ニュージーランドは四方を海に囲まれた島国であり、自然豊かな景色を誇る数多くの離島が点在しています。そのため、フェリーはニュージーランド国内旅行における重要な交通手段の一つとして、多くの人々に利用されています。
フェリーは単なる移動手段であるだけでなく、乗船中に楽しめる景観や体験が魅力の一部となっており、ニュージーランド旅行をより特別なものにしてくれます。
そのため、ニュージーランドを訪れる際には、時間に余裕があればぜひ一度フェリーを利用してみてください。移動そのものが楽しいアクティビティーなので思い出になるでしょう!
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ウェリントン〜ピクトンのフェリーがオススメ!
ニュージーランドのフェリー移動で最も有名な航路として挙げられるのが、北島の首都ウェリントンと南島の小さな港町ピクトンを結ぶルートです。
この航路では、ニュージーランドの自然が生み出した美しい景観を心ゆくまで堪能できます。フェリーはクック海峡(Cook Strait)を横断し、変化に富んだ海の表情や、晴れた日には遠くに連なる山々の風景を眺めることができます。
景色を楽しみながらのんびり移動
ピクトンの手前に広がるマールボロ・サウンズ(Marlborough Sounds)の入り江は、静かで穏やかな水面に点在する島々や、緑豊かな斜面が訪れる人々を楽しませてくれます。この絶景は、移動手段としてだけでなく、観光の一環としても大きな価値を持っています。
また、この航路は地元住民の日常生活を支える大切な交通手段であると同時に、観光客にとっても欠かせない移動方法として親しまれています。
年間を通じて多くの人々が利用しており、季節や天候によって異なるニュージーランドの自然の表情を楽しむことができます。旅の途中でフェリーに乗ることで、ニュージーランドの広大な自然を、より深く味わう機会を得られるでしょう。
ウェリントン〜ピクトンルートをご紹介!
では早速、ウェリントン〜ピクトン航路のおすすめポイントをご紹介いたします。この航路は移動手段であるだけでなく、ニュージーランドの自然美や文化を存分に楽しめるアクティビティとして、観光客にも地元の人々にも広く愛されています。
所要時間
ウェリントンからピクトンまでのフェリーの所要時間は約3時間半です。この移動時間は、単なる移動以上の体験として旅の中で特別な時間となるでしょう。
フェリーには快適な船内施設が充実しており、リクライニングシートやラウンジエリアでリラックスしながら過ごせます。また、カフェや軽食コーナーで食事を楽しんだり、広い窓越しに眺める海の景色に心癒されるひとときを味わうことができます。
天気が良い日にはデッキに出て、風を感じながらパノラマビューを楽しむのもおすすめです。広がる青空と海のコントラスト、そしてゆっくりと流れる時間は他の交通手段では味わえません!
景色
クック海峡はニュージーランドの壮大な自然を象徴するスポットであり、訪れる人々を魅了してやみません。北島と南島の間に広がるこの海域は、広大で力強い印象を与え、まるで地球の息吹を感じられるようなスケールの大きさです。
船が南島に近づくと、マールボロ・サウンズ(Marlborough Sounds)の入り江が目に飛び込んできます。このエリアでは緑豊かな山々が青く静かな海に映え、自然が織り成す見事な景観に感動を覚えることでしょう。
特に朝や夕方の時間帯には、陽の光が水面や山肌を柔らかく照らし、さらに幻想的な雰囲気を醸し出します。この壮大な自然の中で写真を撮れば、一生の思い出になるはずです。
野生動物
ウェリントン〜ピクトン航路では、ニュージーランド特有の野生動物を目にするチャンスもあります。クック海峡を航行中、イルカが船の周りを泳ぎ回る姿などをみれるかもしれません。
さらに、運が良ければクジラやアザラシが姿を見せることもあり、その貴重な出会いが旅の思い出を一層特別なものにします。
また、周囲を飛び交う海鳥たちの姿も見逃せません。アルバトロスやカモメが優雅に空を舞い、自然の生態系の豊かさを感じる事が出来ます。
フェリーの移動自体がアクティビティ
ウェリントンからピクトンへのフェリー移動は、単なる交通手段ではなく、ニュージーランドの文化や自然を深く感じることのできる体験型アクティビティです。
広大な景色とともに進む船旅は、リラックスしながらも冒険心を刺激してくれます。そして、旅の途中で出会う動物たちや雄大な景観は、ニュージーランドならではの魅力を存分に伝えてくれるでしょう。
この航路は、ニュージーランド旅行の中で欠かせないハイライトのひとつとして、訪れるすべての人々に感動を与えます。移動そのものが思い出となるこの体験を、ぜひ旅行プランに取り入れてみてください。
フェリー会社の基本情報!
ニュージーランドには、フェリーを運航する主要な2つの会社があります。上記のルートをフェリーで移動する場合には以下のどちらかのフェリー会社を利用するでしょう。
Interislander
Interislanderはニュージーランド最大級のフェリー会社で、大型船を運航しています。そのため、観光客向けの設備が特に充実しており、家族連れやグループ旅行にもぴったりです。
広々とした空間と充実したサービスが、移動時間を単なる移動ではなく旅を楽しむアクティビティーにしてくれます。
フェリー旅を楽しめる設備
船内には広い展望デッキが設けられており、ニュージーランドの大自然を360度のパノラマで楽しむことができます。
さらに、カフェやバーでは軽食やドリンクを楽しむことができ、のんびりと過ごせます。お子様連れには専用のプレイエリアがあるため、家族全員が快適に移動できる環境が整っているので、まずは公式WEBサイトをチェックしてみてください。
Bluebridge
Bluebridgeは、Interislanderよりもやや小型のフェリーを運航しており、落ち着いた雰囲気が特徴です。比較的静かな環境を求める旅行者に人気があり、車両を伴う移動にも対応しているため、レンタカーを借りた旅行を計画している方には理想的な選択肢と言えるでしょう。
シンプルだけど快適な設備
Bluebridgeのフェリーは、必要最低限の設備を備えつつも快適さを損なわないよう設計されています。
大きな窓からは海の景色を楽しむことができ、船内には簡易的な飲食スペースも設置されています。特に車両搭載に適している点が魅力で、荷物が多い旅行者にもおすすめです。
フェリーは車と一緒に乗船が可能
ニュージーランドのフェリーでは、車両を持ち込んで一緒に移動することが可能です。
これは、レンタカーを利用して旅行をしている観光客にとって非常に便利なサービスで、北島から南島、さらには周辺の離島まで自由に移動できる大きなメリットがあります。
車両のサイズや重量によって料金が変動するため、事前に確認しておくとスムーズです。
車両の搭載には事前予約が必要です。特に旅行のハイシーズン(12月~2月)や連休時は混雑が予想されるため、早めの予約が欠かせません。
料金と予約
フェリーの料金は、シーズン、利用するフェリー会社、そして車両の有無などにより異なります。旅行の計画を立てる際には、早めに料金の目安を把握し、予約を行うことをおすすめします。
料金の目安
・大人1名:約70~120NZD
・車両1台:約200~400NZD(車両のサイズや時期による)
・予約方法
オンライン予約が主流となっており、公式ウェブサイトを通じて簡単に手続きができます。また、旅行代理店を利用して予約を代行してもらうことも可能です。特にハイシーズンは予約が埋まりやすいため、できるだけ早めに計画を立てることを強く推奨します。
ニュージーランドのフェリー移動は、観光と移動を兼ねた貴重な体験です。快適な船旅とともに、美しい景色や自然と触れ合えるこの移動手段を、ぜひ次回のニュージーランド旅行に取り入れてみてください。
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