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海外でプリペイドSIMを使う際や、日本の格安キャリアを使う時に必要なAPN設定ってなに?

海外にSIMフリー携帯を持って行く場合によく聞く「APN」ですが、いったい何でどういった意味があるのでしょうか。

今回はそんなAPNについてご説明いたします。

APNって何?

APNは「Access Point Name」の略です。

簡単に言うとスマートフォンで「A社」のSIMを入れている時に「A社」のインターネットを利用するためには、スマートフォンに「A社」のインターネットに繋ぎにいってくださいね。という設定をしないとスマートフォンはどこに繋ぎに行けばいいのか分からず、インターネットが使えないので、接続先の設定を行う必要があるのですがそれが「APN設定」です。

SIMフリーiPhoneだとAPNはいらない?

例えば、SIMフリーのiPhoenにタイの大手キャリア(AIS/TRUE/Dtac)のSIMカードをいれる際には、APN設定は必要ありません。それは何故でしょうか?

それは大手キャリアと一部のMVNOのAPNの情報がiPhoneに最初から内蔵されているためです。

その場合、iPhoneではプロファイル設定やAPN設定なしでインターネットにつなぐ事が出来ます。iPhoneでなくても例えばタイで購入したAndroidスマホにも多くの場合、タイの大手キャリアのAPNの情報は最初から入っているので特にAPN設定不要で使える場合が多いです。

iPhoneの場合にはプロファイルのデータに注意!

SIMフリーiPhoneにタイのSIMを刺したけど、自動で繋がらないんだけど、、、という場合に注意して欲しいのが、格安キャリアを使っていた場合などに「プロファイル」の設定をしていてそれがスマホ内に残っていて上手くAPNが設定出来ない場合があります。

iPhoneのプロファイル削除方法

iPhoneのプロファイル削除方法に関しては以下の記事に書いておりますので、プロファイルの削除方法を知りたいという方は以下の記事を読んでみてください。

タイのAPN設定(Android端末)

タイのAPN設定方法に関しては以下の記事にて詳細を記載しているのでご確認ください。
キャリア毎に入力する情報が異なります。

eSIMならAPN設定不要

Androidにも一部eSIM対応の物がありますが、eSIM対応スマホを持っている人はeSIMを使うのがオススメです。

eSIMは設定時にQRコードを読み取るのですが、APNの設定は不要なのでAPN設定が不安という人はeSIMを使ってみるのがオススメです。

設定方法はかなり簡単なので、以前AndroidスマホでeSIMの設定をしてみた時の記事をチェックしてみてください。

タイで使えるeSIMの種類も増える

タイ国内キャリアもeSIMでSIMの契約が可能になっているのですが、タイのプリペイドeSIMを販売している業者も増えています。

現状、タイ旅行で使えるeSIMをご紹介しているので、これからタイ旅行に来るという人はチェックしてみてください!

空港でSIMを買う場合はスタッフに依頼しよう!

不安な方は、タイの場合空港でSIMを購入する際に、スマートフォンの言語設定を「英語」に設定して渡せばスタッフが設定してくれることが多いので設定をお願いするのが安心です。

逆にAmazonなどで購入する場合には、事前にAPNの設定が必要かや、到着後の設定に関しての口コミをチェックしておくのが良いでしょう。

格安キャリアに乗り換える際も注意!

格安キャリアに乗り換える際、最も重要なポイントの一つがAPN(アクセスポイント名)の設定です。APN設定は、スマートフォンがインターネットにアクセスするための必要不可欠な情報です。これを正しく設定しないと、データ通信ができなかったり、インターネット接続が不安定になったりすることがあります。さらに、インターネット接続が不安定だと、アプリの更新やウェブページの読み込みに時間がかかるなど、日常の使用にも支障をきたす可能性があるため、最初に確認すべき重要な設定となります。

格安キャリア提供のAPN情報

格安キャリアに乗り換える際、まず最初に確認しなければならないのは、キャリアが提供するAPN設定情報です。通常、格安キャリアは新しいSIMカードを提供する際に、自動的にAPN設定が行われるプロファイルを提供します。

しかし、すべてのケースで自動的に設定されるわけではありません。特に、他社からのSIMカード乗り換えや、SIMカードを手動で挿入した場合、APN設定が反映されないこともあります。

手動設定の必要性

自動的にAPN設定が行われない場合、手動でAPN情報を入力する必要があります。手動設定を行う際には、キャリアが提供する正確なAPN情報(APN名、ユーザー名、パスワード、MCC(Mobile Country Code)、MNC(Mobile Network Code)など)を入力する必要があります。これらの情報は、格安キャリアの公式ウェブサイトやサポートページに記載されています。APN設定が適切に行われると、インターネット接続が正常に行えるようになります。

APN設定ができていない場合の問題

もしAPN設定が正しくできていない場合、インターネット接続ができない、または非常に遅くなるといった問題が発生します。

これが続くと、メールやSNSの利用、インターネット検索など、日常的な通信に支障をきたす可能性があります。

また、データ通信の不具合はアプリのアップデートやストリーミングサービスの使用にも影響を与えるため、早急にAPN設定を確認し、修正する必要があります。

公式サポートを活用する

APN設定に関する情報は、格安キャリアの公式ウェブサイトやサポートページで確認できます。もし自分で設定がうまくいかない場合は、これらの公式情報を参考にして、再設定を試みることが重要です。また、キャリアのサポートセンターに問い合わせることもできます。サポートセンターでは、設定に関する詳しい手順やトラブルシューティングが提供されている場合が多いため、困った時に頼りにできます。

乗り換え後の確認作業

格安キャリアに乗り換えた後は、APN設定を必ず確認しましょう。

特に、SIMカードを新しく差し替えた場合や、通信が不安定に感じる場合は、すぐに設定を見直し、適切な修正を行いましょう。APN設定を見落とすと、格安キャリアのメリットを十分に活かすことができません。

快適な通信環境を確保するためにも、乗り換え後の初期設定は慎重に行うようにしましょう。

APN設定を手動で行う際は、設定内容に間違いがないか再確認することが大切です。特に、APN名、ユーザー名、パスワードなど、細かい設定項目は1文字でも誤ると通信できない場合があります。入力後には、必ず確認のために再チェックを行い、必要ならばキャリアのサポートに相談して確実な設定を行いましょう。