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バンコクの雨季の光景!大雨で道が冠水、バンコクでよくある冠水について

雨季になると必ず起こる冠水

バンコクに住んでいると、雨季になると必ずといっていいほど発生する道路の冠水は、大きな問題となっています。特に私がバンコクに来た頃から、道路の冠水は毎年のように話題に上がる問題であり、特に雨季の終わりには必ずと言っていいほど発生します。

バンコクの道路は、冠水しやすい場所とそうでない場所があり、スクンビットSoi39のようなエリアは特に冠水しやすい場所として知られています。

冠水の原因

冠水の原因はさまざまであり、その背景には複数の要因が絡んでいます。主な原因として挙げられるのは、「屋台の油などの排水」や「捨てられたごみ」、そして「下水道のシステム」に関わる問題です。

下水道のシステム

バンコクの下水道システムも、冠水の原因として大きな役割を果たしています。タイの下水道は、雨水と汚水が同じ水路を通って排水されるシステムになっているため、大雨が降ると下水道があふれやすくなります。通常の降雨であれば問題ないのですが、大雨になると許容量を超えてしまい、道路が冠水してしまいます。

これに関しては、政府や関係機関が取り組んでいるという話はありますが、大規模な工事を行うには道路を封鎖する必要があり、その結果としてバンコクの混雑した交通がさらに悪化する可能性があるため、大掛かりな改善は難しいという現状があります。

ただ、スクンビットSoi39などは徐々に冠水の状況が改善してきているようにも感じるので少し何かやってくれていて効果が出ているのかもしれません。

屋台の油などの排水

屋台の廃油や排水が道路に流れ出すことが、冠水の一因となることがよく言われています。タイの屋台文化は非常に豊かで、道端で様々な料理が提供されていますが、特に揚げ物の屋台では廃油や排水がそのまま道路に流れ出ることがあります。

これが下水道を詰まらせ、排水がうまくいかない原因となり、大雨時に冠水を引き起こす要因となっています。2017年頃から、タイの都市部では屋台の衛生面を改善しようとする取り組みが始まり、路上での揚げ物屋台が減少しました。

まだ完全に排除されたわけではなく、未だに揚げ物を提供する屋台は見受けられるため、問題は解決されたとは言い切れませんがかなり改善していると思います。

捨てられたごみ

もう一つの問題は、「捨てられたごみ」です。道路に放置されたごみが排水溝を塞ぎ、雨水が流れにくくなります。タイでは以前、レジ袋の無料提供が盛んに行われていましたが、今年からエコ推進のため、レジ袋が無料で提供されなくなり、エコバッグを持ち歩く人が増えています。

しかし、長年の習慣で道端に捨てられるごみは依然として多く、これが冠水を引き起こす原因となります。特に雨が降ると、積もったごみが水に流されて排水溝を詰まらせるため、冠水が頻繁に発生します。

レジ袋ですが、最近はまた無料でくれる事も増えているので徐々に戻っているのかもしれませんね。

変わりつつあるバンコク

雨季の冠水問題については、改善の兆しもあります。特にバンコクでは、清掃活動の強化や、道路の整備に力を入れる動きが見られるようになっています。

屋台文化の変化
2017年以降、バンコク市は屋台の衛生管理を強化し、路上での営業に対する規制を進めています。これにより、屋台の数は確実に減少しましたが、その分、商業施設内での屋台やフードコートが増え、より清潔で衛生的な環境が提供されるようになっています。しかし、未だに揚げ物の屋台や廃油を扱う店舗が見受けられ、完全に問題が解消されたわけではありません。

ごみ問題への対応
ごみに関しても、今年からレジ袋が有料化され、エコバックの利用が奨励されています。これにより、ごみが減少することが期待されていますが、公共の場に捨てられるごみの問題は依然として根強いです。タイの人々の意識向上とともに、今後さらにごみの減少が進むことが期待されます。

下水道の整備と改善
下水道の整備も、バンコクの課題として取り組まれています。特に雨水の排水システムの改善に向けた工事が進められているものの、バンコクの都市規模と交通渋滞の影響で、すぐには大きな効果を感じられない部分もあります。下水道のシステムを完全に改善するには、時間と多大な資金が必要とされますが、少しずつ取り組みが進んでいるのは確かです。

冠水時の状況と対策

雨季の終わりに降る大雨によって、バンコクの道路はよく冠水します。特にプロンポン駅やトンロー駅周辺など、スクンビット通りのエリアは冠水しやすいことで知られています。大雨が降ると、BTSやMRTの駅周辺でも人々が雨宿りをする光景が見られます。冠水の後は、道路にゴミが浮き、歩道が水浸しになり、歩いて帰るのも一苦労です。

例えば、トンロー駅周辺では、雨が止んでも水が引くのが非常に遅く、歩いて帰る人たちは仕方なく長い時間を待たなければならないことがあります。近くのモタサイ(バイクタクシー)の乗り場には長蛇の列ができ、冠水した道路を歩いて帰ることができない人々は、モタサイを利用して帰宅しています。

大雨と道路の冠水の状況をご紹介

以前の雨の様子と道路の冠水の状況をご紹介いたします。

プロンポン駅周辺です。雨季の終わりにこのくらいの雨が降る事はよくあるのですが、帰宅時間に重なると飴が止むのを待つ人がBTSなどに増えてきます。

トンロー駅周辺の冠水の様子

スクンビット通りも上記の動画のように冠水していました。雨が止んでからしばらく経ちますがなかなか水が引か無い状況でした。

水が引かないので、歩いて帰る人たち

こちらはBTSトンロー駅周辺ですが、雨は止んだけど水は待っても引かずに仕方なく歩いて帰る人達です。近くのモタサイ乗り場には長蛇の列が出来ていました。

冠水の後の道路

冠水の後の道路はゴミが落ちています。冠水中は水に浮いているゴミが水が無くなる事で道路に取り残されています。

こんなにゴミが浮いている水の中を歩くと思うとなかなか厳しいですね。どうしても歩く場合には靴を脱いで歩くと怪我をする可能性があるので靴は脱がない方がいいでしょう

さいごに

数年住んでいるとだんだん慣れてきて冠水していても驚かなくなってきますが、流石に冠水した道路を歩いて帰ろうとは思わないですね。

バンコクに赴任してくる際には、雨期で道が冠水しやすい場所かどうかを確認し方がいいと思います。
不動産屋さんに確認すると比較的正確な情報を教えてくれると思います。