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ボスニア・ヘルツェゴビナ旅行で気になる観光地の治安・よくある犯罪・危険エリアなどを徹底解説!

ボスニア・ヘルツェゴビナへの旅行を計画中の皆さん、現地の治安状況が気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、ボスニア・ヘルツェゴビナの最新の治安情報を詳しくお伝えします。

首都サラエボや観光地モスタルの安全性、注意が必要な地域や犯罪の種類、そして具体的な防犯対策についても解説します。安全で楽しい旅を実現するためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。

事前に情報をチェックしよう

ボスニア・ヘルツェゴビナの治安は、全体的に安定していると言われています。特に観光客が訪れることの多い首都サラエボや観光地モスタルなどでは、大きな危険は少ないとされています。

しかし、国内の一部地域では注意が必要です。例えば、外務省の危険情報では、一部地域が「レベル1:十分注意してください」に指定されています。この地域では地雷が残存している可能性もあり、非常に危険です。

観光地では、軽犯罪(スリ、ひったくり、詐欺など)が発生する可能性があるため、基本的な防犯対策を怠らないようにしましょう。渡航前や旅行中は、外務省の海外安全ホームページを活用して最新の情報を確認することが重要です。

夜の街で気を付けるポイント

主要都市では夜間も人通りが多く、比較的安全とされています。しかし、観光地や繁華街では油断せず注意することが大切です。特に、以下の点に気をつけましょう。

特にサラエボやモスタルは観光地として人気がありますが、夜間の安全には特別な注意が必要です。以下に挙げるポイントをしっかりと押さえ、安心して旅行を楽しみましょう。

観光地バシュチャルシヤ地区などの一人歩きは避ける

バシュチャルシヤ地区やその他の観光地は日中は賑やかで安全なエリアですが、夜間は人通りが減少し、治安リスクが高まる可能性があります。

特に一人歩きは犯罪のターゲットになりやすいため、避けるようにしましょう。グループでの行動や信頼できる同行者との移動を心がけてください。

女性旅行者は特に注意が必要

女性旅行者は夜間に限らず、観光地での安全を確保するための工夫が求められます。夜間に外出する際には、事前に安全なルートを確認し、人通りが多い主要道路を利用してください。

また、移動には公共交通機関よりもタクシーや配車アプリなど信頼できる交通手段を選ぶのが安心です。派手な服装や高価なアクセサリーは控え、目立たないようにするのも効果的です。

夜間に外出する場合は正規のタクシー会社を利用

夜間の移動には、正規のタクシー会社を利用するのが安全です。現地で評判の良いタクシー会社を事前に調べ、ホテルやレストランのスタッフに依頼して手配してもらうのが確実です。

配車アプリを利用する場合も、公式に認可されたアプリを使用し、車両ナンバーや運転手の情報を確認してから乗車するようにしましょう。

路上で客引きしているタクシーは避ける

路上で客引きを行っているタクシーは、料金の不正請求や安全面のトラブルが発生するリスクが高いため、利用を避けましょう。

また、配車アプリに登録されていない非公式のサービスは利用しないでください。観光客を狙った詐欺や犯罪が報告されることもあるため、信頼性が確認できるサービスを利用することが大切です。

公共交通機関は、夜間の利用を控える

サラエボやモスタルの公共交通機関は日中に利用する分には比較的安全ですが、夜間は利用を控える方が安心です。特に終電間際の時間帯は乗客が少なくなり、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。移動の際は、安全が確保されている他の交通手段を検討してください。

以上の点を心がけることで、夜間でもより安全に観光を楽しむことができます。現地で不安を感じた際は、無理をせず速やかに信頼できる場所へ避難するようにしましょう。

要注意エリアと避けるべき地域

ボスニア・ヘルツェゴビナには、治安上のリスクが高い地域が存在します。これらの場所を訪れる際には特に注意が必要です。それぞれのエリアについて詳しく見ていきましょう。

スルプスカ共和国の境界周辺地域

スルプスカ共和国の境界周辺地域は、内戦中に埋設された地雷が未だに残存している可能性があり、大変危険です。地雷原には通常「ドクロマーク」や「MINE」という警告標識が立っていますが、全ての地雷原が明確に表示されているわけではありません。そのため、無標識の危険区域に誤って足を踏み入れるリスクがあります。

さらに、この地域では未舗装の道や森林地帯に立ち入ることが特に危険とされています。観光目的で訪れる場合は、必ず現地ガイドの案内を受け、安全が確保されたルートを通るようにしてください。

また、旅行の際には外務省や地元の人々から提供される情報も活用し、最新の状況を確認することが大切です。

サラエボ東バス停周辺

サラエボ東バスステーション周辺は、不法移民が集まる場所として知られ、治安の悪化が指摘されています。このエリアでは強盗や窃盗といった犯罪が比較的多く発生しています。特に夜間は、人通りが少なくなり、犯罪リスクが高まるため注意が必要です。

この地域を訪れる場合、できるだけ昼間の時間帯を選びましょう。夜間に移動する際には信頼できるタクシー会社を利用し、路上で客引きを行う非公式のタクシーには近づかないようにしてください。

また、大きな荷物や高価なアクセサリーを目立たせないようにし、犯罪のターゲットにならないよう工夫しましょう。

ボスニア東部のヴィシェグラード

ヴィシェグラードは、ボスニア・ヘルツェゴビナの東部に位置し、民族間の緊張が依然として残るエリアです。この地域では、セルビア人居住区とボスニア人居住区の間で時折対立が発生することがあります。旅行者が政治的な話題に巻き込まれたり、緊張が高まる場面に遭遇する可能性もあるため、慎重な行動が求められます。

特に現地の歴史や政治についての話題は避け、地域住民との交流においてもニュートラルな態度を保つことが重要です。

また、この地域では小規模な抗議活動が突然発生することもあるため、周囲の状況に常に注意を払い、危険を感じたら速やかにその場を離れるようにしてください

これらの地域では、十分な注意を払うことが求められます。観光前に最新の治安情報を収集し、安全な旅行を心がけてください。また、予測不能な状況に備え、緊急連絡先や対応方法を確認しておくこともおすすめします。

観光客が被害にあいやすい犯罪

ボスニア・ヘルツェゴビナは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙った犯罪が発生することもあります。以下は、特に注意が必要な犯罪とその防止策です。

スリやひったくり

観光地や市場、人ごみの多い場所で頻繁に発生します。リュックサックを背負ったり、財布をポケットに入れたままにしていると狙われやすいので、貴重品は体の前で管理しましょう。また、混雑している場所では荷物から目を離さないことが重要です。

詐欺的な両替商

街角の非正規の両替商による詐欺が報告されています。市場相場よりかなり安いレートを提示し、偽札や高額な手数料を請求するケースがあります。両替は銀行や正規の両替所を利用し、街角で声をかけてくる人には近づかないようにしましょう。

置き引き

レストランやカフェで、テーブルに荷物を置いたまま席を離れると盗まれることがあります。トイレに行く際も貴重品は必ず持ち歩くようにしましょう。また、ホテルでも貴重品はセーフティボックスに保管し、部屋を出る際は必ずドアをロックしてください。

ボスニア・ヘルツェゴビナの地雷への注意

ボスニア・ヘルツェゴビナは、1990年代の内戦の影響により、多くの地雷が未だに除去されていない地域が存在します。このため、地雷原への立ち入りは絶対に避けてください。

地雷は観光地や都市部ではほとんど見られませんが、自然豊かな田舎や未開発の地域では、依然として危険が残っています。

地雷原の特徴と危険性

地雷原には「ドクロマーク」や「MINE」と書かれた警告標識が設置されていることが一般的です。ただし、標識がない場合や風化によって見えにくくなっている場合もあります。

そのため、見知らぬ土地ではむやみに立ち入らないことが最も重要です。特に森や野原、放棄された建物周辺などでは、地雷が残っている可能性が高いため、最大限の注意が必要です。

安全な行動を心がける

ハイキングやトレッキングを楽しむ場合は、必ず安全が確認された道を選び、現地の信頼できるガイドの案内を受けるようにしてください。

地元の人々は地雷のリスクについて深く理解しており、危険な地域を避けるための適切なルートを知っています。また、未舗装の道路や脇道、草むらに入ることは避け、観光客が多く利用するメインルートを選ぶことが重要です。

万が一の備え

地雷原に誤って足を踏み入れた場合、決して慌てて動かず、静止した状態を保つことが求められます。その場で助けを呼び、救助隊や地元の専門家が到着するまで待機することが推奨されます。軽率な行動がさらなる危険を招くため、冷静さを保つことが重要です。

ボスニア・ヘルツェゴビナを訪れる際には、地雷のリスクを十分に理解し、安全第一で行動してください。楽しい旅行にするためにも、準備を万全にして自然や文化を安心して満喫しましょう。

ボスニア・ヘルツェゴビナでトラブルに遭った際にどうする?

ボスニア・ヘルツェゴビナで万が一、犯罪の被害に遭った場合は焦らずに落ち着いて手続きを進めて行きましょう。

以下にて犯罪に巻き込まれた際に重要な連絡先などをご紹介いたします。

警察・救急車・消防署

連絡先電話番号
警察122
救急車124
消防車123

上記の電話番号は緊急時の対応を依頼する際の連絡先となりますので、貴重品の紛失・盗難などでポリスレポートなどが欲しい場合には最寄りの警察署にいきましょう。

在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館への相談

万が一、犯罪被害に遭い、さらなるサポートが必要な場合、在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館に連絡することができます。日本大使館では、犯罪に遭った際の手続きや支援を行っており、また、被害を受けた日本人に対する領事サービスも提供しています。

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、総領事館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館

・住所:Bistrik 9, Sarajevo
・電話番号:+38733277500

トラブル時の旅行保険の活用

旅行保険に加入している場合、被害に遭った際に保険会社に連絡することで、補償やサポートを受けることができます。特に盗難、病気、けがの場合は重要です。保険会社の緊急連絡先番号を事前に控え、英語での説明が難しい場合に備えて、日本語対応が可能かどうかも確認しておきましょう。

▶ 保険請求に必要な書類例
・被害届(警察発行の証明書)
・病院の診断書や領収書(医療補償の場合)
・紛失・盗難物のリストや購入証明書


その他の対応策

地元の友人やツアーガイドに相談
慣れない土地でのトラブルは孤立感を招きがちです。可能であれば地元に住む知人やツアーガイドに状況を相談し、現地でのサポートを受けるのもおすすめです。

クレジットカード会社への連絡
クレジットカードやデビットカードを盗まれた場合は、速やかにカード会社へ連絡して使用停止の手続きを行いましょう。盗難保険が付帯している場合、一定額の補償を受けられる場合もあります。

海外旅行ではスマホが重要!

海外旅行中、思わぬトラブルに遭遇する可能性は誰にでもあります。パスポートや荷物の紛失、体調不良、道に迷ったりと、さまざまなリスクがつきものです。

そんなときに頼りになるのが、手元にあるスマートフォンです。旅行中の安全対策としてスマホを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。

緊急時の連絡手段としてスマホを活用

スマホがあれば、緊急連絡先にすぐに電話やメッセージを送ることができます。事前に以下の情報をスマホに保存しておくと安心です。

・現地の緊急番号(例:香港は「852」、タイは「191」など)
・日本大使館や領事館の連絡先
・旅行保険会社の緊急連絡先

さらに、無料の通話アプリ(例:LINEやWhatsApp)を活用すれば、Wi-Fi環境やモバイル環境さえあれば通信費を抑えつつ迅速な対応が可能です。

GPSで迷子知らず

初めての土地では、迷子になるリスクがあります。スマホの地図アプリ(Google MapsやApple Mapsなど)を活用すれば、現在地の確認や目的地への最短ルートを瞬時に検索可能です。

オフラインマップを事前にダウンロードしておけば、通信環境が悪い場所でも安心です。

翻訳アプリで言葉の壁を克服

海外旅行中、言語が通じず困る場面は意外と多いものです。翻訳アプリ(Google翻訳やiTranslateなど)を使えば、簡単な会話や文章をその場で翻訳できます。

カメラ翻訳機能を使えば、メニューや看板の文字もすぐに理解できるため、トラブルを未然に防げます。

情報収集と共有がスムーズ

現地での観光情報や交通手段、緊急ニュースなど、必要な情報はスマホで簡単に検索できます。また、トラブルが発生した際、家族や友人に状況を共有してアドバイスをもらうことも可能です。

特に、現地の公式アプリやサービスを事前にインストールしておくと便利です。

配車アプリで移動もスムーズ

最近は海外旅行の際の安全な移動手段として、タクシーではなく配車アプリを利用する旅行者が増加しています。目的地にピンを立てて正確に立てられたり、価格もアプリで事前に分かるといメリットもありますが、一番はドライバーの身元が確かという点でしょう。

海外旅行の際には目的地で利用されている配車アプリをチェックしましょう。

モバイル決済で安全な支払いを

最近は観光客でも使えるモバイル決済サービスを取り入れる国も増えてきています。

現金を持ち歩くリスクを減らすため、スマホを使ったモバイル決済(Apple Pay、Google Pay、PayPalなど)を活用しましょう。特にスリや盗難が多い地域では、現金を最小限にしてスマホで支払うのが安全です。

・海外旅行が決まったら通信環境の準備を
スマホは単なる便利なガジェットではなく、海外旅行中の安全を守る強力なツールです。出発前には、現地のSIMカードやeSIMを用意して通信環境を整え、必要なアプリをインストールしておきましょう。スマホを上手に活用すれば、トラブルを最小限に抑えつつ、安心して旅行を楽しむことができます!