タイの社会保険制度
タイも日本と同様に社会保険制度があります。以下にて詳細をご紹介していければと思います。
タイの社会保険の保険料は月給の5%を会社と個人の両方が出し合い、10%を毎月支払う形となります。尚、給料の上限は15,000バーツに設定されているため、日本人であれば個人の拠出分は750バーツになります。
給与明細にはSSOという項目で記載があり750バーツが引かれていると思うのですでに働いている人は確認してみてください。
社会保険カード(SSOカード)
下の写真が社会保険のSSOカードです。
それぞれ書いてある項目について簡単にご紹介します。
① 社会保険番号
② 労働許可証番号
③ 加入者氏名
④ 発行日
⑤ 有効期限
WEBやアプリに登録する際にこの社会保険番号を使うので、無くさないように気を付けましょう。
社会保険何につかえる?
■ 健康保険
・医療費免除:指定の病院での治療が無料
・出産手当:被保険者が出産の際に一時金として13,000バーツをもらえる
・産休手当:被保険者が産休の際に平均給与の50%を90日分支給
・死亡見舞金:被保険者が死亡した際に平均給与の6カ月分
・葬儀代金:被保険者が死亡した際に葬儀代として40,000バーツ
・子供手当:被保険者の子供が6歳になるまで600バーツ/月を支給
■雇用保険
・失業手当:会社都合の場合に平均給与の50%を180日分
貰った事は無いですが、給与の基準の上限が15,000バーツなのでいずれもそこまで大きな金額にはならないかと思います。
ただ、無いよりは合った方が良いので何につかえるかは頭に入れておいて損は無いと思います。
実際に使える?
もちろん加入しているのであれば使用は可能だと思いますが、日本語対応の病院は対応していないのであまり使う日本人の方は多くないのではないでしょうか。
対象の病院でもどの程度は保険の対象内なのかが分からないので今後も使う事は無いかなという印象です。
さいごに
タイの社会保険制度は先述した通り、健康保険が使える病院が限られているなどの制約があるので、日本人が使う事はあまりなく、基本的には別の健康保険に加入している人が多いと思います。
仕事を探す際は福利厚生で保険を付けてくれるところを選ぶと、自分で加入する必要がありません。
金額はピンキリで妻に付けている健康保険は年間で12,000バーツ程度です。