職業訓練校同士の乱闘
最近、タイでは職業訓練校の生徒同士が対立し、乱闘が発生する事件がニュースで頻繁に報じられています。驚くことに、ナイフや拳銃などが武器として使われるケースもあり、バンコク郊外での事件発生率も意外に高いのが現状です。これは、社会的な問題としても注目されています。
職業訓練校って何?
タイの職業訓練校は、中学校を卒業した後の進路の一つで、高校に進学する道と並んで重要な選択肢です。中学生は、高校進学、職業訓練校進学、または就職といった3つのパターンに分かれます。
タイも学歴社会であり、良い仕事に就くためには高校を卒業しておくことが基本です。そのため、高校に進学できる学力がある生徒はその道を選び、手に職をつけたいと考える生徒は職業訓練校に進学します。
タイの職業訓練校は、日本でいう専門学校に近い位置づけで、製造業、情報通信、農業など、卒業後に実践的なスキルを身につけることを目的としています。カリキュラムは、専門学校が3年間、職業学校が2年間のコースで構成されています。
喧嘩の原因は?
タイ人の同僚に乱闘の原因について尋ねてみたところ、仲間に認められたいという心理や、些細なトラブルからエスカレートするケースが多いとのことです。
これは、日本の不良学生や暴走族の文化とあまり変わらない理由だと思いますが、仲間意識や承認欲求が、しばしば暴力に繋がることが多いようですのでどうしようもないんでしょうね。
タイで銃は買える?
タイでは、基本的に許可なく銃を購入・所持することはできません。
しかし、実際には簡単に手に入る場所も存在するため、注意が必要です。乱闘で使われる銃の多くは、こうした非合法な手段で調達されたものです。この現状は、法律や社会制度に対する課題を浮き彫りにしています。
さいごに
観光客の方々が訪れるエリアではあまり見られないかもしれませんが、万が一危険を感じた場合には、写真や動画を撮影しようとせずに、迅速にその場を離れることが最も安全です。安全第一で行動し、周囲の状況に常に注意を払うことが重要です。タイでの生活や旅行をより良いものにするために、こうした社会的な問題についても理解を深めることが大切です。