タイの「ノックエア」とシンガポールの「スクート」の共同出資で2014年に設立された、ノックスクート(NokScoot)が新型コロナの影響を受けて事業終了・会社清算を取締役会で決議しました。
タイ航空に続き2社目
ノックスクートの経営破綻は、タイ国内ではタイ国際航空に続いて2社目になりますね。
タイ国際航空は中央破産裁判所の管理下で再建を進め、運行を続けていくのに対してノックスクートは会社清算という形になります。
ただ、ノックスクートも、タイ国際航空同様に赤字経営が続いていたようですので、このコロナが決定打となったものの元から経営状況は良くなかったようですね。
あとは株主総会で決議を審議する形になりますが、従業員が400人以上は既に解雇されているとの事です。この状況で同業への転職も難しいでしょう。ただ、きっちり解雇手当が支払われたとの事ですのでそこは良かったですね。
ちなみにタイの解雇手当は以下の通りです。
タイにおける通常の解雇手当 | |
勤務期間 | 解雇手当金額 |
120 日未満 | 必要なし |
120 日以上1年未満 | 退職時の給与の30日分 |
1年以上3年未満 | 退職時の給与の90日分 |
3年以上6年未満 | 退職時の給与の180日分 |
6年以上10年未満 | 退職時の給与の240日分 |
10年以上 | 退職時の給与の300日分 |
勤続10年以上で約10ヵ月分の解雇手当、結構大きいですね。
最後に
ソンクラン休みの振替休日は8月以降になるようですが、タイ国内の感染はほぼ無い日が続いているので、海外から人を本格的に入れる前にソンクランの振替休暇を設定して、景気対策の特別施策として、タイ国内旅行分を控除してくれればいいのにと思っています。