進むスマホの高スペック・高価格化!
最近はスマホも金額が向上しており、機種変更のたびに高額な最新機種に買い替えているという人も多いのではないでしょうか。
例えば今から2年前の2019年と言えばまだHuaweiがギリギリ世界的に売れていた時代ですがその時期のスマホのハードウェアの仕様はRAM6GB/ROM128GBです。
今はSamsungとXiaomiが主流となっていますが、例えばXiaomiの最新機種Mi 11 Lite 5Gの基本スペックは6GB/128GBとハードウェアの仕様の数値は変わっていません。
RAMが8GBや12GBという機種も出てきていますが、相当ヘビーユーザーでマルチタスクで高頻度でスマホを使うという人以外は4GBもあれば十分と言えるでしょう。
プロセッサは毎年機能が向上しているものの、購入する際に高性能な物を購入していれば、2年間は余裕で使い続けることが可能でしょう。
普通に使っていれば1年はバッテリーの劣化もそこまで
機能の面ではそこまで問題ないので、1年ごとに機種変更を行う必要はありません。
スマホを買い替えるタイミングはバッテリーの持ちが悪くなったタイミングが良いでしょう。
スマホの性能は向上し続けている一方でバッテリーの劣化に関してはそこまで品質が向上しておらず、通常利用でも2年経てばかなりバッテリーの劣化を感じるでしょう。
少しでもバッテリーの劣化を防ぐ使い方を意識しましょう!
中古スマホの購入をお勧めしない理由として、このバッテリーの持ちがあります。
人がどういった使い方をしていたか分からない状態の中古スマホはバッテリーの持ちが悪いことも多く、新品を購入した方が結果お得という場合が多いです。
カメラ機能は向上しているが
最近はそこまで大きな機能の刷新は無い物の、カメラ性能が新機種で向上するという傾向があります。
なので、スマホのカメラ性能を仕事で使うような人は新機能が魅力的であれば機種変更をするというのは有効化もしれません。
ただ、一般利用の範囲であれば、2年前のスマホと最新のスマホで撮影した写真を比較してもそこまで大きな差はないことが多いです。画素数が1億画素の物も出ていますが、普通にスマホの画面で見る分にはそこまで大きな違いはなく、ぱっと見は分かりません。
普通に綺麗に写真が撮りたい程度であれば2年ごとの機種変更で問題ないでしょう。
ここ2年でスマホのカメラ機能で大きく変わったのはナイトモードくらいで、そのほかはそこまで大きな変化はありません。スマホのカメラ機能のみを理由にした機種変更はもったいないでしょう。
何年前のスマホまで普通に使えそう?
2年に1回の機種変更でも十分という事はお判りいただけたと思いますが、それ以前だとどんな感じなのかフラグシップモデルを見てみましょう。
基本的に今も普通に使える最低限のスペックはプロセッサーの性能は置いておくとRAM3GB/ROM64GBでしょうか。
3年前(2018)のHUAWEIのフラグシップモデルはP20 liteで、 ハードウェアの仕様はRAM4GB/ROM64GBです。バッテリーの持ちを置いておけばまだ通常利用可能なスペックと言えるでしょう。
4年前(2017)のSamsungのフラグシップモデルGalaxy S8の ハードウェアの仕様はRAM4GB/ROM64GBです。 4年前であっても問題なく使えるスペックと言えるでしょう。
5年前(2016年)のSONYのフラグシップモデルXperia Z5のハードウェア仕様はRAM3GB/ROM64GBです。このあたりから徐々にスペック的に厳しくなってくるイメージです。
上記の通りスマホのハードウェア仕様から見ると5年がスマホの寿命と言えるかもしれません。
ただ、バッテリーの寿命が先にくるのでどれだけバッテリーを大事に使うかがスマホの寿命を決めると言ってもいいでしょう。
ソフトウェアサポートから見るスマホ寿命
AndroidはスマホメーカーによってOSのセキュリティー更新回数や年数が異なりますが、Samsungの場合4年間、OnePlusなどは3~4年程度ソフトウェアのサポートを行ってくれます。
このソフトウェアサポートが終わるとセキュリティーが弱くなるので、サポートの終了が機種変更の適切な時期とも言えるでしょう。
なので、Androidスマホは機種の発売開始から4年が寿命と言えるでしょう。
一方でAppleは2015年に発売したiPhone 6sも最新のOSに対応しており、Androidと比べるとAppleの方がソフトウェアサポートの期間も長いです。
ソフトウェアサポートの観点から見るとAppleのスマホの方が寿命が長くおススメできます。
適切な機種変更の時期は2年、ミドルスペックの選択がベター
スマホの適切な機種変更の時期は2年をおススメします。その理由は以下の通りです。
①バッテリーの寿命が2年程度
スマホを快適に使えるかどうかを判断する上でバッテリー寿命がかなり重要です。朝満タンの充電が夕方には20%という状態になっているとスマホを気にせず使えなくなります。
②2年ごとに買い替えるとカメラ性能の向上も定期的に利用可能。
スマホのレンズの性能や、レンズの個数、処理能力など2年で多少はアップデートされてきます。2年に1度機種変更をすることでここの新機能も利用可能になります。
③OSのセキュリティーサポート期間も2年は問題なし
特にAndroidスマホの場合には、セキュリティーサポートの期間が短いと守られていない状態でスマホを使わなければいけない場合が出てきてしまいます。セキュリティーサポートの面からも2年に1度機種変更をすれば問題ないと言えるでしょう。
④寿命が2年であれば最高スペックを選ぶ必要なし。
その年の最高スペックを選んでも2年後にはバッテリーが原因で機種変更をすることを考えると、買い替えるのがもったいないです。iPhoneの場合には2年前の端末であればある程度の価格で売れるので問題ないですが、Androidはそこまで高額な買取価格はつかないので最高スペックの物を選ぶ必要はありません。
さいごに
Appleの最新機種にこだわる人もいますが、Androidユーザーでそこまでこだわりが無いという人は高額なハイスペックスマホを選ぶ必要はないと思います。
スマホを機種変更する際の参考にしてください。