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タイ入国時は「所持金(滞在資金)」の提示に注意!必要な金額と準備のポイント

タイへの観光旅行を計画している人の間で、「入国審査で所持金を見せるよう求められることがある」という話が注目を集めています。

2026年7月にはタイ政府観光庁(TAT)が、この制度について改めて注意喚起を行いました。「新しいルールができたのでは?」と心配する声もありますが、実際には以前から存在する規定の再周知です。

この記事では、制度の内容と必要な金額の目安、渡航前に準備しておきたいことをまとめます。

そもそもどんな制度?

タイでは、観光目的やビザ免除で入国する旅行者に対して、入国審査官が「滞在に十分な資金を持っているか」を確認できる制度があります。

これは1980年の内務省告示にさかのぼる古いルールで、金額の基準は2000年の告示で更新されたものが現在も使われています。すべての旅行者が毎回チェックされるわけではなく、あくまで入国審査官の裁量によって、必要と判断された場合に提示を求められる仕組みです。

2026年7月6日、TATは外国人旅行者向けに、この所持金証明の要件について改めて案内を行い、渡航前に金額や証明方法を確認しておくよう呼びかけました。

TAT側は、これは新たな措置ではなく既存ルールの再確認であると説明しています。

必要な金額の目安

必要とされる金額は、入国区分(ビザの種類)によって異なります。情報源によって多少の幅がありますが、目安は次の通りです。

入国区分個人家族
ビザ免除(Visa Exemption)10,000〜20,000バーツ程度20,000〜40,000バーツ程度
アライバルビザ・トランジットビザ10,000バーツ程度20,000バーツ程度
観光ビザ・ノンイミグラントビザ20,000バーツ程度40,000バーツ程度

日本人観光客の多くはビザ免除で入国しますが、案内によって「1万バーツ」とする情報と「2万バーツ」とする情報が混在しているのが実情です。

確実性を重視するなら、個人で20,000バーツ相当、家族で40,000バーツ相当を目安に準備しておくと安心です。

現金以外でも認められる?

TATの案内では、以下のいずれかで所持資金を示せるとされています。

  • タイバーツの現金
  • 同等額の外貨(日本円など)
  • 支払い能力を示す書類(クレジットカードなど)

ただし、実際の運用は入国審査官の判断に委ねられており、現場では「現物の現金の提示を求められた」という旅行者の声もあります。書類やカードだけで必ず認められるとは限らないため、現金を一定額用意しておくのが最も確実です。

実際にチェックされることは多いのか

日本人観光客が実際に所持金の提示を求められるケースは、全体から見れば多くありません。ほとんどの旅行者は何も聞かれずに入国できています。ただし、次のような場合は質問や確認の対象になりやすいとされています。

  • 復路・第三国への航空券を持っていない
  • 短期間での入出国を繰り返している
  • 滞在目的や滞在先がはっきりしない
  • 不法就労が疑われる状況がある
  • 審査官がランダムチェックの対象として選んだ場合

近年は、ビザ免除制度を悪用した不法就労や長期滞在を防ぐ目的で、審査が厳格化される傾向があるとも言われています。

渡航前に準備しておきたいもの

安心してタイに入国するために、以下を事前に用意しておくとよいでしょう。

  • 20,000バーツ相当以上の現金(または同等の外貨)
  • 復路または第三国への航空券
  • ホテルの予約確認書
  • 6ヶ月以上の有効期間が残ったパスポート
  • クレジットカード(補助的な証明として)

所持金はしっかり準備しておこう

タイ入国時の所持金提示は、すべての旅行者が必ず求められるものではありませんが、審査官の判断で確認されることがある以上、備えておくに越したことはありません。

20,000バーツ相当以上の現金や、復路航空券、ホテル予約確認書などを事前に準備し、余裕を持って入国審査に臨みましょう。

よくある質問(FAQ)

Q
所持金の提示は毎回必ず求められますか?
A

いいえ。すべての旅行者が対象になるわけではなく、入国審査官の判断で必要に応じて確認されるものです。

Q
2026年7月の発表で新しいルールができたのですか?
A

TATによれば、新しい制度の導入ではなく、1980年代から続く既存の規定を改めて案内したものです。

Q
日本円の現金でも大丈夫ですか?
A

案内上はタイバーツ以外の外貨も認められるとされていますが、実際の判断は審査官によるため、タイバーツ相当額を現金で用意しておくとより安心です。

Q
クレジットカードの提示だけで済みますか?
A

案内では支払い能力を示す書類として認められる場合があるとされていますが、現場では現金の提示を求められた例も報告されています。カードだけに頼らず現金も用意しておくのが無難です。

Q
一番安心な金額はいくらですか?
A

情報源によって1万〜2万バーツと幅がありますが、確実性を重視するなら個人20,000バーツ・家族40,000バーツを目安に準備しておくとよいでしょう。

本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに作成しています。タイの入国管理に関する運用状況は今後変更される可能性があるため、渡航前に必ずタイ入国管理局や外務省、タイ大使館・総領事館などの最新の公式情報をご確認ください。