
キプロスは地中海東部に位置する美しい島国で、トルコの南、シリアとレバノンの西に位置しています。
島は南北に分かれており、南部がキプロス共和国(EU加盟国)、北部が北キプロス・トルコ共和国(国際的には未承認)となっています。
歴史的にも文化的にも多様な要素が融合した国で、豊かな遺産や美しいビーチ、温暖な気候が魅力の観光地です。
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キプロスの気候と旅行に最適なシーズン
キプロスは 地中海性気候 に属しており、一年を通じて比較的温暖で、降水量は少なめです。しかし、季節ごとに異なる特徴があり、訪れる時期によって気候の変化を考慮した準備が必要です。
夏(6月~8月)高温で乾燥した日差しの強い季節

気温は日中は 30°Cを超えることが一般的 で、内陸部では 40°C近く になることもあります。
降水量はほとんどなく、晴天の日が続きます。湿度が低いため、日本の夏よりは過ごしやすいものの、直射日光が強いため注意が必要です。
・旅行のポイント
海沿いのリゾート地でのビーチアクティビティが人気ですが、日焼け対策(帽子、サングラス、日焼け止め)が必須。水分補給をこまめに行い、昼間の屋外活動はなるべく控えるのがおすすめ。
秋(9月~11月)過ごしやすく観光に最適なシーズン

9月はまだ夏の暑さが残りますが、10月以降は25°C前後と過ごしやすくなります。
海水温はまだ暖かく、ビーチでの遊泳も十分楽しめます。11月になると徐々に気温が下がり、朝晩は涼しくなります。
・旅行のポイント
暑さが和らぎ、観光やアウトドアアクティビティ(ハイキング、サイクリング)に最適。ワインの名産地リマソールでは、 ワインフェスティバル が開催される時期でもあり、ローカルワインを楽しむのにぴったり。
冬(12月~2月)温暖な気候だが山岳地帯は寒冷に

沿岸部では 10°C~20°C と比較的温暖ですが、山岳地帯では 氷点下になることも あります。
雨が多くなり、特に1月~2月は降水量が増加。 トロードス山脈では雪が降り、スキーも楽しめる のが特徴です。
・旅行のポイント
都市観光や遺跡巡り に適したシーズン。人が少なく、のんびり観光できます。スキーリゾート(トロードス山脈の オリンポス山)ではスキーやスノーボードを楽しめる。雨具や暖かい服装を準備し、特に山間部へ行く場合は防寒対策が必要。
4. 春(3月~5月)気候が快適でベストシーズン
春の気温は15°C~25°C前後で、寒すぎず暑すぎず過ごしやすい。聖週間や復活祭(イースター)などのイベントがあり、地元の文化を体験できるので人気の季節。
花が咲き誇り、緑が豊かになる美しいシーズン。降水量も減少し、晴れの日が多くなります。
旅行のポイント
ハイキングやサイクリング、歴史的遺跡巡りに最適な季節。4月~5月は特に観光におすすめ。野外アクティビティを楽しむのに最適で、カラフルな花々が咲く美しい風景が広がる。
観光を楽しむなら春(3月~5月)と秋(9月~11月)がベスト!
過ごしやすい気候で、遺跡巡りやアクティビティを楽しむのに最適。夏はビーチリゾート向け、冬はスキーも楽しめるが、雨が多い点には注意。旅行行の目的に合わせて、最適なシーズンを選び、快適なキプロス旅行を楽しみましょう!
入国手続きとビザ情報

2023年9月時点で、日本国籍の旅行者は短期の観光目的であれば90日以内の滞在でビザは不要です。ただし、以下の点に注意してください。
・パスポートの残存期間が滞在予定期間を超えて十分であることを確認する。
キプロスは欧州連合(EU)に加盟しており、今後シェンゲン協定への加盟が予定されています。そのため、将来的に「ETIAS(欧州渡航情報・認証制度)」が必要になる可能性があります。最新情報を確認しておきましょう。
通貨と支払い方法
キプロス共和国(南キプロス)ではユーロ(EUR)が使用されています。
支払い方法
クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)は広く利用可能ですが、マーケットや小さな店舗では現金が必要な場合もあります。少額のユーロ紙幣や硬貨を準備しておくと便利です。
・ATM
市内や空港、観光地にはATMが多くあり、現金の引き出しも容易です。
言語
キプロス共和国の公用語はギリシャ語ですが、英語も広く通じます。特に観光地やホテル、レストランでは英語でのコミュニケーションが可能ですが、簡単なギリシャ語のフレーズを覚えておくと便利です。
キプロスは、美しい自然と歴史的な遺産、リゾート地の魅力が融合した旅行先です。ビーチでのリラックス、遺跡巡り、グルメを堪能しながら、のんびりとした時間を過ごせる素晴らしい目的地です。キプロス旅行を計画する際には、最新情報を確認しながら、安全で快適な旅を楽しんでください!
キプロス旅行で行きたい観光地3選
キプロスには魅力的な観光地がたくさんありますが、その中でもキプロス旅行で訪れたい観光地を3つ厳選し、それぞれの魅力を詳しく解説します。
パフォス(Paphos) – ギリシャ神話と遺跡の街

キプロス南西部に位置するパフォスは、ギリシャ神話の愛と美の女神「アフロディーテ」誕生の地として知られています。
パフォス(Paphos) の見どころ
・アフロディーテの岩(Petra tou Romiou)
– 美しい海岸線に浮かぶ神秘的な岩。ここで泳ぐと若返るという伝説も。
・パフォス考古遺跡公園
– ユネスコ世界遺産に登録されており、モザイク画が美しいローマ時代のヴィラが見られる。
・王家の墓(Tombs of the Kings)
– 紀元前4世紀の岩を削って作られた壮大な墓地。
・おすすめポイント
古代遺跡と美しいビーチを同時に楽しめるので家族連れにもオススメ、地元のシーフードレストランも充実しているので美味しいシーフードを楽しみましょう。
ニコシア(Nicosia) – 世界唯一の分断された首都

キプロスの首都ニコシアは、現在も南北に分断された珍しい都市であり、歴史と文化が融合するスポットです。
ニコシア(Nicosia)の見どころ
・レドラ・ストリート(Ledra Street)
– キプロスの南北を分ける「グリーンライン」の検問所があるショッピングストリート。パスポートを持っていれば北キプロスにも渡れる。
・キプロス博物館
– 島の歴史を物語る貴重な考古学的遺物が展示されている。
・ファマグスタ門
– かつての城壁都市の名残を感じられる美しい門。
・おすすめポイント
ひとつの都市でギリシャ文化とトルコ文化の両方を体験できるのも魅力の一つです。ローカルマーケットで買い物や食べ歩きを楽しんでみましょう。
アイア・ナパ(Ayia Napa) – 地中海の楽園ビーチリゾート

キプロス東部に位置するアイア・ナパは、透き通るエメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がるリゾート地です。
アイア・ナパ(Ayia Napa)の見どころ
・ニッシ・ビーチ(Nissi Beach)
– キプロスで最も有名なビーチ。遠浅の海でシュノーケリングやウォータースポーツが楽しめる。
・シー・ケーブス(Sea Caves)
– 波に削られた自然の洞窟が点在する絶景スポット。ボートツアーやダイビングにも最適。
・アイア・ナパ修道院
– 16世紀に建てられた美しい修道院。観光の合間に静かな時間を過ごせる。
・おすすめポイント
透明度抜群の海でマリンアクティビティが充実しています。ナイトライフも楽しめる活気あるエリアなので、夜も気を付けて楽しみましょう。
キプロスは、古代遺跡・歴史・リゾートのすべてを満喫できる魅力的な国です。歴史好きならパフォス、文化体験をしたいならニコシア、ビーチリゾートを楽しみたいならアイア・ナパといった具合にどこを訪れても素晴らしい体験ができること間違いなしです!
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キプロス旅行で気を付けるポイント

キプロスは地中海に浮かぶ美しい島国で、観光地としても人気があります。ヨーロッパの中では比較的治安が良いとされる国ですが、安全に旅行を楽しむために気を付けるべきポイントがあります。
南北キプロスの分断に関する注意点
キプロスは1974年以来、ギリシャ系の「南キプロス」とトルコ系の「北キプロス」 に分かれています。ニコシアを中心に「グリーンライン」と呼ばれる国連の緩衝地帯が設けられています。
南北移動の注意点
南北間を行き来する際は、パスポートが必要です。(特に「レドラ・ストリート」などの国境検問所)
北キプロスは国際的に「トルコ占領地域」とされており、南キプロスの入国スタンプを持たずに北キプロスへ直接渡航することは避けた方が良い(トラブルになる可能性あり)。
写真撮影は禁止エリアがある(特に軍事施設や国連監視区域)。
一般的な治安と犯罪に関する注意点

キプロスはヨーロッパの中でも治安が良いですが、スリや軽犯罪には注意が必要です。
スリ・置き引き対策
観光地(特にパフォス、ニコシア、アイア・ナパ)ではスリが発生しやすいので、貴重品は前ポケットや防犯バッグに入れる。
カフェやレストランでスマホ・財布をテーブルに置かない(置き引き被害が報告されている)。
ナイトクラブやビーチでは、荷物を放置しない(特にアイア・ナパのナイトライフエリア)。
タクシー・交通の注意点
キプロスのタクシーはメーターを使わないことが多く、乗る前に料金を確認する。
空港でのぼったくりタクシーが一部報告されているので、事前にホテルや公式タクシーを手配するのが安心。
南キプロスは右ハンドル・左側通行(イギリス方式)なので、レンタカー運転時は注意。
夜間の治安とトラブル対策

キプロスは比較的安全ですが、夜間の行動には注意が必要です。
ナイトライフエリア(特にアイア・ナパ)
酔っ払い同士のケンカに巻き込まれないように注意。
客引きや怪しいバーには近づかない(高額請求の詐欺が発生することがある)。
お酒に薬を入れられる手口(ドリンク・スパイキング)も報告されているため、他人から飲み物をもらわない。
地中海特有の自然環境リスク

キプロスの自然は美しいですが、以下のリスクにも注意しましょう。
熱中症と脱水症状
夏は気温40℃近くになるため、水分補給をこまめに行い、日焼け対策をする。
特にアイア・ナパやパフォスなどのビーチリゾートでは、長時間直射日光を浴びると熱中症になりやすい。
野生動物や海の危険
海ではクラゲやウニに注意(ビーチではマリンシューズを履くと安心)。
山岳地帯(トロードス山脈)ではヘビに注意(特にハイキング中は足元を確認)。
キプロスで安全に旅行を楽しむためのポイント
南北移動の際はパスポートを忘れず、政治的な話題には注意して事前に情報を各インしておきましょう。
一般的な注意点としてはスリや置き引きに注意し、荷物管理を徹底し、夜間のナイトスポットではトラブルを避け、特に夏は熱中症・海や山の自然リスクにも気を配って行動しましょう。
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