Dtacが提供する海外旅行用SIM「SIM GO INTER 」
タイにはAISとTRUEとDtacの3つの大手キャリアがあり、その全てのキャリアがアジアや世界周遊のローミングSIMカードを販売しています。一番有名なのはSIM2Flyだと思いますが他の2つの商品も内容はほとんど同じとなっています。
ASIA版の対象国には日本が入っているので、日本の一時帰国にも使えます。
今回はそんなTrueが提供する海外旅行用ローミングSIMカード「SIM GO INTER」をご紹介します。
SIM GO INTERの購入方法購入
SIM GO INTERはECサイト、街中や空港のDtacの店舗などで購入する事が可能です。
ただ、ネットで買うと自分でSIMカードの登録作業が必要となるため、Dtacの店舗で購入するのがオススメです。
店舗でSIMカードの登録を行った場合には店頭のスタッフの方がSIMカードに利用者情報を登録してくれますが、ECサイトなどで購入した場合には開通時に自分で登録を行わなければいけないので結構面倒です。
✓ SIM GO INTERを買うなら空港か街中のショップで
SIMカードに利用者登録を行っていれば、日本到着後の設定はSIMカードを差し替えて国際ローミングの設定をONにするだけでOKです。逆に利用者登録がされていない場合には自分でこの設定をSIMを差し替えた後に行わなければいけないので結構面倒です。
SIM GO INTERの種類
SIM GO INTERには2種類の対象国のタイプがあり、SIM2FlyやTRUE TRAVEL SIMにはないアジアの30日パッケージも用意されているようです。
SIM GO INTER / ASIA USA 版
■ 基本情報 – SIM GO INTER / ASIA USA 版
価格 | 399バーツ/ 1,599バーツ |
データ容量 | 6GB / 4GB |
日数 | 10日間 / 30日間 |
タイ利用 | 可能(10日間で500MB) |
eSIM対応可否 | 不可 |
利用可能地域 | 28の国と地域 |
■ 利用可能地域 – SIM GO INTER / ASIA USA 版
■SIM GO INTER ASIA版の対象国 (2022年5月1日時点)
公式WEBサイトでチェックしたところ、SIM GO INTER ASIA版の対象国は以下の28の国と地域です。
日本 | ウズベキスタン | バングラデシュ |
中国 | オーストラリア | フィリピン |
香港 | カザフスタン | プエルトリコ |
韓国 | カタール | ブルネイ |
台湾 | カンボジア | ベトナム |
アメリカ | シンガポール | マカオ |
イスラエル | スリランカ | マレーシア |
インド | パキスタン | ミャンマー |
インドネシア | ハワイ | ラオス |
アメリカ領バージン諸島 |
✓ アメリカ・ハワイが入っているのが熱い!
AISのSIM2FlyやTRUE TRAVEL SIMにはアメリカやハワイは対象国にはなっていませんが、DtacのSIM GO INTERにはアメリカが対象国として入っています。アメリカやハワイに旅行に行く際の通信手段として使えそうですね。
■ 追加パッケージ – SIM GO INTER / ASIA USA 版
高速データ容量の6GBを使い切っても128Kbpsで継続して利用は出来るようですが、128Kbpsというとなかなか厳しい速度なのでそういった場合には、アプリでチャージして追加パッケージを購入しましょう。
SIM GO INTER / ASIA USA 版の追加パッケージがコチラです。
データ容量 | 期間 | 価格 |
5 GB | 10日間 | 349THB |
1GB | 3日間 | 199THB |
SIM GO INTER / ALL COUNTRY 版
■ 基本情報 – SIM GO INTER / ALL COUNTRY 版
価格 | 899バーツ |
データ容量 | 6GB |
日数 | 15日間 |
タイ利用 | 可能(10日間で500MB) |
eSIM対応可否 | 不可 |
利用可能地域 | 80の国と地域 |
■ 利用可能地域 – SIM GO INTER / ALL COUTRY 版
日本 | カナダ | フィリピン |
中国 | カンボジア | フィンランド |
香港 | ギリシャ | プエルトリコ |
韓国 | クロアチア | ブラジル |
台湾 | サウジアラビア | フランス |
アイルランド | サンマリノ | ブルガリア |
アメリカ合衆国 | シンガポール | ブルネイ |
バージン諸島 | スイス | ベトナム |
アラブ首長国連邦 | スウェーデン | ベルギー |
アルバニア | スコットランド | ポーランド |
アルメニア | スペイン | ポルトガル |
イスラエル | スリランカ | ホンジュラス |
イタリア | スロバキア語 | マカオ |
イングランド | スロベニア | マルタ |
インド | セルビア | マレーシア |
インドネシア | チェコ共和国 | マン島 |
ウェールズ | デンマーク | ミャンマー |
ウクライナ | ドイツ | メキシコ |
ウズベキスタン | トルコ | モンテネグロ |
エジプト | ニュージーランド | ラオス |
エストニア | ノルウェー | リヒテンシュタイン |
オーストラリア | スバールバル諸島 | ルーマニア |
オーストリア | パキスタン | ルクセンブルク |
オランダ | バチカン市 | ロシア |
ガーナ | ハワイ | 南アフリカ |
カザフスタン | ハンガリー | 北アイルランド |
カタール | バングラデシュ |
■ 追加パッケージ – SIM GO INTER / ALL COUNTRY 版
データ容量 | 期間 | 価格 |
5 GB | 15日間 | 799THB |
1GB | 3日間 | 299THB |
SIM GO INTERの使い方
SIM GO INTERを海外で使う場合の基本的な流れをご紹介します。
この方法は街中や空港のDtacショップでSIMカードを購入して、すでにSIMカードの登録が完了している人だけに有効な方法です。店舗で購入した場合には店員さんが全ての登録を行ってくれます。
ECサイトで購入した人はSIMカードの登録を別途行う必要があります。
①SIMカードを入れ替える。
基本的にはタイで購入したスマートフォンであれば、SIM GO INTER利用時にSIMを入れ替えるだけで特にAPNの設定は必要ありません。日本の端末をSIMロック解除したAndroid端末の場合にはDtacのAPNの設定が必要な場合があります。
②ローミングの設定をONにする。
SIM GO INTERはDtacのローミングサービスを利用できるSIMカードなので、利用する際にはローミングをONにする必要があります。
※間違って高額請求にならないように普段使うSIMは取出しておくのが安心です。
③電波をつかんだら自動で開通
基本的にはSIMが電波をつかんだ時点で自動的にアクティべーとされるので開通処理は必要ありません。逆に渡航前にタイで端末に差すとその時点で開通して利用期間がスタートしてしまいまうのでご注意ください!
✓SIMの登録が完了していれば一瞬で開通!
SIM GO INTERの開通に必要な手続きはSIMカードの登録とローミングをONにするという2つの作業が必要です。店舗で購入した際にSIMカードの登録を行っておけば、到着後はSIMカードを入れ替えてローミングの設定をONにするだけです!
アプリからチャージが可能!
タイの携帯キャリア各社は契約の管理に使うアプリを提供していますが、Dtacもアプリを提供しておりSIMカードへのチャージはこのアプリを使うのが一番簡単です。
SIM GO INTERを利用する方は事前にこのアプリをスマホに入れておくと便利です。
設定はSIMカードをアクティベートした後でOKです。
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✓ タイのプリペイドのチャージはかなり簡単に!
自分がタイに来た当初はコンビニでチャージのカードを購入して、スマホでコードを打ってチャージするという流れでしたが今はアプリで簡単に出来るようになっています。タイでプリペイドSIMを使うという方もこれを使えばかなり簡単ですね!
SIM GO INTERの番号をキープするには?
SIM GO INTERのSIMカードを購入し、使い終わった後に同じ電話番号をプリペイドSIMカードとしてキープしておきたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は1回のチャージで30日有効期限を延ばせるので、複数回チャージして電話番号をキープして使いたい時にパッケージを購入して使う事が可能です。
SIMカードへのチャージは先ほどご紹介したアプリで簡単に行えます。
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✓ 継続して使いたいならAISかDtacがオススメ!
SIM GO INTERはSIM2FlyやTRUE Travel SIMと比べるとチャージするパッケージが若干弱いので継続利用を検討するのであれば他のどちらかを購入した方が良いように思います。
ただSIM GO INTERはアジア版にアメリカやハワイも対象に入っているのでこれらの国を旅行する予定がある場合にはこれ一択でしょう。
eSIM版を購入するならこちらがオススメ!
eSIM版のSIM2Flyは日本からAISオンラインショップで購入する事が出来ないので、基本的には他社が再販している商品を購入する必要があります。
いくつかの商品がありますがおススメは以下の商品です。
価格が日本円で、1490円=約390バーツなので、街中で売られている399バーツと比べると若干安くなっています。円安が続く限りここで購入した方がお得ですね!
上記の記事で実際に使っている流れを書いていますが、普通にAISのアプリでチャージなども出来ました。
また、他にもtrifaというアプリで販売されている周遊eSIMもSIM2Flyと同じように日本で利用できます。以下のブログはタイのSIMを購入した時の物ですが参考にしてみてください。
アメリカ旅行に最適なプリペイドSIMかも
SIM2FlyやTRUE Travel SIMなどはアジア版にはアメリカが入っていないため、アメリカに行く際にはGLOBAL版を購入する必要があり、そちらは899バーツです。
それがGO SIM GO INTERなら399バーツのアジア版にアメリカが入っているので、短期であれば圧倒的にお得です!
タイからアメリカに旅行する人はそこまで多くないと思いますが、機会があれば私も試してみたいなと思います。