アイルランドは比較的治安の良い国として知られていますが、旅行者や在住者が安心して過ごすためには、現地の治安状況や注意すべきポイントを把握しておくことが大切です。
特に、観光客を狙ったスリや置き引き、夜間の治安が不安定なエリアなどについて知っておくと、安全に旅を楽しむことができます。
この記事では、アイルランド全体の治安状況をはじめ、よくある犯罪の種類や観光客が気をつけるべきポイント、さらに都市ごとの危険エリアについて詳しく解説します。
＼アイルランド旅行にeSIM／
アイルランドの観光スポット
アイルランドは美しい自然と歴史的な街並みが魅力の国です。その中でも特におすすめの都市を3つ厳選し、それぞれの見どころを紹介します。
ダブリン（Dublin）
・アイルランドの首都、文化と歴史の中心地
アイルランド最大の都市であり、政治・経済・文化の中心地。歴史的な建築物やパブ文化が楽しめます。
おすすめ観光スポット
・トリニティ・カレッジ＆ロングルーム図書館
アイルランド最古の大学で、特に「ロングルーム」と呼ばれる美しい図書館は必見。18世紀の木造の書棚が並ぶ荘厳な雰囲気が魅力です。
・ギネス・ストアハウス
アイルランドの名物「ギネスビール」の歴史や製造工程を学べる施設。最上階の展望バー「グラビティ・バー」からの景色も素晴らしく、ダブリンの街並みを一望できます。
・テンプルバー地区
カラフルなパブやレストランが立ち並ぶ、ダブリン随一のナイトスポット。アイリッシュミュージックが流れるパブで、地元の雰囲気を存分に楽しめます。
コーク（Cork）
・アイルランドの美食の街＆港町
アイルランド南部に位置し、活気ある港町として知られています。グルメスポットが多く、周辺には歴史的な見どころも豊富。
おすすめ観光スポット
・イングリッシュ・マーケット
18世紀から続く歴史ある市場。新鮮なシーフードやアイルランド名産のチーズ、地元の食材が手に入るグルメスポットです。
・ブラーニー城＆ブラーニーストーン
コーク郊外にある中世の城。「ブラーニーストーン」にキスをすると雄弁になるという言い伝えがあり、多くの観光客が訪れます。
・コブ（Cobh）
タイタニック号最後の寄港地として有名な港町。カラフルな家並みと港の風景が美しく、フォトスポットとしても人気です。
ゴールウェイ（Galway）
・伝統音楽とアートが溢れる街
アイルランド西部の都市で、中世の雰囲気が残る街並みと、音楽や芸術が楽しめる場所として人気。
おすすめ観光スポット
・ドゥングァイア城（Dunguaire Castle）
湖の上に立つ幻想的な城。中世の雰囲気を味わえるほか、アイルランドの伝統的な晩餐会「メディーバル・バンケット」も開催されます。
・スパニッシュ・アーチ
16世紀に建てられた歴史的なアーチで、ゴールウェイの港町の面影を残す象徴的なスポット。
・クリフス・オブ・モハー（Cliffs of Moher）
ゴールウェイから日帰りで行ける絶景スポット。高さ約214mの断崖絶壁からの大西洋の眺めは圧巻です。
色々な都市へ行こう！
・ダブリン → 首都ならではの歴史と文化
・コーク → グルメや美しい港町タイタニックゆかりの地
・ゴールウェイ → 中世の雰囲気とアイリッシュ音楽
アイルランドは都市ごとに異なる魅力があるので、旅行の目的や好みに合わせて行き先を選んでみてください！
＼アイルランド旅行にeSIM／
アイルランドの季節と気候
アイルランドは一年を通して比較的穏やかな海洋性気候に属しており、日本のような極端な暑さや寒さはありません。
しかし、天気が非常に変わりやすく、「1日に四季がある」と言われるほど、晴れ・雨・曇りが頻繁に入れ替わります。旅行の際には、季節ごとの気候を把握し、適した服装を準備することが大切です。
春（3月～5月）
気温の目安
・最低気温：5℃前後
・最高気温：15℃前後
特徴
春のアイルランドは、冬の寒さが和らぎ、少しずつ日差しが増えてくる季節です。ただし、朝晩は冷え込むことが多く、昼間との寒暖差が大きいのが特徴です。
3月はまだ寒さが残る日もあり、4月・5月にかけて次第に過ごしやすくなります。しかし、降水量は多めで、にわか雨が頻繁に発生するため、雨具の準備が必須です。
おすすめの服装
厚手のジャケットやコート（特に3月）が必要、セーターやカーディガンなどの重ね着ができる服を用意しましょう。また、防水加工のアウターや折りたたみ傘やレインコート、防水仕様の靴（長時間外を歩く場合）などを用意しましょう。
夏（6月～8月）
気温の目安
・最低気温：12℃前後
・最高気温：20℃前後
特徴
アイルランドの夏は、日本の春に似た涼しい気候です。真夏でも30℃を超えることはほとんどなく、過ごしやすいのが特徴です。
ただし、日が長くなり、6月～7月には22時頃まで明るい日が続きます。晴れると爽やかで気持ちが良いですが、朝晩は肌寒く感じることが多く、軽めの防寒対策が必要です。
おすすめの服装
長袖シャツや薄手のカーディガンに軽めのジャケット（特に朝晩用）を持っていきましょう。また、防水ジャケットやレインコートなどの雨対策や、サングラスや帽子（晴天時の紫外線対策）なども持っていくと良いでしょう。
秋（9月～11月）
気温の目安
・最低気温：8℃前後
・最高気温：15℃前後
特徴
秋のアイルランドは、徐々に気温が下がり、雨の日が増える時期です。特に10月以降は風が強くなり、肌寒く感じることが多くなります。
紅葉が美しい季節でもありますが、天候が不安定なので、急な冷え込みや雨に備えた服装を心掛けると良いでしょう。
おすすめの服装
厚手のカーディガンやジャケットを準備、気温に合わせて軽めのコート（防風・防水仕様がおすすめ）もあると良いでしょう。また、防水靴やレインブーツやスカーフや手袋（特に11月以降）もしっかりと準備しましょう。
冬（12月～2月）
気温の目安
・最低気温：2℃前後
・最高気温：8℃前後
特徴
アイルランドの冬は、日本の冬ほど厳しくはありませんが、どんよりとした曇り空が続き、雨が降ることが多くなります。
気温は氷点下になることは少ないですが、風が強いため体感温度はかなり低く感じることがあります。日照時間も短く、冬至の頃には16時頃には暗くなるため、防寒対策をしっかりする必要があります。
おすすめの服装
厚手のコートやダウンジャケット、セーターや厚手のインナー、マフラー、手袋、ニット帽などの防寒具をご用意して、防水仕様の靴やレインブーツも持っていこう。
天候が変わりやすいので、防水・防風対策は必須 、また寒暖差が大きいため、重ね着しやすい服装が便利 です。 夏でも肌寒い日があるので、軽めのジャケットを忘れずに。どんよりした天気が多いため、防寒と雨対策を万全にしていきましょう。
アイルランド旅行で気になる治安
アイルランドはヨーロッパの中でも比較的治安の良い国とされています。しかし、どんなに安全な国であっても、都市部や観光地では軽犯罪やトラブルが発生することがあります。特に観光客はスリや詐欺などのターゲットになりやすく、注意が必要です。
アイルランドの治安状況やよくある犯罪の種類、観光客が特に注意すべきエリアや時間帯、そして安全対策について詳しく解説します。事前にしっかりと情報を把握し、安心してアイルランド旅行を楽しみましょう。
特に都市部では、深夜に酔っ払いやギャンググループによるトラブルが発生することがあり、一部のエリアでは夜間の移動に注意が必要です。アイルランド国内の多くの地域では平和で安全に過ごせますが、特定のエリアでは危険が潜んでいるため、十分な警戒が求められます。
アイルランドの注意すべき犯罪と発生エリア
アイルランドでは、以下のような犯罪が特に旅行者の間で報告されています。
スリ・置き引き
都市部や観光地ではスリや置き引きが多発しています。特に以下のエリアでは注意が必要です。
・ダブリンのテンプルバー地区（Temple Bar）
人気のナイトスポットであり、多くの観光客が集まるためスリが多発。酔っ払っているとターゲットにされやすい。
・オコンネル・ストリート（O’Connell Street）
ダブリンのメインストリートで、ショッピング客や観光客が多く、混雑時にスリが発生しやすい。
・トリニティ・カレッジ周辺
観光客が写真撮影や観光に夢中になり、荷物を狙われるケースがある。
スリ・置き引き対策
✅ 人混みではリュックを前に持つ
✅ 貴重品をポケットに入れない（特に後ろポケットは危険）
✅ カバンのチャックをしっかり閉める
詐欺・ぼったくり
観光客を狙った詐欺や高額請求の被害が報告されています。
・募金詐欺
「チャリティー活動のため」と声をかけ、寄付を求める手口で、実際には偽の団体であることが多い。
・カバン拝借詐欺
「荷物を見ていてほしい」と頼まれ、その隙に財布やスマホを抜き取られるケース。
・タクシーのぼったくり
メーターを使わず、高額な料金を請求されることがある。特に空港や観光地周辺で注意。
対策
✅ 知らない人の頼みごとは安易に引き受けない
✅ 公式のタクシー（アプリ「Free Now」など）を利用する
✅ 怪しい募金活動は無視
夜間の暴力事件・ドラッグ関連の犯罪
ダブリン市内の一部地域では、夜間に若者グループが騒ぎを起こすことがあります。
・危険とされるエリア（特に夜間）
ダブリンの北側エリア（O’Connell Street周辺）
タリート（Tallaght）、クロンターフ（Clontarf）
路地裏や人通りの少ない道
対策
✅ 夜間の一人歩きを避ける
✅ 人気の少ない道を通らない
✅ 不審者がいたら近づかない
アイルランドで安全に過ごすためのポイント
旅行者が安全に過ごすための基本的な対策を紹介します。
貴重品管理を徹底する
パスポートやクレジットカードはセキュリティポーチに入れる
ホテルのセーフティボックスを活用する
タクシーは公式のものを利用
ぼったくりを防ぐため、配車アプリ「Free Now」や公式のタクシーを利用する
特に配車アプリは便利です。
夜間は治安の悪いエリアを避ける
人通りの少ない道や酔っ払いが多い場所を避けるようにしましょう。
また、夜間の移動はタクシーや配車アプリを利用するようにしましょう。
アイルランドは比較的治安の良い国ですが、観光客が狙われる軽犯罪が発生しています。特にダブリンの繁華街ではスリや詐欺に注意が必要です。貴重品の管理を徹底し、夜間の行動には十分気をつけましょう。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、警察や日本大使館に連絡するようにしてください。
＼アイルランド旅行にeSIM／
