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子供のスマホの使い過ぎに注意!脳の発達にも影響が出る?

子供をおとなしくさせるためにスマホを見せたりしていませんか?
「スマホは子どもの脳に悪影響が出るので使用を控えた方が良い」や「デジタルネイティブ世代の子供達には早めにスマホを使わせた方が良い」など、スマホを子供に使わせる事には色々な議論が行われています。そこで医学的にどういった検証結果が出ているのか調べてみました。

大脳灰白質体積の発達が遅れる可能性 – 川島隆太氏

東北大学加齢医学研究所の所長である、川島隆太氏の研究の結果で、インターネットを普段から使い習慣化している子供は大脳灰白質体積の発達に遅れが出る傾向が強く出ているとの事です。

川島氏の調査は仙台市在住の5歳から18歳の子供達224名に対して3年間、脳の発達の状況をMRIで観察する形で実施されました。

この調査の結果、インターネットの利用が習慣化していない子供たちは3年の観察の期間で灰白質の体積が問題なく増加しているのに対し、インターネットの利用が習慣化し、毎日インターネットを使っていた子供は灰白質の体積がほぼ増加していないという結果が出たとの事です。
また、それに加え、脳の神経線維の発達にも悪影響があり、こちらも毎日インターネットを使う子供はほぼ発達していないという結果になったとの事です。

子供の頃のインターネットの利用は脳の成長を遅らせている可能性がこの結果から考えられます。
詳細を知りたい方は川島氏の著書を読んでみてください。

「最新研究が明らかにした衝撃の事実 スマホが脳を「破壊」する (集英社新書) Kindle版」– \440

世界保健機関(WHO)も子供の過度なスマートフォンの使用を警告

世界保健機関(WHO)は2019年に子供が過度にスマートフォンを使う事に対して警告しているのを御存じでしょうか。英文ですが、ガイドラインも提示されているのでお子様をお持ちの方は一度見てみても良いと思います。

子供のスマホ使用時間に関したガイドライン

ガイドラインの内容を簡単に説明すると、以下のような内容が記載されていました。
①1歳以下の子供にはスマホの画面を見せない。
②2~4歳の子供のスマホ利用は1時間以内に抑える。
③座って正しい姿勢でスマホを見るようにする。

あとは、睡眠を良くとって適度に運動もさせるようにとの事です。
子育てでスマホを使う機会が多いと思いますが、内容が児童向けや勉強関連であってもガイドラインを守ってスマホを利用させるのがいいかもしれません。

子どもだけじゃなく大人であっても悪影響はある可能性が。

子供に関しては上記の2つの項目を見ても適度に使わせる、もしくはなるべく使わせない方が望ましいように感じる人が多いと思いますが、大人も同様に脳に悪影響を与える可能性があります。

スマホを使いすぎると、認知機能が低下したりする異常をきたす可能性があり、このスマホにより異常が出ている状態を脳過労とも呼ばれており、脳過労になると脳の血流が減少し機能が低下するとの事です。

日本だけでなく世界的にもスマホの使い過ぎやスマホ依存症により脳に影響が出ている症状は報告されています。

以前、スマホの依存症チェックの記事を書いているので、一度チェックしてみてください。

デジタルデトックスでリフレッシュ

休みの日でも会社のメールチェックや、仕事の連絡などで携帯電話を手放せない生活をしていませんか?そんな方には意識的にデジタルデトックスを行う事をおススメします。

一定期間、スマホやなどと距離を取って自然の中などで過ごす取り組みをさすのですが、5Gの発達により、人はさらに常にオンラインであり続けることが普通になる流れに逆行している取り組みですが、定期的に行ってみてはいかがでしょうか。

ただ、スマホなどのデジタルデバイスを持たずに1日を過ごすことが難しい方もいると思います。
土日にスマホを手放して過ごしてみるという事はなかなかハードルが高い、不安になるという人も居るかもしれません。そんな方の方が効果を得られる十思いますが、まずは簡単なデジタルデトックスを行ってみましょう。

例えば、ランチに行く時にスマホを使わないように意識してみたり、移動中はスマホを見ないというようなルールにしてみたりとまずは出来そうな事から始めてみると良いでしょう。

さいごに

どれだけスマホが脳に悪影響を及ぼすと言われても、仕事や普段の生活に欠かせない必需品になっているので中々手放せない人も多いでしょう。

ただ、子供に悪影響が出ないようにルールを決めてスマホを使わせるようにするのがいいでしょう。