当ブログ内の記事にはプロモーションを含む場合がございます

現地採用のゴールについて考えてみた。老後結構大変そうな気がする。

タイの現地採用のゴールはどこ?

タイで現地採用で働いている日本人はかなりの数が多く、「自分の持っているスキルで海外で挑戦したい」と思ってタイに来た人もいれば、「海外で働いてみたい」「日本以外で働いてみたかった」「タイは物価も安く遊べるらしい」というような理由でタイに来ることをなんとなく決めたという人も多くいます。

タイは社会経験や語学に自信がない場合でも想像以上に簡単に仕事を見つける事が出来ます。社会経験もなく語学力もない人を会社がどのような目的で採用するのかというと、「日本語が話せる」人材が欲しいという理由だけなので、そこで働き続けてもキャリアアップもなくずっと同じポジションという人がほとんどではないでしょうか。

また、多くの現地採用の方は、住民票を抜いて、国民年金の加入義務を免除して支払っていないでしょう。将来日本の年金制度がどうなっているかは置いておいても、老後の生活に向けてある程度の資金を貯める必要もあり、今はよくても将来の事を考えると不安になると思います。

そんな現地採用のゴールとはどこにあるのでしょうか?

老後の生活費に関して

タイでは月に5万円で生活出来るというブログ記事なども多く、タイは生活費が安くて5万バーツ(約17万円)あれば少なくとも10万円は貯金できそうだなと考えて、海外生活をしながら年間約120万円貯められるのか?という風に思う人もいるかもしれませんが、実際に5万バーツ貰っている人で月に3万バーツ貯められている人はかなり少ないと思います。

一方で、日本で過ごす場合の老後の生活費は、夫婦で月に約27万円、単身で月に16万円必要だとされています。65歳で仕事を辞めて85歳まで生きるとして約6,500万円が必要となり、年金がないとかなり厳しい状況になるでしょう。

上記でもわかるように現地採用で働く場合には、しっかりと貯金をしておく必要があるでしょう。
ただ、仮に毎月3万バーツ貯金をしており、30年間貯めたとしても1,080万バーツと老後の資金としては少々寂しいです。

仮に2,000万バーツを毎月の貯金で貯めようとすると利子はいったん置いておいて月に56,000THBの貯金を30年続ける必要があります。

現地採用のゴールを考えてみる。

ここから、現地採用として働いている人が目指せそうなゴールを考えてみました。
どういった将来を目指すかによって変わってくるとは思いますが、今、現地採用として働いている人は一度考えてみるといいと思います。

駐在員への切替を狙う。

これは、駐在員への切替の可能性がある会社のみになるかもしれませんが、駐在員への切替により得られるメリットはかなり大きいです。

今回の内容で言うと、本社採用になれば日本の厚生年金・雇用保険料や健康保険料などを本社側で払ってくれるケースがほとんどだと思います。そうすると老後の年金の支給額が劇的に変わってくるので6000万円も貯める必要がなくなります。

また、駐在員になれば給与額も変わってくるので、貯金や投資に回すお金も増えてくるでしょう。
駐在員への切替を行ってくれる可能性にある会社に勤めて、そのなかで認められるという狭き門ですが、切替られるメリットはかなり大きいです。

月に56,000バーツ貯金する。

例えば今、40,000バーツで生活出来ているのであれば、+56,000バーツ稼げばいいという事になります。手取96,000バーツ稼ぐとなると、額面の給与は120,000バーツ程度だと思いますので、そこを目指してがっつり貯金をするという方法もあるでしょう。

もちろん上手く資産形成すればさらに効率よく資産を守りながら増やすことができると思いますので、ある程度手元にお金が残るようになってきたら考えてみてもいいでしょう。

まずは、給与アップを目指して10万バーツを目指して頑張っていくのがいいでしょう。10万バーツ以上もらっている現地採用の人も少なくないのでここは自分の努力次第な部分があります。

日本に帰って働く

日本に帰って働くという選択肢ですが、タイで働いていたというだけでは転職時に有利にはならないので、タイではたらいているうちに何らかの実績や資格などを取っておくといいでしょう。

例えばコールセンターで30歳から10年働いて40歳で転職しようと思ってもその経験を生かせる仕事というとかなり限られますが、英語やタイ語をビジネスレベルで話せれば状況はかなり変わってきます。

また、年齢と共に日本での転職は難しくなっていくので、日本に帰るのであればなるべく早い段階で見切りをつけた方がいいでしょう。

起業する

起業のメリットとして、自営業であれば定年の年齢を過ぎても働く事が出来ます。

65歳を過ぎてもタイで働き続けることができるので、老後もタイで働きながら過ごすことが出来ます。パートナーがタイ人であればこの方法を選択する事が意外に良いとおもいます。

ただ、タイもかなり日系企業が進出しており、日本食の飲食店もかなりの数がバンコクにはあるので、思い付きで起業してもなかなか成功する事は難しいと思うので、しっかりと計画を立ててから起業した方がいいでしょう。

タイは、日本と違って一流企業の社長と簡単に会う事が出来るので、そういったコネクションを作る事も可能です。あとは個人の努力次第です。

気軽に楽しいタイ生活!

現地採用の人は駐在員と違ってタイでの生活が好きでタイで働くという選択をしたと思うので、タイでの生活や、休みをとって近隣の国に旅行をする生活を楽しんでいると思います。

ただ、その楽しい生活を送りながらもしっかりと老後に向けた資産形成をしていかないと、だんだんと厳しくなっていくという認識をもって生活をした方がいいでしょう。

もちろん将来どんな生活をしたいかによってどういった生活をするかが変わってくるとは思いますし、今回ご紹介したゴール以外も色々あると思うので、まずは将来を考えてみて特に目標が無い場合にはとりあえず貯金をする事を目標にしてみてもいいと思います。