
タイに赴任が決まったらSIMカードはどうする?
2023年はコロナでの入国制限がなくなったので、日本から気軽にタイに来れるようになりましたね。まだ、全盛期ほどとは行きませんが観光客も戻ってきているように感じます。
観光客以外にも新規でタイに赴任・帯同してくる方も増えてきており、知り合いの会社でも1月に家族が来タイしたという方が多かったように思います。
最近タイに来た方にSIMカードの準備をどうしたか聞いてみたのでご紹介します。
これからタイに赴任される方の参考になれば幸いです。
ECサイトでプリペイドSIMカードを購入

「タイ SIM」でAmazonで検索すると、かなりの数の商品が出てきます。期間やデータ容量もかなり多くの種類があり、安い物だと7日間で400円前後から商品がありました。
期間の長めのもので16日程度のパッケージがあるのですが、それだと入国後しばらく使えるので便利だと思います。タイに入国したあとは色々な手続きで電話を使う場面も多いので1枚持っておくと便利です。
日本で使っているSIMカードをSIMロック解除するか、SIMフリースマホを持っていれば、日本でプリペイドSIMカードを購入しておくことで空港でSIMカードを入れ替えてすぐに使うことが出来ます。
少し調べてみたところ、以下のようなSIMカードがありました。
上記のWise SIMが出している16日間タイプであれば1,250円、ASIA SIMが出している30日間タイプは2,980で購入出来ます。タイのSIMカードのお店はかなりの数がありますが、WiSE SIMという所が老舗です。
WiSE SIMは他にも短期間用など色々な商品を取り扱っているのでチェックしてみるといいでしょう。
▶ とりあえず使えるSIMカードを日本で準備!
現在、一番主流な方法が日本でSIMカードを準備してタイに到着と同時にSIMカードを入れて使うという方法です。購入したプリペイドSIMの期限が切れるまでに月極のプランのSIMカードを契約する人が多いです。
赴任者の方の場合、会社からスマホが支給されることも多いので、それまでの間の繋ぎでプリペイドSIMという方も多いと思います。
空港でSIMプリペイドSIMカードを購入する

次にバンコクの空港に到着後にSIMカードを購入するという方法です。
タイの空港であれば各キャリアがショップを構えているので、そこでプリペイドSIMカードを購入することが出来ます。
スマホがSIMフリーであれば、言語設定を英語にして渡せばSIMカードの入れ替えや設定の確認をカウンターで行ってもらう事も可能です。
例えば以下のようなパッケージが売られていました。
利用可能日数 | 8日間 |
高速データ | 15GB |
無料通話 | AIS同士無料 |
SIM残高 | 15THB |
価格 | 299THB |
ただ、価格は先ほどご紹介したECサイトで購入した方が安いので、どちらが良いかは個人の判断によるかなと思います。
プリペイドSIMの購入には「パスポート」が必要になりますが、空港で購入になられる場合には特に問題ないと思います。
▶ 空港以外にも街中でも購入可能!
空港以外にもタイの街中にある携帯キャリアショップでプリペイドSIMカードを購入する事が出来ます。たいていのショッピングモールの中であればお店はあります。
パスポートを持ってプリペイドSIMカードが欲しい旨伝えればすぐにSIMカードを準備してくれると思います。
SIMのポストペイド(月極契約)はどうする?
プリペイドSIMが日本のECサイト、またはタイ到着後にパスポートの提示で簡単に購入できるという事はお分かりいただけたと思いますが、SIMカードの残高をチェックしながら使うのは結構ストレスです。
なので長期間タイに滞在する場合にはやはりポストペイド(月極契約)がオススメです。
タイにはAIS/True/Dtacの大手3キャリアがありますが、今回自分は調査した結果では、AISとTrueの2強という印象で、格安のMVNOキャリアや日系のキャリアで契約したという方も意外に多かったです。
バンコクで携帯電話を契約するならプロンポン駅周辺がおススメです。
色々な選択肢から自分がどこで契約するかを選ぶことが出来るという点と、バンコク中心部は英語を話せるスタッフが接客をしており契約時に困らないというポイントがあります。
タイの大手通信キャリアで契約

大手3キャリアと言っていますが、実際にはAISとTrueの2強に少し離れてDtacという印象ですね。自分の居住地域の電波状況によってキャリアを選ぶと良いと思いますが、AISとTrueは4G・5Gともにカバレッジが広いのでこの2キャリアから選ぶと良いと思います。
契約時には事前にどんなプランがあるか公式WEBサイトでチェックしていきましょう。
契約期間の縛りを付けて上位プランを契約することで端末をお得に買えるパッケージもあります。
AIS
タイ国内最大手の通信会社で、タイ国内シェアNO.1の通信キャリアです。
5G・4Gともに通信速度が安定しており、通信品質でもタイNo.1。
True
Trueは通信設備にかなり投資したことにより、5Gのカバレッジがかなり広くなっています。
5GのエリアだけでいうとTrueが一番優れているといえるでしょう。
ただ、場所による通信速度にムラがある印象で、通信速度はAISの方が安定していると思います。
▶ 選ぶならAISかTRUE
以前は3大キャリアと言われていた時代もあったDtacという選択肢もありますが、近年は設備投資にお金も使えず落ちぶれた印象です。
極端に繋がらないという事はないですが、速度は2キャリアに比べると遅く金額もそこまで変わらないので、わざわざ選ぶ理由もないかなと思います。
▶ タイの大手キャリアの契約に必要な書類
タイでSIMカードを月極契約する際に必要な書類は以下の2点です。
プリペイドの場合にはパスポートの提示だけで問題ないので、タイ到着後すぐに申し込むことも可能です。
<必要書類>
・パスポート
・ワークパーミット
上記の通り、契約には基本的にはパスポートとワークパーミットが必要ですが、Trueで契約時にはワークパーミットの提示を求められなかったという人が多いです。
私もエムクオーティエのTrueでSIMカードの契約をしましたが、契約時にワークパーミットは必要なかったです。
「ワークパーミットがまだない」という人はTrueショップで契約にチャレンジしてみると良いでしょう。
タイのタイのMVNOで契約する。
MVNOとは、他社のインフラを借りて、通信のサービスを提供する事業者のことを指しますが、タイにもいくつかのMVNOキャリアがあります。こだわりがある方はMVNOを選択すると良いでしょう。
▶ 日本語のサポートが欲しい方はこのMVNO

タイ語・英語では不安、どうせなら日本語サポートがあった方が良いという方は日系携帯事業者を選択すると良いでしょう。タイには2社あるのでどちらかを選択すると良いと思います。
ベリーモバイル/berrymobile

日系の携帯ショップ、日本人が常駐でサポートに定評がある。駐在員の奥様用の携帯電話として利用している人が多い印象。AIS・Trueの2社の回線を調達している。シラチャにも店舗があります。
ユアモバイル/Yourmobile

日系の携帯ショップ、日本人もしくは日本語の話せるタイ人が常駐。場所もベリーモバイルと近いので2件覗いてみると良いかもしれません。AIS・Trueに加えDtacの回線も調達している。店舗はバンコクのみ。
とにかく安い物を探している方はこのMVNO
実店舗でのサポート不要!とにかく携帯代金を安く抑えたいという方も中にはいらっしゃるでしょう。そんな方にはタイにも安いMVNOキャリアがあるのでそちらを検討してみても良いでしょう。
FINN Mobile/フィンモバイル

FINN MobieはDtac回線のみの取り扱いなので、AIS・TRUEと比べると通信品質は良くはないです。ただ、価格は安いです!サポートもチャットなどで英語・タイ語対応なので店舗の必要が無くコストを抑えたいという人にはお勧めです。
SIMの契約方法は最近日本でも増えている、オンラインでの契約となります。必要書類さえそろっていれば手続き自体はそこまで難易度は高くありません。
FINN MOBILEを実際に契約してみた時にの流れや、使ってみた感想は以下の記事をチェックしてみてください。
スマホ本体はどうする?
スマホ本体に関しては、「日本で使っていたスマホをSIMロック解除して使う」または「タイで新たにスマホを購入する」、「日本でSIMフリースマホを買う」のどれかで準備される方が多いです。
会社支給のスマホをプライベート利用するという人もいますが、現在の主流はプライベート回線を1回線別に持って端末も1台買うという人の方が多いようです。
日本で使っていたスマホをSIMロック解除して使う

この方法は端末を新たに購入する必要が無いので、コスパはかなり良いです。特に最近機種変更したという人はこの方法がおススメです。SIMロック解除を日本でして来ていないという人もオンラインで簡単にSIMロック解除が可能なので是非試してみてください。
ただ、日本のAndroidスマホはシャッター音が消えないモデルなどもあるので、そのタイプの場合タイで写真を撮ると結構目立ちます。
日本のスマホのデータがなくならないようにするためにも、個人的にはタイで別の安いスマホを購入するのか日本でSIMフリーの中古iPhoneを買うかがオススメです。
タイで新たにスマホを購入する
タイは日本と比べると端末ラインナップが豊富で、色々な端末を選ぶことが可能です。その分基本的な知識がないと安い端末を購入して後悔するという事もありますので、最低限選ぶポイントをご紹介いたします。
ポイント1.端末が日本語に対応しているか
5年くらい前は、多くのスマホには日本語が登載されていませんでしたが、最近は日本語が登載されていないスマホを探す方が難しくなってきているように思います。量販店で購入する際には展示されているスマホを触って確認するか、スタッフの人に日本語に対応しているかを聞いてみると良いでしょう。
ポイント2.最低限スペックをチェック
量販店であれば、基本的な端末スペックが記載されているので、簡単に2カ所だけチェックしましょう。普通にスマホが使えればいいという方であれば、RAM4GB・ROM128GB以上の物を選んでおけばまず間違いないでしょう。メーカーはOPPO/Realme/Xiaomi/Samsungなどから選べば故障率もそこまで低いです。
注意点としては上記の2点くらいで、大体6000THB以上の端末を量販店で購入すれば困る事はあまりないでしょう。自分で決めるのが面倒という方は日系の携帯ショップに相談してみると良いと思います。
日本で新たにSIMフリースマホを購入する
日本で新たにSIMフリースマホを購入するという場合には、AndroidではなくiPhoneを購入するのがオススメです。オススメの理由は以下の通りです。
▶ iPhoneの修理ショップが街中にたくさんある。
▶ iPhone XR以降であればeSIMが使える。
▶ SIMを入れ替えるだけで設定不要で使える。
中古のiPhoneでOK!
例えばタイで2-3年間生活するとして、その間使えれば良いという事であれば、わざわざ最新機種を購入しなくてもいいかなと個人的には思います。
日本で中古スマホを探すならAmazonがオススメです。
▶ Amazon

Amazonではバッテリー交換などを行ったリフレッシュ品が販売されているので、程度のいいSIMフリーiPhoneが欲しい場合にはAmazonで探してみると良いでしょう。
さいごに
私は自分のスマホはAISとTrueの2キャリアと直契約と社用携帯、妻のスマホはberrymobileで契約しています。それぞれいい所があるので、じっくり検討するといいとおもいます。
最近、FINN MOBILEでもSIMカードを契約してみましたが、まあ安いので悪くはないかなと思います。
色々なサイトを見てどうするか検討してみてください。