
2021年はコロナの影響で通常とは違う流れでSIM調達!
2021年はコロナの影響で引き続き7~10日前後の隔離検疫が設定されています。この隔離検疫の影響で「空港到着時に空港のキャリアショップでプリペイドSIMを買う」という今まで主流だった方法が使えず、「入国前に日本で入手」または「隔離明けに街中で契約」のどちらかの方法になっています。まずは簡単にその方法をご紹介します。
日本からタイへの入国でワクチン接種済であれば隔離なし(実際は1日隔離)での入国が可能になりましたね!
ただ、到着初日はPCR検査の陰性の結果が出るまでは、空港から自分で自由に動けるという事は無いようです。この1日の隔離後に街中に出てSIMカードを契約するか、日本で購入するかの2択になります。
入国前に日本で入手
最近入国した人に聞くと2021年はこの方法でタイに来ている人が多いようです。
聞いて多かった主な方法をご紹介いたします。
AmazonでプリペイドSIMを購入
「タイ SIM」でAmazonで検索すると、かなりの数の商品が出てきました。期間やデータ容量もかなり多くの種類があり、安い物だと7日間で400円前後から商品がありました。

気になる人は「タイ SIM プリペイド」で検索してみてください。
長期滞在者は日系携帯事業者の無料配布SIMを貰う
上記に記載されている「ベリーモバイル タイ SIM プリペイド 45日間 高速データ4GB 通話付き」を提供しているのはタイで日系携帯ショップを運営しているベリーモバイルという会社なのですが、ここが6月末までこの商品を無料で配布しています。

長期滞在ビザの提示等が必要なようですが、気になる方は公式WEBサイトをチェックしてみてください。
2021年に多かった日本でのSIMの入手方法は上記の2つ
他にはとりあえず国際ローミングを使ったという方や、eSIMでSIM2Flyを使ったという方もいましたが、知り合いでは上記の方法が主流でした。これから通信手段を確保しようという方は是非チェックしてみてください。
隔離明けに街中で契約
次に隔離明けに街中で契約というパターンですが、隔離検疫期間中はホテルのWiFiで凌いで隔離明けに街中の携帯ショップでSIMカードの契約をするというパターンです。タイにはAIS/True/Dtacの大手3キャリアがありますが、今回自分は調査した結果では、AISとTrueの2強という印象で、格安のMVNOキャリアや日系のキャリアで契約したという方も意外に多かったです。
バンコクで携帯電話を契約するならプロンポン駅周辺がおススメです。
色々な選択肢から自分がどこで契約するかを選ぶことが出来るという点と、バンコク中心部は英語を話せるスタッフが接客をしており契約時に困らないというポイントがあります。
大手通信キャリアで契約

大手3キャリアと言っていますが、実際にはAISとTrueの2強に少し離れてDtacという印象ですね。自分の居住地域の電波状況によってキャリアを選ぶと良いと思いますが、AISとTrueは4G・5Gともにカバレッジが広いのでこの2キャリアから選ぶと良いと思います。
契約時には事前にどんなプランがあるか公式WEBサイトでチェックしていきましょう。
契約期間の縛りを付けて上位プランを契約することで端末をお得に買えるパッケージもあります。
AIS
タイ国内最大手の通信会社で、タイ国内シェアNO.1の通信キャリアです。
5G・4Gともに通信速度が安定しており、通信品質でもタイNo.1。
True
Trueは通信設備にかなり投資したことにより、5Gのカバレッジがかなり広くなっています。
5GのエリアだけでいうとTrueが一番優れているといえるでしょう。
ただ、場所による通信速度にムラがある印象で、通信速度はAISの方が安定していると思います。
以前は3大キャリアと言われていた時代もあったDtacという選択肢もありますが、近年は設備投資にお金も使えず落ちぶれた印象です。
極端に繋がらないという事はないですが、速度は2キャリアに比べると遅く金額もそこまで変わらないので、わざわざ選ぶ理由もないかなと思います。
タイのSIMカードの契約に必要な書類
タイでSIMカードを月極契約する際に必要な書類は以下の2点です。
プリペイドの場合にはパスポートの提示だけで問題ないので、タイ到着後すぐに申し込むことも可能です。
<必要書類>
・パスポート
・ワークパーミット
上記の通り、契約には基本的にはパスポートとワークパーミットが必要ですが、Trueで契約時にはワークパーミットの提示を求められなかったという人が多いです。
私もエムクオーティエのTrueでSIMカードの契約をしましたが、契約時にワークパーミットは必要なかったです。
「ワークパーミットがまだない」という人はTrueショップで契約にチャレンジしてみると良いでしょう。
タイのMVNOで契約する。
MVNOとは、他社のインフラを借りて、通信のサービスを提供する事業者のことを指しますが、タイにもいくつかのMVNOキャリアがあります。こだわりがある方はMVNOを選択すると良いでしょう。
日本語のサポートが欲しい方はこのMVNO

タイ語・英語では不安、どうせなら日本語サポートがあった方が良いという方は日系携帯事業者を選択すると良いでしょう。タイには2社あるのでどちらかを選択すると良いと思います。
ベリーモバイル/berrymobile
日系の携帯ショップ、日本人が常駐でサポートに定評がある。駐在員の奥様用の携帯電話として利用している人が多い印象。AIS・Trueの2社の回線を調達している。シラチャにも店舗があります。
ユアモバイル/Yourmobile
日系の携帯ショップ、日本人もしくは日本語の話せるタイ人が常駐。場所もベリーモバイルと近いので2件覗いてみると良いかもしれません。AIS・Trueに加えDtacの回線も調達している。店舗はバンコクのみ。
とにかく安い物を探している方はこのMVNO
実店舗でのサポート不要!とにかく携帯代金を安く抑えたいという方も中にはいらっしゃるでしょう。そんな方にはタイにも安いMVNOキャリアがあるのでそちらを検討してみても良いでしょう。
FINN Mobile/フィンモバイル
FINN MobieはDtac回線のみの取り扱いなので、AIS・Dtacと比べると通信品質は良くはないです。ただ、価格は安いです!サポートもチャットなどで英語・タイ語対応なので店舗の必要が無くコストを抑えたいという人にはお勧めです。
SIMの契約方法は最近日本でも増えている、オンラインでの契約となります。必要書類さえそろっていれば手続き自体はそこまで難易度は高くありません。
実際の契約の流れや、使ってみた感想は以下の記事をチェックしてみてください。
スマホ本体はどうする?
スマホ本体に関しては、コロナ前もコロナ後も特に変わることなく「日本で使っていたスマホをSIMロック解除して使う」または「タイで新たにスマホを購入する」のどちらかで準備される方が多いです。
会社支給のスマホをプライベート利用するという人もいますが、現在の主流はプライベート回線を1回線別に持って端末も1台買うという人の方が多いようです。
日本で使っていたスマホをSIMロック解除して使う

この方法は端末を新たに購入する必要が無いので、コスパはかなり良いです。特に最近機種変更したという人はこの方法がおススメです。SIMロック解除を日本でして来ていないという人もオンラインで簡単にSIMロック解除が可能なので是非試してみてください。
・Docomoシムロック解除紹介ページ
・Softbankシムロック解除ページ
・auシムロック解除紹介ページ
ただ、日本のスマホはシャッター音が消せないのでタイで写真を撮ると結構目立ちます。
※最近iPhoneでは地域によってシャッター音が消えるようになったようです。
日本のスマホのデータがなくならないようにするためにも、個人的にはタイで別の安いスマホを購入するのがおススメです。
タイで新たにスマホを購入する
タイは日本と比べると端末ラインナップが豊富で、色々な端末を選ぶことが可能です。その分基本的な知識がないと安い端末を購入して後悔するという事もありますので、最低限選ぶポイントをご紹介いたします。
ポイント1.端末が日本語に対応しているか
5年くらい前は、多くのスマホには日本語が登載されていませんでしたが、最近は日本語が登載されていないスマホを探す方が難しくなってきているように思います。量販店で購入する際には展示されているスマホを触って確認するか、スタッフの人に日本語に対応しているかを聞いてみると良いでしょう。
ポイント2.最低限スペックをチェック
量販店であれば、基本的な端末スペックが記載されているので、簡単に2カ所だけチェックしましょう。普通にスマホが使えればいいという方であれば、RAM4GB・ROM64GB以上の物を選んでおけばまず間違いないでしょう。メーカーはOPPO/Realme/Xiaomi/Samsungなどから選べば故障率もそこまで低いです。
注意点としては上記の2点くらいです。大体6000THB以上の端末を量販店で購入すれば困る事はあまりないでしょう。自分で決めるのが面倒という方は日系の携帯ショップに相談してみると良いと思います。
さいごに
私は自分のスマホはAISとTrueの2キャリアと直契約と社用携帯、妻のスマホはberrymobileで契約しています。
それぞれいい所があるので、じっくり検討するといいとおもいます。
最近、FINN MOBILEでもSIMカードを契約してみましたが、速度は他のSIMに比べて遅く正直あまりおススメは出来ないです。