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アルジェリアの治安情報を徹底解説|旅行・滞在前に知っておきたい危険エリアと安全対策

アルジェリアは北アフリカ最大の国であり、古代ローマの遺跡、サハラ砂漠、地中海沿岸の美しい景観など、多くの観光資源を持つ魅力的な国です。

一方で、政治的な不安定さや一部地域でのテロ・誘拐リスク、都市部での犯罪など、治安に関しては慎重な対応が求められます。

この記事では、アルジェリアに渡航・滞在を検討している方向けに、最新の治安情勢、危険地域、旅行者が注意すべきポイント、安全対策を詳しく解説します。

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アルジェリアの治安の基本情報

アルジェリアは豊かな自然と歴史遺産を持つ魅力的な国ですが、治安面では依然として注意が必要な国とされています。

政府の治安対策により、過去と比べて安定度は増していますが、イスラム系過激派組織や武装勢力の活動、軽犯罪、誘拐リスクが根強く存在しており、特に都市部と地方で治安状況に大きな差があります。

現在の治安レベル(2025年時点)

地域別傾向状況概要
都市部(アルジェ、オラン、コンスタンティーヌなど)観光が可能なエリア。警備が比較的行き届いており、日中の観光は問題なし。ただし、スリ・置き引き・強盗といった軽犯罪が多発しているため注意が必要。
地方部・国境地域(特に南部)武装勢力やテロ組織の影響が残っており、外国人を狙った誘拐や襲撃のリスクが高い。特にサハラ砂漠地域や国境地帯では非常に危険。

詳細な情報は外務省の公式WEBサイトをチェックする事をおすすめします。

地域別の治安傾向

アルジェリアの治安は地域によっても傾向が異なるので、旅行に行く場所の情報をしっかりと確認しましょう。

比較的安全とされる地域

アルジェ(Algiers)
首都であり、政府機関や大使館などが集中しているため、警備が強化されています。昼間の観光では大きな危険は少ないものの、スリや置き引きが頻発するため、持ち物管理には十分注意を。夜間の外出や人気の少ないエリアの移動は避けましょう。

オラン(Oran)・コンスタンティーヌ(Constantine)
観光地として開発が進み、多くの旅行者が訪れています。ただし、夜間の一人歩きや女性の単独行動は推奨されません。人通りの多い通りを選び、できるだけ昼間に行動することが望ましいです。

非常に危険とされる地域

サハラ砂漠南部(タマンラセット、イリジなど)
この地域は外国人を標的にした誘拐やテロ攻撃が過去に発生しています。旅行者が単独で立ち入るのは極めて危険で、許可が必要な地域も多くあります。観光目的での訪問は避けてください。

リビア、マリ、ニジェールとの国境地帯
この国境エリアは現在のアルジェリア国内で最も危険な地域のひとつです。テロ組織が活動しており、誘拐や襲撃が多発。旅行者の立ち入りは禁止レベルで、軍や治安部隊でさえ行動に制限がかかることもあります。

旅行者が注意すべき治安リスク

アルジェリアを訪れる際には特に以下の項目に気を付けて行動するのがオススメです。

軽犯罪(スリ・置き引き・強盗)

アルジェリアの都市部では、外国人旅行者を狙ったスリや置き引き、路上でのひったくりが多発しています。

主な発生場所

・バスターミナルや鉄道駅
・市場(スーク)や繁華街
・カフェやホテルロビー
・空港(到着直後の観光客を狙う犯行も)

対策

バックパックを背負わず前抱きにするか、斜め掛けバッグを体の前に固定して持つ
・人混みではスマホや財布をポケットから出さず、使用も控える
・観光中は最小限の現金のみ携帯し、貴重品はホテルのセーフティボックスに保管
・カフェやレストランで席を立つ際は荷物を椅子やテーブルに固定する工夫を

詐欺・ぼったくり

よくある手口

・【タクシー詐欺】メーターを使わずに高額請求
・【偽ガイド】観光客に声をかけ、「チップ」を強要
・【商品販売詐欺】市場で高額な値段をふっかけられる
・【偽警官】パスポートの提示を求めた後、金銭を要求されるケースも報告あり

対策

・タクシーは信頼できる配車アプリ(YassirやHeetch)を利用し、できれば現地SIMを使って予約
・観光ガイドはホテル経由か公式な認定ガイドのみを利用
・市場では複数店舗の価格を比較し、値切ることが一般的
・「警官」を名乗る人物に呼び止められても、必ずIDを確認し、怪しければ周囲の人に助けを求める

テロ・誘拐

アルジェリアでは、特に南部や内陸部において、外国人をターゲットにした誘拐事件治安部隊を狙ったテロ行為が過去に発生しています。

実例

・2013年:イナメナス天然ガス施設襲撃事件で、外国人41人が死亡
・近年もサヘル地域の武装グループが国境を越えて活動しているとの報告あり

対策

治安が不安定な地域には絶対に近づかない
現地で撮影・発信するSNS投稿にも配慮し、位置情報をオンにしない
・渡航前には外務省「たびレジ」への登録を必ず行う
・現地に入ったら在アルジェリア日本大使館に滞在先・連絡先を通知

女性旅行者への注意点

イスラム文化が色濃く残るアルジェリアでは、女性の行動や服装に対する社会的な視線が厳しい場合があります。外国人女性は特に目立ちやすく、ストリートハラスメントの対象になりやすいため、以下の点に細心の注意が必要です。

服装のポイント

半袖やノースリーブ、ミニスカートはNG
スカーフやショールを常備し、必要に応じて頭を覆えるようにする
・ローカル女性の服装(長袖シャツ+長ズボン)を参考にするのが無難

行動上の注意

・一人でカフェやレストランに入ると注目されることもあるため、女性同士・男性同行者と行動する方が安心
・夜間の移動は極力控えるか、ホテルの送迎サービスを利用
・公共交通機関では女性専用エリアがない場合、人混みの少ない車両・座席を選ぶ
・不快な声かけに遭った場合は毅然とした態度で無視し、すぐにその場を離れる

安全に旅するための5つの対策

アルジェリアに渡航する場合には以下のポイントの対策をお勧めします。

たびレジ登録

たびレジは外務省が運営する無料サービスで、大使館から安全情報・緊急時の連絡・避難指示を受け取れます。日本からでも、現地到着後でも登録可能(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/)

複数人での行動・現地ガイドの活用

特に人里離れた観光地や遺跡訪問時は、一人旅は避け、実績のある現地旅行会社やホテル提携のガイドを活用しましょう。SNSで知り合った現地の人と会う場合も、必ず人目のある場所で日中に会う

高価な装飾品は持たない

高級時計、ジュエリー、ブランドバッグは泥棒や強盗の標的になるので付けない事をおすすめします。必要最低限のアクセサリーと、防犯性の高い旅用財布・ウエストポーチを使うのが安心

宿泊施設の選定は慎重に

セキュリティスタッフ常駐、監視カメラ設置、カードキー式のロックがあるホテルを選ぶ。Airbnb利用時はレビューを必ず確認し、現地の治安情報と照らし合わせてください。深夜にチェックインする際は、ホテルへ事前連絡&空港送迎の手配が安心

通信環境の確保(現地SIM/eSIM)

緊急時に備え、常に通信可能な状態を維持しましょう。現地の通信キャリア(Mobilis、Djezzyなど)のSIMを空港または市内で購入するか、eSIM対応スマホなら、日本出発前にTRAVeSIMやHolaflyなどのeSIMサービスで事前準備がオススメ!

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アルジェリア旅行にオススメのeSIM3選!アルジェリア出張や旅行で快適インターネット!
アルジェリア旅行を楽しむためには、現地でのインターネット環境の確保が重要です。特に、地図アプリでのルート確認、翻訳アプリ、SNSの投稿など、スマホは旅の強い味方。 安心・快適に旅行を楽しむなら、物理SIMの差し替えが不要なeSIMの利用が断然おすすめです! 今回は、アルジェリアを含むアフリカ地域で使いやすいeSIMプロバイダーおすすめ3選をご紹介します。日本から出発前に準備しておけば、現地に着いてすぐネットが使えてとても便利ですよ。

アルジェリア旅行で被害に遭ったら

旅行中、どんなに注意を払っていても、犯罪の被害に遭ってしまう可能性はゼロではありません。

万が一の事態に冷静に対応するために、事前に必要な情報を把握しておきましょう。以下では、被害に遭った際に役立つ連絡先や対応手順を詳しくご紹介します。

アルジェリアの緊急通報用連絡先(警察・救急・消防署)を抜粋して表にまとめました。

緊急種別電話番号備考
警察17犯罪・トラブル時。都市部では英語が一部通じるが、主にアラビア語・フランス語
憲兵隊1055都市郊外・地方での治安トラブル時。警察と異なる部隊で、交通検問も実施。
救急14事故や急病時に。基本的にフランス語・アラビア語対応。
消防14(救急と共通)火災・災害対応。都市部では対応が比較的早い。電話では状況を明確に伝える必要あり。
総合緊急112一部地域で利用可能。言語は地域により異なるが、フランス語が主流。

フランス語かアラビア語が基本のため、難しい場合にはホテルのスタッフの方などに助けてもらい説明するのがポイントです。

在アルジェリア日本国大使館

パスポートの盗難や、その他の被害に遭った場合には、日本国大使館が頼りになります。
在アラブ首長国連邦日本国大使館では以下のサポートが受けられます:

帰国のための渡航書の発給:盗難や紛失によりパスポートが手元にない場合、大使館にて「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。この渡航書は日本への一時帰国に限り有効です。申請には、現地警察の「盗難証明書」が必要になるので、必ず警察署で届け出を行いましょう。

現地情報や助言:必要に応じて、被害後の行動について適切なアドバイスを受けることができます。

以下は在アルジェリア日本国大使館の基本情報を表形式でまとめたものです。

項目内容
名称在アルジェリア日本国大使館
住所1 Chem. Al-Bakri, Ben Aknoun
電話番号(代表)+21321912004
開館時間月〜金 9:00~12:30/13:30~17:00
※現地の祝日・日本の祝日は休館
ホームページhttp://www.uae.emb-japan.go.jp/

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