムって何?
独立修理プロバイダープログラムとはAppleが修理サービス事業者に対して、「Appleの純正パーツ」「専用の修理ツール」「修理マニュアル」を提供するプログラムの事で、今までは一部の国のみで提供されており、タイではこのプログラムは提供されていなかった。
もちろん、タイでもApple正規の修理店である「Apple Care」であれば「純正パーツ」と「専用ツール」を利用して修理を行う事が可能ですが、数日端末を預ける必要があったり価格が高いなどの理由から手軽に修理が可能な街中の修理店を利用するiPhoneユーザーが多くいた。
当然、街中では純正パーツではなく互換性のあるパーツを使う事も多く、修理後のトラブルも多かった。今回、独立修理プロバイダープログラムの提供開始がタイでも開始されるため、街中にも高品質なリペアを提供する会社が増えてくるかもしれない。
タイのプログラム申請は今週後半から
Apple公式サイトによると、以下の国と地域で独立修理プロバイダープログラムへの応募がスタートするとの事で、タイも含まれています。
アフガニスタン、オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブラジル、ブルネイダルサラーム、カンボジア、クック諸島、フィジー、グアム、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マカオ、マレーシア、モルディブ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、 パキスタン、パプアニューギニア、フィリピン、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スリランカ、台湾、タイ、トンガ、トルコ、アラブ首長国連邦、バヌアツ、ベトナム。
タイの業者でどの程度、このプログラムに申し込むのかは分かりませんが、正規修理以外の場合エラー表示が出るような機種も出てきているので今後広がっていくのは間違いないと思います。
予想される問題点
独立修理プロバイダープログラムに通ると、iPhoneから取り出した故障部品はアップルに送り返す必要があるとの事で、この点がタイでの普及を妨げる可能性がある気がします。バンコクのiPhone修理と言えばMBKというイメージを持っている人も多いと思いますが、こういった場所では故障した正規のディスプレイなどを修理業者に販売したり、修理して再利用したりしているため返却したくないという業者は少なくないように思います。
修理業者を選ぶ一つの基準に?
iPhoneは安くないので、修理を正規修理店に依頼するという人も多いと思いますが、その他の人も、街中のショップでApple基準に沿った人が修理をしてくれて、純正パーツを使っているという事は価格以上に魅力的になりそうな気がします。
独立修理プロバイダープログラムに参加した場合、純正以外のパーツを使えなくなるわけでないとの事なので、恐らく選択肢として純正パーツもしくは互換パーツを顧客が選択できるようなショップが増えてくると思います。
独立修理プロバイダープログラムに対応している業者がAppleタイのWEBページから確認できるようになればそこを利用するユーザーも増加してくると思うので、タイのリペア業者がどんどん申請をしそうですね。
さいごに
まだ、タイで申請が通った業者は特に出てきていないようなので、タイでのiPhone修理に何か変化が起きるのか注目して行きたいと思います。
また、MBKのパーツショップなどが今後価格を下げるのかなども注目して行ければと思います。
個人的にはタイにも独立修理プロバイダープログラムに参加するリペアショップが増加してくれると嬉しいです。