
インターネット上の危険からお子様を守るために
スマートフォンは子供たちにとっての新しい遊び場、成長に欠かせないツールになっています。FacebookやTwitterといったSNSを利用した友達との交流や、宿題をする際にインターネット検索をおこなったり、動画鑑賞やゲームなどを行う事も出来ます。
しかし、インターネットやSNS、アプリを利用することにより、有害なサイトの閲覧や、個人情報の漏洩、最悪の場合には、犯罪に巻き込まれる可能性を秘めていることを保護者の皆様が理解しておくことが重要となります。
ネットリテラシーが高まることにより、ご家族全員でインターネットとの付き合い方を決めていく事が重要です。
これはお子様に限ったことではなく、ご自身が犯罪やトラブルに巻き込まれない為にも是非一度考えていただければと思います。
絶対守らなければいけないルールを確認しよう

● ネットでの出会いをきっかけに知らない相手と会わない。
基本中の基本ですが、こちらは必ず徹底していただきたい項目です。どうしても会う場合には細かくルールを決めるようにしましょう。
≪例≫
・掲示板に「今度、タイに遊びに行くが初めてなので案内して」という書き込みが。
・SNSで仲良くなった友達が今度一緒に遊びに行かないかとメッセージが来た。
・今度みんなで遊ぶから一緒に遊ぼうよと連絡が。
上記の全てが事実のようにも感じますが、全てが嘘の可能もあります。
SNSのアカウントはすぐに作ることが出来、掲示板は匿名です。
子供はもちろんですが、大人がこういった情報を信じて事件に巻き込まれる事もあります。
お子様とネット上で友達になろう

● SNSでのやり取りを見守ろう
SNSでは本名を使わなくても簡単に登録することが出来る為、名前や性別などの情報は基本的に信用できないと思ってください。
他人になりすましたアカウントからの嫌がらせや、ご家族が礼儀正しく親切に対応しているか等注意深く見守りましょう。
可能であれば、親子間で同一のSNSを利用して見守ってください。
● プライバシーを守りましょう
SNSを利用する際の最初の情報登録は親子で行い、どこまで情報を開示するのかを話し合って決定してください。お子様の投稿等をこまめにチェックし、過度に情報を公開していないかを見守ってください。
写真の取り扱いの注意点

● 写真の投稿や送信には細心の注意が必要
写真に位置情報を記憶させる便利機能があります。これを使うといつどこで撮った写真なのかがすぐにわかる為、非常に便利な機能なのですが、一方でこの情報が記載されたデータを掲示板や、SNSにアップしてしまうと「撮影場所」の情報が漏えいしてしまうことも。
観光地を訪れた場合には特に問題ありませんが、自宅や、職場といった自身と関わりの深い場所を公開してしまう事に繋がってしまう可能性があります。
● 自慢の愛猫を紹介していたつもりが、、、
自分の可愛がっている猫の写真をSNSに掲載することが日課のAさん、毎日公開している写真の情報には、位置情報が含まれていました。そんな事とも知らずに毎日更新を続け、ある日「今日から2日間出張で愛猫と会えない」というコメントをすると。。。
出張から帰ったら猫が盗まれていたという事もあり得ます。
安全にインターネットを使おう!
インターネットやSNSは生活を豊かにしてくれるツールですが、使い方を間違えてしまうと、個人情報や、自身の家族、友人に関する情報を周りにばら撒いてしまう可能性も出てきてしまいます。
使い方をきちんと把握してから新しいSNSやアプリを使ってください。