自宅内でWiFiが届きにくい場所がある場合などWiFiを利用したインターネットを快適にするために、WiFiルーターを増設して通信環境を改善しようとする方も多いのではないでしょうか。
極端な話、リビングに3台WiFiを設置して3台のWiFiで最強のネット環境が!と考えている方もいるかもしれませんが、複数台のWiFi設置にはデメリットもあるのでご注意ください。
今回はそんなWiFiルーターの複数台設置によるメリットとデメリットをご紹介いたします。
ご自宅だけでなく、オフィスでも同様のことがいえるので通信環境を担当されている方も参考にしてみてください。
WiFiを2台以上(複数台)設置するメリット
まずは、WiFiを複数台設置する際のメリットに関してご紹介いたします。
WiFiの利用可能範囲が広がる!
WiFiルーターは本体から電波を出しており、WiFiルーターに近いほど電波が届きやすく、離れれば離れるほど電波強度は弱くなっていきます。
また、障害物などがある場合には電波が届きにくくなりますが、そういった際にWiFiの増設を検討される方が多いでしょう。
そんな時に中継器として2台めのWiFiルーターの設置をするケースが多いのですが、「中継器モード搭載」「複数の周波数対応」など求められる基準は意外に高く設定も思っているより面倒です。
なので、中継器として利用したい場合には「WiFi中継器」を利用するのがおすすめです。
中継器に関しては以下の記事でご紹介しております。
WiFi利用可能な機器が増えるて負荷も軽減!
WiFiルーターには1台に接続可能なスマートフォンやPCの台数が決まっています。
大体ですが、低価格帯モデルは10~14台程度、高価格帯のモデルであれば30台程度の端末を接続することが出来る場合が多いのでご家庭で利用する場合には接続可能台数が足りないという事はあまりないと思います。
ただオフィスの場合にはPCやスマホ、プリンターなどWiFiに接続する機器が多いため、増台する必要が出てくるかもしれません。
また、1台のルーターに複数台の端末を繋いでいると負荷がかかるのですが、複数台に増台することで負荷を軽減することも可能です。
WiFi複数台設置にはデメリットも!
WiFiルーターをたくさん置けば自宅のWiFi環境が最強になると思われるかもしれませんが、実はそんなこともなく複数台設置によるデメリットもあるのでご紹介いたします。
電波干渉による速度低下や通信不調の可能性も
WiFiルーターを2台以上の複数台設置した場合、それぞれのWiFiルーターから出る電波が干渉してしまい、通信速度が低下したり通信が出来なくなる可能性もあります。集合住宅などではご近所の方のWiFiと電波が干渉してしまうケースもあります。
設定を間違えると不調や通信不可の原因に!
WiFiルーターを中継器として利用する場合には、「中継器モード(ブリッジモード)」の搭載されている機種出ないと、ルーターが2重になり通信不可・または通信不調の状態になります。
設定自体はそこまで難しくはないのですが、しっかりと中継器として利用したいWiFiルーターがどのモードになっているのか確認をする必要があります。
価格もルーターの方が高額なので中継器として利用したい場合には中継器を購入するのがおすすめです。
メリットでデメリットを考えて検討しよう
WiFiルーターを2台設置して必ず通信環境が快適になるかというと単純な話ではなく、メリットとデメリットがあり、電波干渉が起きた場合にはせっかく買ったルーターを押し入れに入れることになるかもしれません。
優先順位としては以下の通りです。
① WiFiルーターが古い場合にはハイスペックな最新WiFiに買い替える。
② コスパの良い中継器を使って範囲を広げる
WiFiルーター2台に増設するのは複数の端末を接続したい時で、その他のケースは中継器で対応するのがおススメです。