１年を通して暑い国、タイですが実は季節ごとに特徴などがあり年間で結構違いがあるので、しっかりとタイに来る前に把握しておきましょう。
タイに旅行に来る方や、タイに赴任される方はしっかりとこのタイの季節を把握しておくことで、持ち物や対策をしっかりと準備するようにしましょう。具体的にどんな季節があるかというと、
・雨が多い季節：雨季
・気温が高い季節：暑季
・雨が少ない季節：乾季
この3つのタイの季節を把握しておくと、旅行の計画なども無茶の少ない物が立てられるでしょう。
雨の多い雨季に外での予定ばかり入れてしまうと予定通りにいかないので、雨が降ったらどうするといった部分まで考えておくのがオススメです。
タイにある３つの季節をご紹介！
タイには3つの季節があるのでいつからいつまでどの季節なのかという内容や詳細な情報をご紹介します。
自分が旅行に行くシーズンが決まったらその季節に関して詳細を確認しましょう。
｜暑季｜3月中旬頃～5月 – タイのもっとも暑い季節
暑季はタイの一年で最も暑い季節で、特に3月から5月にかけては最高気温が毎日40度近くに達し、猛暑が続きます。この時期のタイでは、外出して歩くことが非常に厳しいと感じることが多く、体調管理が重要です。
3月と4月は特に暑さが厳しいですが、まだ雨が少ないため、晴れた日が続きます。しかし、5月になると徐々に雨が増え始め、暑さと雨の両方に悩まされることが増えてきます。暑季の後半には、降雨が多くなるため、スコールのような短時間の激しい雨が日常的になります。
雨を避けたいと考えている方には、5月中旬頃までにタイ旅行を済ませることをお勧めします。この時期ならまだ比較的雨が少なく、暑さだけに対処すれば良いので、旅行を快適に過ごしやすくなります。暑季にタイに行く際は、こまめな水分補給とこまめな休息を心がけると共に、日焼け止めや帽子、軽装での対策が必要です。
｜雨季｜6月～10月 – タイのもっとも雨が多い季節
タイの雨季は6月から10月にかけて続き、タイ全土で雨が多くなる季節です。この時期には月の半分以上が雨の日となり、特に6月から9月は頻繁に大雨が降ります。スコールのような短時間の集中豪雨や、長時間の降り続く雨が特徴で、移動が困難になることがあります。
雨季のタイでは、道路が冠水したり、交通渋滞が発生したりすることも多く、旅行者にとってはあまり快適な時期とは言えません。そのため、この時期にタイ旅行を計画する際は、天気の変化に柔軟に対応できるようにしておくと良いでしょう。
しかし、雨季にはいくつかのメリットもあります。一つは、大気汚染が緩和され、空気が比較的クリーンになることです。雨が降ることで、大気中の埃や煙が洗い流され、清々しい空気を感じることができます。また、雨季は観光のローシーズンにあたるため、飛行機やホテルの料金が比較的安く、コストを抑えて旅行ができるのも利点です。
雨季に旅行する際は、防水対策をしっかりと行い、急な天候の変化に備えることが重要です。折りたたみ傘やレインコート、防水性のバッグなどを準備しておくと、雨に濡れることなく快適に過ごせるでしょう。また、観光の計画を立てる際には、屋内アクティビティやショッピングなど、雨に影響されにくいアクティビティを含めるのもお勧めです。
｜乾季｜11月～2月 – タイのもっとも過ごしやすい季節
タイの乾季は11月から2月までの期間で、年間で最も過ごしやすい季節です。この時期になると、雨がほとんど降らなくなり、晴れた日が続くため、旅行には最適な時期と言えるでしょう。乾季のタイでは、湿気が少なく、空気も乾燥しているため、快適に過ごすことができます。
特に12月から1月は気温が穏やかで、昼間は暖かく、夜間や朝方は気温が下がるため、涼しく快適に過ごせます。この時期の気候は、タイの観光を楽しむには最も快適な条件が整っており、旅行者にとっては理想的なシーズンです。観光地やビーチ、屋外活動などを思う存分楽しむことができるでしょう。
ただし、タイの乾季には地域によって気温に違いがあります。例えば、タイ北部のチェンマイやチェンライなどでは、バンコクと比べて気温がさらに下がり、春先のような涼しさを感じることがあります。北部では朝晩の気温がかなり低くなることもあるため、防寒対策を考えておくと良いでしょう。
乾季は観光シーズンのピーク時期でもあり、多くの観光客が訪れるため、ホテルやツアーの予約が取りづらくなることがあります。旅行の計画を立てる際は、早めに予約をしておくことをお勧めします。各地域の気温や天候の情報は、事前に確認しておくと、旅行の準備がスムーズに進むでしょう。
タイバンコクでの服装ってどうすればいい？
タイは年間を通して高温多湿の気候が続くため、基本的には日本の夏と同じような軽装で問題ありません。しかし、タイでは特に外と内での温度差が大きいことに留意する必要があります。外は暑くても、ショッピングモールやレストラン、空港などの建物内は強力なエアコンが効いているため、かなり涼しく感じることがあります。
そのため、長時間建物内にいる場合は体が冷えてしまうことがあるので、特に女性の方は軽く羽織れる上着やカーディガンなどを持参すると良いでしょう。これにより、急な冷え込みにも対応でき、快適に過ごすことができます。
寺院に行くときの服装には注意！
また、タイには多くの美しい寺院がありますが、訪れる際には服装に特に注意が必要です。タイの寺院に入る際は、露出の多い服装—例えばショートパンツやミニスカート、キャミソールやノースリーブなど—では入場を断られることがあります。これはタイの文化や宗教に対する尊重の一環として、寺院の規定に基づくものです。
サンダルやビーチサンダルもNGとされる場合があるため、履物にも注意が必要です。寺院によっては、入り口での服装チェックが行われ、適切でない場合は入場を許可されないこともあります。したがって、事前に訪問予定の寺院のドレスコードを確認し、適した服装で出かけるようにすると良いでしょう。特に、長ズボンや膝下のスカート、肩を覆う上着などを用意しておくと、安心して訪問できるでしょう。
折りたたみ傘・日傘があると便利！
バンコク旅行には、折りたたみ傘や日傘が非常に役立ちます。バンコクは一年を通して高温多湿な気候が続き、急な雨や強い日差しが頻繁にあります。
コンパクトで持ち運びやすく折りたたみ傘はサイズが小さく、バッグに簡単に収めることができるので、旅行中も邪魔になりません。 バンコクでは急に雨が降ることが多いため、折りたたみ傘があれば、突然の雨にも対応できます。 雨だけでなく、日傘としても使えるため、強い日差しを防ぐことができ、日焼け対策にもなります。
日傘は紫外線をカットする効果があり、日焼けを防ぐのに役立ちます。日傘を使うことで直射日光を避けることができ、少しでも涼しく過ごせるでしょう。 多くの日傘は軽量で持ち運びが簡単です。バンコクでは、晴れた日が多く、外出する際には日差しが強いことがあるため、折りたたみ傘や日傘は旅行中に非常に重宝するアイテムです。特に、街歩きや観光中に便利なので、ぜひ持参することをお勧めします。
スマートカジュアルも用意！
バンコクでの生活や旅行をより快適にするために、スマートカジュアルなアイテムを持っておくことをお勧めします。特に女性であれば、エレガントなワンピースやシャツドレスは便利です。これらのアイテムは、少しフォーマルなレストランやイベントに行く際に非常に重宝します。シンプルでありながら洗練されたデザインのものを選べば、タイの暑い気候でも快適に過ごせます。
男性であれば、襟付きのシャツやポロシャツが適しています。これらのアイテムは、ビジネスカジュアルな場面や上品なカフェ、レストランでの食事の際に役立ちます。ポロシャツやシャツは、通気性の良い素材を選ぶと、タイの湿気や暑さにも対応できます。
もちろん、今回紹介したアイテムはタイでも容易に調達できますが、自分の好みに合ったものを事前に用意しておくと、旅行や出張中に急に必要になった際に便利です。タイではカジュアルな服装が一般的ですが、フォーマルなシーンにも対応できるスマートカジュアルなアイテムが1着あると、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
バンコクの知っておくべきイベント！
タイに3つの季節があり、それぞれ特徴があるというのはお分かりいただけたと思いますが、どの季節に来てもタイを楽しむイベントが開催されているのでご紹介いたします。
どの時期にタイに行こうか悩んでいるという方は参考にしてみて下さい。
4月のソンクランの時期は押さえておきましょう！
タイに暑季に行こうかと考えている人は「ソンクラーン」の時期がオススメです。
ソンクランはタイで最も有名なお祭りで時期は多少ずれているのですが全国的に開催されます。
ソンクランはタイの一年で最も暑い時期の4月に開催され、街中で観光客も参加して水の掛け合いが行われます。
逆にこんなイベント嫌だ！という人は時期をずらすしましょう！
タイに赴任するという人はこの時期は会社も休みになると思いますので、ソンクランを避けて近隣の国へ旅行に行くのもオススメです！
タイでカウントダウンを過ごす！
どこの国もカウントダウンイベントを行うと思いますが、タイのカウントダウンのイベントもなかなか豪華です。特に川沿いでは花火があがり盛り上がるのでホテルなどは早く抑えないと良い部屋を取れなくなりますので旅行者の方は早めの予約がおすすめ！
赴任者の方は、年末年始は日本へ一時帰国するという方が多いと思いますが、バンコクで過ごすカウントダウンも意外と悪くないです。
年末年始はバンコクから地方に帰るタイ人が増えるので、バンコクの道もいつもより空いて快適です。
タイの季節を知って事前にしっかりと準備を！
タイの雨季や乾季、暑季などのそれぞれの季節の特徴をしっかりと頭に入れてタイ旅行が快適になるようにしっかりと準備をしておきましょう！
タイに赴任が決まったという方の赴任時期は3月・4月がメインになると思いますので事前に、赴任する地域のソンクランの情報などを調べておくことをお勧めします。
