タイで運転免許を持っている方にとって、定期的な免許更新は避けられません。特に外国人にとっては、タイ国内での運転免許は身分証明としても有用であり、空港や一部の施設でパスポートの代わりに使用できる点も魅力です。
今回は、実際の更新手続きの体験をもとに、必要書類、更新手順、オンライン講習の進め方などを詳しく解説します。
タイの免許の更新へ
タイでは、運転免許の有効期限の3ヵ月前から更新が可能です。また、有効期限が切れてからでも1年以内であれば更新可能とされています。ただし、1年を過ぎると再取得が必要になるため、注意が必要です。
必要書類一覧
免許更新に必要な書類は以下の通りです。
特にパスポートの有効期限やビザの状況に注意しましょう。今回はパスポートの更新もあったので両方のパスポートを持っていきました。
●更新手数料:505バーツ
●新パスポート(原本)
※VISAの有効期間が90日以上必要
●新パスポートのコピー
・顔写真ページ
・VISAページ
・最新のタイ入国スタンプ
・パスポート変更時のVISA移設ページ(該当する場合)
●旧パスポート(原本)
●旧パスポートのコピー
・顔写真ページ
・パスポート変更時のVISA移設ページ(該当する場合)
●在留証明書原本
大使館で発行可能(免許更新用)。ワークパーミットでも代用可ですが、デジタル版は不可。
●健康診断書(原本)
発行日から1か月以内のものが必要。
●運転免許証(原本)
●オンライン講習修了証
印刷したものおよびスマホでの表示。
持っているワークパーミットがデジタルなので、在留証明書を大使館で発行してもらいました。また、コロナで講習がオンラインになっていた点が今までと違っていました。
パスポートが変わっている場合には念のため、旧パスポートの原本も持っていくと良いと思います。
オンライン講習
オンライン講習はコロナの影響で開始されたもので、今まで陸運局で受けていた講習をオンラインで行うようになっています。
動画が流れ、途中何問か問題が出題され、回答されていく講習を受け、その後にテストが出題される形で進みます。上記の画像の「For Foreigner」から登録を行って進んでいきましょう。
≫ オンライン講習WEBサイト:www.dlt-elearning.com
モーチットの陸運局で免許更新
今回は予約なしで免許更新が出来るモーチットの陸運局に行ってきました。
外国人の受付人数の上限があるようなので、平日午前8:00の業務開始直後を狙うと良いでしょう。
モーチットの陸運局内での流れに関しては多くの方が紹介しているので簡単にご紹介します。
①陸運局1階で書類のチェックを行う。
入口から入って正面にコピーコーナーがあり、右手に書類チェックを行うカウンターがあります。
用意してきた書類をここで提出して
②2階の窓口で番号札と申込書をもらう。
2階でチェックが終了した書類を渡して出番号札と申込用紙を貰います。
申込書の名前欄に大文字アルファベットで名前を記入、名前の下あたりに電話番号を記入して番号が呼ばれたら該当するカウンターに進みましょう。
③カウンターで書類の提出
上記の呼ばれたカウンターで持ってきた必要書類と名前と電話番号を記載した申込書を提出します。
書類のチェックが終わったら、内容を確認した書類にサインして次は3階に進みます。
④3階で色覚テスト・ブレーキテストへ
3階に行ってまず、必要書類を渡して番号札を貰います。番号が呼ばれたら、色覚テストやブレーキテストや距離感テストなどを行う部屋に移動してテストを行います。今回はテストは2つだけでした。
テストが終わったらハンコを押された書類をもって外のカウンターで書類を貰います。
⑤2階に降りて番号札のカウンターで免許発行手続き
全ての作業が終了したら2階のカウンターに戻って免許の発行手続きに移ります。
書類を提出して、その場で手数料の505バーツを渡して写真を撮影します。ここで新しい免許証が発行されるので記載内容に間違いがないか確認して完了です。
今回はコロナの影響なのか人が少なかったので1時間程度で運転免許の更新手続きが完了しました。今回は日本人の人は見かけませんでしたので8時に行けば40人の枠は大丈夫な気がします。まだ更新していない人は是非行ってみてください。
さいごに
タイの免許更新はこれで3回目、次の更新は2027年と当分先になりました。
最近はタイで運転することが無くなりましたが、タイの免許は飛行機に乗る際や入館時にパスポートの代わりに使えるので更新を忘れないように気を付けましょう。