タイのチョンブリ県に位置する「シラチャ」は、日本人街として広く知られており、駐在員が多く住むエリアです。この地域には、日本人の家族が安心して暮らせるよう、日本人学校や幼稚園が充実していますので、家族連れにも非常に優しい環境が整っています。タイに駐在する際には、シラチャはとてもおすすめのエリアです。
具体的には、シラチャには「泰日協会学校シラチャ校」という日本人学校があります。この学校は2009年に開校し、小学部には約330名、中学部には約65名の生徒が通っています。学校では、日本の教育カリキュラムに沿った授業が行われており、日本の教育スタイルを維持しながらも、現地での生活に適応できるようサポートしています。シラチャに駐在する日本人家族にとって、安心して子どもを教育する場として非常に信頼されています。
シラチャ日本人学校について
シラチャにある日本人学校、「泰日協会学校シラチャ校」は、タイ教育省によって日本の学習指導要領に準じた教育編成が承認された学校です。この学校では、日本の教育スタイルを維持しながらも、現地の教育環境に適応するための工夫がされています。
シラチャ日本人学校では、情報教育の環境が整っており、最新のテクノロジーを活用した授業が行われています。また、タイ語の授業はもちろんのこと、英語の授業にも力を入れており、語学教育においても充実したカリキュラムが提供されています。これにより、国際的な視野を広げるための基盤が築かれています。
また、年間に9回ほどの土曜日登校があります。これにより、平日の授業だけではなく、週末にも学びの機会を提供しており、一部の学年では土曜日に授業参観が行われることもあります。これは保護者が子どもの学習状況を直接確認する良い機会となっています。
また、タイの気候に合わせて、1年を通じて水泳の授業が組まれているのも、この学校の大きな特徴です。水泳の授業は、タイの熱帯気候に適応するための実践的な教育であり、身体の健康を維持するためにも役立っています。このような多角的なアプローチにより、シラチャ日本人学校は、国際的な環境での教育と共に、地域の特性を生かした教育を提供しています。
シラチャ日本人学校の入学金・授業料について
年度によって費用が若干変更される可能性がありますが、大まかな費用についてご説明します。
入学金は160,000バーツとなっており、これは新たに入学する際に必要な一度限りの費用です。
授業料については、1学期と2学期がそれぞれ約59,000バーツ、3学期が約29,000バーツとなっています。
この料金は、各学期の教育サービスに対する費用をカバーしており、学期ごとの分割払いが可能です、年間の授業料を均等に分けて支払うことができます。
さらに、校外学習などで宿泊を伴う場合や特別な活動がある場合には、追加の費用が発生することがありますが、通常の授業に関連する基本的な費用には含まれていません。なお、教材費については、基本的に教材費の集金は行われていないため、学校側で準備された教材を使用することができるため、追加の費用が発生する心配は少ないです。
これらの費用については、年度ごとに変更がある可能性がありますので、最新の情報を確認するためには、入学前に学校に直接問い合わせることをお勧めします。また、学校の公式ウェブサイトや案内資料にも、最新の費用情報が掲載されていることが多いので、こちらも参考にしてください。
シラチャ日本人学校の抑えておくポイント
シラチャ日本人学校は日本の教育カリキュラムに沿った授業が行われるため、教育面で非常に安心感がありますが、編入時期や登下校、特別支援学級に関してはいくつかの注意点があります。
登下校は単独ではNG！
シラチャ日本人学校では、日本の学校とは異なり、生徒が単独で登下校することは原則として認められていません。
生徒が登下校する際には、学校が指定した送迎バスを利用するのが基本です。学校指定のバス以外を使用する場合や徒歩での通学を希望する場合には、保護者の同伴が必須となります。安全面を考慮して、保護者のサポートが求められることが多いです。
また、学校が指定する送迎バスを利用する場合には、事前に利用申し込みを行い、別途利用料を支払う必要があります。送迎バスのサービスは便利ですが、事前に申し込みや料金について確認しておくことが重要です。
編入時期にご注意ください！
シラチャ日本人学校に編入する場合、基本的には各学期の開始時期に合わせての編入が推奨されています。
具体的には、新学期の始まりに合わせて、決められた入学・編入の申し込み期間までにシラチャに滞在している必要があります。また、中学部の3年生については、3学期からの編入ができないため、入学や編入のタイミングを事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
ただし、学校側の事情や特別な状況に応じて、編入時期が複数設けられる場合もあります。したがって、駐在が決まった際には、まずは学校に直接問い合わせて申込期間や編入の条件について詳細に確認することをお勧めします。
特別支援学級はありません！
シラチャ日本人学校には、小学部の通級指導教室は設置されていますが、特別支援学級は設けられていません。
特別支援が必要な場合には、別途のサポート体制や外部の支援機関を利用する必要があります。特別な支援が必要な場合は、事前に学校と相談し、必要なサポートや対応策について確認しておくことをお勧めします。
シラチャ日本人学校の魅力と日本との違い
シラチャ日本人学校は、日本の文部科学省が定めた学習指導要領に準じた教育課程で授業を行っています。
これにより、学習面に関しては日本の学校とほぼ同じ流れで進むため、親御さんにとっても安心できる環境が整っています。しかし、タイの学校であるため、日本の学校とはいくつか異なる点があります。
最大の違いは、タイ語の授業が必修科目であることです。
タイ語の学習は、タイでの生活において非常に重要であるため、必須となっています。この点は、日本の学校では経験できない特有の特徴です。
しかし、シラチャ日本人学校では、教職員は全員日本人であり、学校内で使用される言語や教科書、配布物も全て日本語です。そのため、タイ語がわからなくても問題なく通うことができ、安心して子どもを預けることができます。
きめ細やかな授業
シラチャ日本人学校の授業は、非常にきめ細やかであり、個々の生徒の理解度に応じた教育が行われています。例えば、英語の授業では、小学部の1年生から4年生までは学年ごとに同じ構成の授業が行われますが、5年生以降は習熟度に応じた学習に切り替わります。これにより、生徒間の理解度に差が出ることなく、個々のペースでしっかりと学びを進めることができるため、効果的な学習が実現します。
体験学習の充実
シラチャ日本人学校では、日本の学校で一般的に行われる体験学習のほかに、タイならではの特別な体験も行っています。例えば、稲作体験学習では、日本の農業文化に触れる貴重な機会を提供し、臨海学校では遠泳など、日本ではあまり経験できないアクティビティを通じて、子どもたちの視野を広げることができます。
専科教員による授業
音楽や理科、図画工作などの授業には専科教員が配置されており、専門性の高い指導が受けられるのも大きなメリットです。これにより、各教科の理解度が深まり、より高品質な教育を受けることができます。
これらの特徴により、シラチャ日本人学校は、現地の生活に適応しながらも、日本の教育水準を維持した質の高い教育を提供している学校です。
日本と比べても魅力的な学校となっています！
シラチャ日本人学校への入学・編入する流れ
シラチャ日本人学校への入学や編入手続きは、オンラインで行うことができます。手続きの流れは以下の通りです。
公式サイト「「入学・編入学お手続」にアクセス
まず、バンコク・シラチャ日本人学校の公式ウェブサイトにアクセスします。サイト内の「入学要項」セクションに進み、「入学・編入学お手続き」ページを探しましょう。
スケジュールと手続き内容の確認
「入学・編入学お手続き」ページでは、入学や編入に関するスケジュールや手続きの詳細、注意点などが記載されています。これらの情報をしっかりと確認し、必要な書類や手続きの流れを把握することが大切です。
オンライン申込み
ページの下部にある「入学・編入学申し込み」のリンクをクリックし、必要な情報を入力します。オンライン申込みフォームに必要事項を記入し、送信することで、申し込みが完了します。
事前面談は必要？
基本的に、シラチャ日本人学校への入学には事前の面談は必要ありません。
しかし、特定のケースでは事前面談が求められることがあります。
国際結婚家庭の場合
国際結婚の家庭の場合、お子さんが授業についていけるだけの日本語能力を持っているかどうかを確認するため、また家庭での教育方針やお子さんの今後についての確認を行うために、事前面談が必要になることがあります。これは、お子さんがスムーズに授業を受けられるようにするための措置です。
特別支援が必要な場合
入学を希望するお子さんが特別な支援を必要とする場合も、事前に面談を受ける必要があります。特別支援の内容やお子さんのニーズを詳しく理解し、適切なサポートを提供するために面談を行います。
面談が必要な場合は、学校からの案内や指示に従い、指定された手続きを進めることが重要です。入学や編入に関する詳細な情報や面談の必要性については、学校の公式サイトや入学担当者に問い合わせることで確認できます。
さいごに
シラチャ日本人学校は、日本に帰国した後もスムーズに授業についていけるよう、日本と同じ教育課程に基づいたカリキュラムが組まれています。これにより、日本の学校で学んでいるのと同じレベルの教育が受けられるため、帰国後も学習の遅れを心配することなく、安心して教育を受けることができます。
学校では、日本の学習指導要領に準じた授業が行われるため、タイでの滞在中でも、日本の教育水準を維持しながら、子供たちの学力をしっかりとサポートすることが可能です。日本と同じ教育課程で学ぶことで、日本の教育文化に親しみながらも、タイでの生活にしっかりと適応できる環境が提供されています。
このような環境が整っているシラチャであれば、子供の教育面でも安心して住むことができ、家族全体で快適なタイ生活を送ることができるでしょう。日本語対応のサービスや施設が多いことで、日常生活もスムーズに進むため、ストレスの少ない生活が送れます。
シラチャ赴任・生活に役立つ情報をご紹介！
シラチャに赴任する方に役立つシラチャ赴任やシラチャ生活に役立つ情報をご紹介いたします。
シラチャ赴任の際に知っておきたいシラチャ情報
シラチャ赴任の際に知っておきたい情報をまとめました。シラチャでの生活をスムーズに始めるために、以下の記事を参考にしてみてください。
≫ 日本人が多い街シラチャってどんな場所？シラチャ赴任前に知りたいシラチャの生活環境を徹底解説！
シラチャに日本人は住みやすい？
シラチャは、日本人にとって非常に住みやすい場所です。バンコクから車で約2時間の距離にあり、日本人コミュニティも多く、日本人向けのサービスや店舗が充実しています。日本食レストランやスーパーも豊富で、生活の便利さが高く、快適な生活を送ることができます。
≫ タイ東部の街シラチャをご紹介！日本人も多く、移住先としてもオススメできる？
シラチャには日本語幼稚園・日本人学校もある！
シラチャには、日本語で教育を受けられる幼稚園あり、日本人学校もあります。
日本語環境で学べるので、言語の面でも安心して子どもを通わせることができます。
≫ シラチャでの子供の教育について、日本語幼稚園が充実！子供を連れてのシラチャ赴任も安心！
≫ シラチャの日本人学校を徹底解説！日本の教育カリキュラムに沿って勉強できる！
シラチャからバンコクはバスで行ける！
シラチャからバンコクへの移動は、バスでのアクセスが非常に便利です。バスを利用することで、快適でリーズナブルにバンコクへ行くことができます。
シラチャからバンコクへの移動にまだ挑戦したことがない方は、ぜひ一度バスを利用してみてください。旅の途中での景色やローカルな雰囲気を楽しみながら、バンコクの魅力を感じることができるでしょう。
≫ バスでシラチャからバスを使ってバンコクに行く方法をご紹介！結構簡単に行けるので試してみよう！
シラチャにもある日系携帯ショップ
海外生活で最も心配なのがスマホなどの通信手段の契約やサポートでしょう。
シラチャにも日系携帯ショップがあります。日本語でのサポートが受けられ、携帯電話の契約や相談がスムーズに行えます。
≫ シラチャの携帯ショップのベリーモバイルシラチャ店について徹底解説！シラチャ赴任に欠かせない！
